10月はテレビだけでなく、ラジオも改編期で媒体側もバタバタしている印象を受けます。
そんな時期だからこそ広報パーソンとしては、より番組に親和性が高くマッチするような情報提供ができないと、大量の情報に埋もれてしまう可能性が高いです。
番組の特徴をよくとらえ、アプローチし継続的に成果を出していきましょう。
そこで今回は、PRパーソンが押さえておきたいラジオ10月改編と業界情報を書いていきたいと思います。
広報パーソンが押さえておきたい新ラジオ番組
まず、広報パーソンが押さえておきたい新ラジオ番組は、10月から始まった下記のふたつではないでしょうか。
■J-WAVE
<番組名>
BLUE IN GREEN
<番組概要>
アクティブで好奇心に溢れた土曜日の午後にフィットする音楽やアート、カルチャーを通じて、“今の自分も、未来の地球も”心地よく過ごす為の 「GOOD LIFE」を提案。
<想定提案>
・海や水にまつわるサステナビリティな活動をされている企業
・伝統を継承する日本のモノづくり
参考)
J-WAVE 2021年秋の改編。テーマは「MUSIC&CONTRIBUTION」
https://www.j-wave.co.jp/topics/2110_program.htm
■TFM
<番組名>
『いいこと、聴いた』
https://www.tfm.co.jp/iikotokiita/
<番組概要>
作詞家・プロデューサーとして言わずと知れた秋元康さんが、JFN全国37局の放送局から寄せられた人・モノ・コトの情報から、「まだ見ぬ宝」を見つけプロデュース。ローカルに愛されたものが、この番組発で全国的にヒットすることを目的として、プロデュースの手腕をいかんなく奮う番組。
ラジオは激動の時代へ
先日、ラジオ業界であるひとつの大きな変化がありました。ラジオはテレビと異なり、偶数月第3週に固定して年6回各1週間ずつ東京駅を中心とする35km圏内の居住者を対象に調査しています。
そんなビデオリサーチから発表された「6月度首都圏ラジオ個人聴取率調査」において、2001年8月から続いた119期・19年10カ月にわたる連続首位記録を持つTBSラジオが単独首位をJ-WAVEに明け渡し、遂に連続首位記録が途切れることになりました。
<内訳>
・J-WAVE0・8%(0・1ポイントアップ)
・TBSラジオ0・7%(前回比±0)
・ニッポン放送0・6%(同0・1ポイントダウン)
・TOKYO FM0・6%(同0・1ポイントダウン)
・文化放送は0・4%
軽視できないラジオの影響力
メディアアプローチ先として、テレビやWebメディアを重視する企業は多いですが、ラジオを検討される企業は多くないように思います。しかし、テレビやWebメディアでアプローチできない方に情報を届けることができ、かつ商品やサービスの売上にも影響を与えることのできるメディアとして、近年見直されています。
私は専門家が出版した書籍のPRに携わる機会が多く、専門家のラジオ出演を多数ブッキングしました。そして、「出演前」「出演後」「番組ブログ公開後」で、Amazonの書籍ランキングの変化を確認したところ、どの専門家の書籍もランキングが上がっており、ラジオ出演後、確実に書籍の売上が伸びることがわかりました。
例えば、最近、某人気FM局の朝のラジオ番組に専門家を出演させることができました。
その際のAmazonランキングの変化が以下です。
・出演前→658位
・出演後→601位
・番組ブログが上がった後→421位
このように着実に順位を伸ばすことができました。
まとめ
今回は、改編後のおさえておきたい新番組を2つ紹介しましたが、企業の商品やサービス、人物を紹介できるラジオ番組は他にも多数あります。
どのメディアもそうですが、出演や放送してもらうためには、媒体の方向性にあった情報を提供することが何より重要です。是非、気になるラジオ番組がある場合は、実際に聞いてみることをオススメします!
【ニックネーム】埋立地
【これまで担当した業界】士業、経営コンサル、お酒、金融、フィットネス、婚活、AIなど
【趣味】アメフト観戦(今年のSBもパブリリックビューイングで観戦)、ラジオを聴く、コーヒー
【プチ自慢】週末は母校で野球部のコーチしています