“CRYSTAL JAPAN”に学ぶファンづくりの仕掛け方

こんにちは。
今開催されているバンクーバーオリンピックも早いもので
残すところあと一週間をきりました。
連日バンクーバーオリンピックの報道が続いていますが、
私は中でもカーリングの女子日本代表に注目しています。
イギリス代表を破った試合を見て、胸が熱くなった方も多いのではないでしょうか。
その試合をテレビで見ていた私は、カーリング女子日本代表には
“CRYSTAL JAPAN”という愛称があることを知りました。
由来は、「選手一人ひとりの努力がリンクの上で雪の結晶のように
輝いてほしい」という意味がこめられているそうです。
愛称といえば、“CRYSTAL JAPAN”の他にも、
日本代表には愛称が存在します。
以下に代表例をいくつか紹介します。
・SAMURAI BLUE(男子サッカー)
・なでしこJAPAN(女子サッカー)
・侍JAPAN(野球)
・マーメイドJAPAN(シンクロナイズドスイミング)
・フェアリーJAPAN(新体操)
・龍神NIPPON(男子バレー)
・火の鳥NIPPON(女子バレー)
・さくらJAPAN(女子ホッケー)
皆さんはどれほど知っていましたか。
名前を聞いただけでは、競技名までピンとこないものも
中にはあるのではないでしょうか。
愛称をつけても競技名とイメージが一致しなければ、
PRの観点からはあまり意味がありません。
それでは、“CRYSTAL JAPAN”を例にして、
愛称を用いた効果的なPR方法とは何かについて考えてみましょう。


そもそも“CRYSTAL JAPAN”の愛称が
広まることによるメリットは、
より多くの人が親しみを覚え、カーリングに興味を持つことです。
競技人口が増えることによる競技レベルの底上げのみならず、
愛称やシンボルマークの入ったグッズの収益アップが見込めます。
(ちなみに収益は、パラリンピック車いすカーリング代表に寄付する計画だそうです)
“CRYSTAL JAPAN”の愛称が発表されたのは
オリンピックからおよそ2ヶ月前の昨年12月10日。
北海道・北見市常呂町カーリングホールで合宿を公開した際に発表されました。
以降、様々なメディアで取り上げられ、急速に認知度が高まっています。
オリンピックの報道が増える開催直前の発表により、
繰り返し報道されることで
認知度が飛躍的にあがっているのです。
オリンピックという4年に1度の世界的なイベントが注目されること
は誰でも想像がつきます。
関連した報道はストレートニュースとしてのみだけでなく、
特集としても紹介されます。
選手の一生懸命な姿は、言葉として映像として、繰り返し取り上げられる
ことで視聴者の頭の中に刷り込まれていきます。
一生懸命な“CRYSTAL JAPAN”
というイメージが形成されます。
今回の発表は、タイミングが絶妙であったと思います。
ただ、ビジネスの観点から欲を言えば
事前にSEO対策やサイトを絡めたPR戦略を練っておくことができれば
今以上にブームを作れたかもしれません。
皆さまの会社のサービスや商品にキーワードを策定する際、
策定するだけでなく、事前に発表するタイミングを見極めておきましょう。
今後も“CRYSTAL JAPAN”の活躍に注目ですね。
オリンピック後も個人的に注目していきたいです。

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