ニュース番組からテレビ取材を受け、自社の商品やサービスを取り上げてもらうには

こんにちは。私は元放送作家で、TBS「関口宏のサンデーモーニング」や「ブロードキャスター~お父さんのためのワイドショー講座~」、テレビ東京の報道局で夕方と早朝のニュース番組を3年間担当しておりました。そこで、まずテレビ番組はどのように作られているのかをお話ししましょう。

前回は情報番組でしたので今回は、ニュース番組についてです。

テレビ取材編:ニュース番組に自社の商品やサービスを取り上げてもらうには

ニュース番組は報道局が制作

ニュース番組は報道局が制作しています。報道局には、一般的には、政治部、経済部、社会部、国際部(外信部)、スポーツ部などがあり、それぞれの部所属の記者がニュースを持ち寄ります。また、民放キー局では局員のほか制作会社の社員がスタッフとして関わっているのが普通です。

ニュース番組の制作体制は、番組の総責任者であるプロデューサー、その日のニュース項目の順番や長さを決める編集長、記者から上がってくるニュースを選別したり原稿をチェックするデスク、実際に取材したりコーナーを担当する記者やディレクターがいます。

また、ニュース番組もスタジオから放送するので、情報番組と同じように副調整室(通称サブ)から指示を出すプログラムディレクター(略称PD)やフロアディレクター(略称FD)もいます。ちなみに、情報番組と違って、ニュース番組では、リサーチ会社を利用しないのが普通です。番組の大まかな流れは、前日に各部のデスクが集まって、翌日の取材項目(カメラを出して取材)を決めます。

例えば、政治部からは「国会で衆議院の予算委員会がある」、経済部からは「日銀の総裁会見がある」「○○の新製品の記者発表会がある」、社会部では主に当日発生の事件や事故の取材が多いのですが、「東電の社長会見がある」「○○の最高裁判決がある」などの予定項目を出し合って何を取材するかを決めるのです。

記者やディレクターは前日に決まったニュース項目をテレビ取材する

放送当日は、記者やディレクターは前日に決まったニュース項目を取材します。もちろん、前日決めたニュース項目はない事件や事故(発生モノ)が起きればカメラを出して取材します。局内では、放送数時間前に当日担当の編集長が中心となって各部デスクが集まってニュースの順番やそのボリューム(放送時間=尺)が盛り込まれた進行表(第1稿または予定稿)を作成します。

進行表は、それぞれ取材から戻った記者からの報告を受けて、第2稿、第3稿…と随時改訂されて、放送直前に最終稿(決定稿)が決まります。取材を終えた記者やディレクターはニュース原稿を書き、それを各部のデスクがチェック、記者やディレクターはチェック済みの原稿をもとにVTRを編集して、ナレーションやテロップを入れてVTRを完成させます。

※テロップは、生放送中にリアルタイムでも出します。

テレビ取材の可能性が高いのは新製品の記者発表会やイベントなどだが、、

このように制作されているニュース番組に自社の商品やサービスが取り上げられる可能性が最も高いのは、新製品の記者発表会やイベントなどで、その日の出来事、デイリーのニュース項目のひとつとして取り上げられます。記者発表会を開催しなくても話題性のある商品であれば、テレビ東京「WBS」~トレンドたまご~など新商品や新技術を紹介するコーナーで取り上げられます。

また、あるテーマにそって複数の情報で構成される「特集コーナー」でも自社の商品やサービスや施設が紹介される可能性があります。特集コーナーは、記者や局員ディレクターが担当しますが、多くは制作会社が作って完パケ(完全パッケージVTR)で納品しているのが普通です。この場合は、局員であるデスクまたはプロデューサーが窓口となってその特集を担当し、適宜、構成や内容、VTRチェックをして品質管理を行なっています。

ニュース番組でも「視聴率」は重要な要素

ニュース番組といっても、夕方と夜、放送時間帯で取り上げられる情報は違ってきます。その違いは、情報番組と同様に、番組のメイン視聴者層が異なっているからです。夕方のニュース番組は、在宅主婦が興味を持つような話題、夜のニュース番組ではビジネスマンや経営者が関心を持つような特集が放送されます。

なぜならば、ニュース番組でも「視聴率」が重要な要素、判断基準となっているために、視聴者の興味や関心が高いであろう情報や話題が取り上げられる可能性が高いのです。

テレビ取材を受けるため、ニュース番組への情報の提供方法

ニュース番組への情報の提供方法ですが、基本的には情報番組と同じですが、FAXの場合、報道局にとってはFAXは重要な情報入手手段です。通信社や支局やネットワーク局からのFAX待ちをしている時に、一般のニュースリリースが送信されてきたら大迷惑ですので、送信する時間帯を配慮しましょう。

しかも、多くの企業からニュースリリースが送られてきますので、そのままゴミ箱へ・・・となる場合も考えられます。弊社のテレビPRサービスは、担当者宛へのFAXまたはメールのほか、プロデューサーやデスクに直接、手渡して提案(情報提供)しています。

なぜならば、情報番組での決定は合議制ですが、ニュース番組では、プロデューサーまたは編集長またはデスクに決定権があるのが一般的だからです。最後にニュース番組の宿命として、実際に取材を受けても放送当日に大きなニュースが発生した場合には、放送予定が大幅に変更となるのは皆さんご存じの通りです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です