みなさん、「コンテンツマーケティング」という言葉をご存知でしょうか?
昨今、FacebookやTwitterなどのSNSの登場により、企業や製品に関する情報が
人から人へと伝わっていく力がより強くなりました。
一方、生活者は、知りたいことがあると検索して探します。
私も以前、広告代理店にいたので分かるのですが、
これまでは広告やPR、セールスプロモーションだけをやっていればよかったけれど、
それだけでは足りなくて新しいやり方を探さなければならなくなっています。
企業の側に立ってみると、SNSを活用したり、
自社サイトと連携させたりすることで情報発信は以前よりずっとしやすくなり、
新たなチャンスが生まれています。
そのような新しいコミュニケーション環境のもと、注目されてきているのが
「コンテンツマーケティング」です。
ひとことで言うと、「相手にとって価値があるコンテンツを発信し、
自社のビジネス目的につなげる活動全般のこと」といったところでしょうか。
かつて企業のコミュニケーションは、商品やサービスの利点など
企業サイドが一方向的に発信し、広く知ってもらう方法が中心でした。
今もそうしたやり方が必要な場合はありますが、
それだけではなかなか振り向いてもらいにくくなっています。
今の世の中、みなさんも含めおびただしい量の情報に触れていると思います。
その中で情報を届けたい相手と接触するためには、その人をよく知って、
欲しいと思われるものを適切なチャネルで提供する必要があります。
このような考え方でのコミュニケーションを模索する企業が増えてきていると感じています。
このことは私たちPRに従事している者にも大切なことなのでは、
と思っているのですが“何を”伝えるかだけでなく、
“誰に”“どのチャネル(メディア)で”“どのタイミングで”伝えるか、
ということも踏まえて、
”編集者的視点”が、今後は不可欠になっていくのではないでしょうか。
PRパーソンが”編集者視点”をもつことは、
実際の”編集者(メディア)”が考えていることと合致するはずなので、
このことがみなさんの携わられているクライアントさまのさらなる露出、
掲載獲得などの一助になれば嬉しいです。