ニュース性は作って発信できる!”アンケート調査”でメディア露出を目指すには?

こんにちは。8月も半ばに入ろうとしておりますが今夏は各地で猛暑日が続き、埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高となる41.1度を記録したことも記憶に新しいです。

さて、弊社でもよく行うPR手法の一つに、「アンケート調査」があります。しかし、ただやみくもにアンケートを集計しても、もちろんメディアに取り上げられることはありません。少し古いデータになりますが、広報会議編集部が2015年11月~12月に111社の広報部門を対象に実施した調査によると、39.6%の企業が調査リリースを実施しているというデータもあります。広報に力を入れている企業さんはすでに行っていることもあるかもしれません。

アンケート調査でメディア露出を目指すには?

■なぜアンケートリリースが人気なのか

・個人的見解でなく多数の方からとっているので中立性が高く、信ぴょう性がある
・社会動向や人々の関心事と関連が強い
・驚きや共感など感情を揺さぶられるデータがとれる

上記のような理由から非常にメディア受けがよくweb媒体のみならず、テレビや雑誌などいろいろなシーンで使われることがあります。

しかし要点をきちんと押さえなければ、とか「記事化はしたけどサービスとの関連性がなかった」や「あまり面白みのない結果になってしまった」などとなることもなりかねません。そこで、具体的にどのように調査用アンケートを作成すればいいのかをご紹介したいと思います。

▼露出からイメージして組み立てる

最初にどのようなイメージで露出を狙うかという事を考えます。この作業に時間をかけることでアンケートに軸ができますので、その後が大きく変わってきます。
メディアへの露出をしたいだけなら、「一緒に海に行きたい芸能人」や「一緒に花火を観たい芸能人」など「季節×芸能人ネタ」を押し出せば数媒体は掲載してくれるでしょう。ただ、そのリリースは会社の資産とは言い難いですね。

メディアに露出したからOKではなく、アンケートは少なからず費用のかかる手法なので、効果は最大限広報活動に生かせなければなりません。まずは事業に関わりのあるテーマを考え、それを「流行」と掛け合わせるのか、「季節」や「イベント」と合わせるのかなど試行錯誤してよりよいアンケートが出来上がるのです。もちろん宣伝感の強すぎる内容はメディアに好まれないので要注意です。

▼調査対象者の選定方法

アンケートは、対象は誰に取るのか、が非常に重要です。大きく分けて2つパターンがあり、①ストレートに対象に取るパターン、②あえて対象とは異なった層に取るパターンです。

例えば、「JK、JC流行語」が発表され注目を集めている「女子高生」についてのアンケートを取ろうとした場合で①と②に分けて考えてみたいと思います。

①対象:女子高生のみ
タイトル:【○○はもう古い!イマドキ女子高生のリアルを調査】

②対象:男子高校生のみ
タイトル:【実は○○は悪印象⁉男子高生が選ぶJKの気になるしぐさ3選】
このように同じテーマでも対象の性別を変えるだけで露出のイメージはガラッと変わってきます。これ以外にも年齢層をあえて少し上で取るなど様々なパターンでのアプローチができます。

▼似ている内容の露出確認

過去の露出確認(媒体分析)はとても大切です。例えば、上述の「女子高生」というテーマについて似たような内容の露出が数多く掲載されていたら、切り口や調査対象をちょっとだけ変えてみたりするとまた違った形での話題性が作れるかもしれません。

綿密な企画を立て、いざアンケートをとっても思った通りにならないことも多々あるかと思います。業界の常識は一般常識と少し異なっているものです。しかし、調査結果が期待したものと異なっていても、慌てる必要はありません。調査して出てきた情報から何を読み取るかで、リリースの価値は決まってきます。「共感できるか」「意外性があるか」「時事ネタと絡められるか」「新しいトレンド」などいろいろな角度からアプローチすることで情報の価値を一気に高め、たくさんのメディア露出を実現することができるのです。

弊社では、各社員が案件ごとにアンケート調査を実施しておりますし、PRパーソンとしてトレンドや時事ネタに詳しいスタッフばかりです。アンケートは定期的に取っているがなかなか狙い通りの露出が望めていない方や、アンケート調査で流行の可視化し世間に発信したいという方は、ぜひご一報ください。