【テレビPR】番組改編期はPRのチャンス!?

こんにちは。今年もあっという間に４月となりました。
新年度に入り、新たな目標を立てている方も多いのではないでしょうか？

「今年度こそテレビ取材をたくさん獲得したい！」
そんな声も聞こえてきそうですが、テレビ業界では4月は一年で最も大きな「番組改編期」にあたります。

番組改編期についてはこれまでにも何度か説明していますが、これまで放送していた番組が最終回を迎えたり、新番組がスタートする切り替わりの時期のことで、テレビ局にとって大きな変化のタイミングになります。

実はこの番組改編期はテレビ取材を獲得するチャンスと言っても過言ではありません。

そこで今回は、なぜ番組改編期がPRのチャンスなのか、取材を獲得するために何をしたらいいのか、についてお話ししたいと思います。

番組改編期について

まずはじめに番組改編期についてもう少し詳しく説明したいと思います。

前段にも書いてある通り、番組改編期とは簡単にいうと番組が終わったり、新番組が始まる切り替えの時期ということになります。

テレビの場合、4月と10月がその番組改編期にあたり、なかでも4月の改編期は最も番組の入れ替えが多く、いかに視聴率が高い番組を編成できるかに社運がかかっており、どのテレビ局も相当力を入れて番組編成に取り組んでいます。

また改編期は新番組が始まるだけでなく、コーナーの見直しや視聴ターゲットの変更など番組を大幅リニューアルするタイミングでもあります。

なぜ番組改編期がPRのチャンスなのか？

① 新しい番組・コーナーが始まる ＝ 新しいネタが必要

これは説明するまでもありませんが、一から新しく番組やコーナーを立ち上げるということは新しいネタが必要になるということです。

普段皆さんもリリース配信やアプローチする機会が多いであろう朝や昼の情報番組を例にすると、基本的に月曜から金曜の週5回放送があり、放送時間が2時間程度の番組であれば、ニュース枠の他に2～3つくらい企画系のコーナーがあるのが一般的です。

曜日によってコーナーの内容を変えている番組も多いため、新しい番組が一つ始まるだけで10個程度の新しいコーナーが生まれることになります。
もちろんその全てがPRに繋げられる内容というわけではありませんが、新しい番組やコーナーが始まるということは、それだけ新しい可能性が広がるということには違いありません。

ちなみにこれは新番組に限った話ではありません。4月の改編期は既存の番組もコーナーの見直し・リニューアルを行うタイミングでもあります。

一度番組に提案して残念ながら不採用になってしまったネタでも、コーナーの内容が変われば今度は採用になるという可能性も十分にありえるのです。

② スタッフはバタバタでネタをゆっくり探す時間がない

また新しく番組やコーナーを立ち上げる際には、余裕を持って2週間分くらいの企画内容を固めておく必要があり、早めに枠を埋めて安心したいというのがスタッフの心情です。

しかし新番組のスタッフはギリギリまで他の番組を担当しているケースが多く、ゆっくり新番組の準備をする時間がありません。情報番組や報道番組の場合、Aという番組が終了してBという新番組が始まるとすると、Bの新番組のスタッフの多くはAの番組のスタッフであるケースがほとんどです。

Aの番組が最終回を迎えてからBの番組が始まるまで数週間の余裕があればいいですが、多くの場合、Aの番組が金曜に最終回を迎え、3日後の月曜にはもうBの新番組が始まってしまうのです。

そのためBの新番組が始まる1か月くらい前からスタッフはAの番組をこなしつつBの番組の準備をするというバタバタな状況になります。
これではゆっくり新番組向けのネタを探す暇もありません。

このような、ネタがたくさん必要だけどネタを探す時間がない改編のタイミングは、通常に比べてネタの採用のハードルが多少低くなる可能性もあります。

まとめ

今回はテレビの番組改編期のPR活動についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか？

多くの番組で変化があるこのタイミングにPRを成功させるためには、新番組の情報をいち早くキャッチすることが重要です。

これまで付き合いのある番組スタッフの中に新番組を担当する人はいないか、いた場合は今どんなネタを探しているのか聞くことができれば成功への近道になると思います。

また新番組はスタートしてから内容が定着するまで1か月程度はかかり、それまではコーナーの方向性が大きく変わったり、内容がガラッと変わってしまうことも珍しくありません。
しばらくは番組を定期的にチェックしておいた方が良いかもしれません。