ユニクロは、アーティストやアニメ、映画などとのコラボ商品や、UT、エアリズム、ヒートテックといった多くのヒット商品を生み出してきました。これらの商品は、機能性と手頃な価格で私たちの日常生活に欠かせない存在となっています。
今回は、企業広報術シリーズ第2弾として、ユニクロが展開するSNSやYouTube、ニュースリリースなどを通じた広報戦略を分析します。
1. SNS活用の巧みさ
ユニクロはX(旧Twitter)、Instagram、Facebook、LINEなど、さまざまなSNSプラットフォームを巧みに使い分けています。特にInstagramでは、シーズンごとのコレクションや新商品の情報を美しい写真や動画で発信。
顧客がユニクロの商品を使ったコーディネートを投稿すると、それを公式アカウントでシェアすることで親近感を醸成しています。また、X(旧Twitter)ではキャンペーン情報を迅速に発信し、LINEではパーソナライズされたクーポンやイベント情報を提供。これらの戦略は、顧客とのつながりを強化し、ブランドへの信頼感を高めています。
2. YouTubeでのブランドメッセージの発信
ユニクロのYouTubeチャンネルは、ブランドメッセージを伝える重要なプラットフォームです。
CMやプロモーションビデオだけでなく、商品の使い方やスタイリングの提案、ブランドアンバサダーやデザイナーとのインタビュー、製品の制作過程に関するドキュメンタリーなど、多岐にわたるコンテンツを提供。
特にユニクロUや+Jコレクションでは、デザイナーの背景ストーリーを紹介し、視聴者に特別感を与えています。
3. ニュースリリースでの戦略的な情報発信
ユニクロはニュースリリースを活用して、メディアとの関係を強化しながら広範囲に情報を発信しています。
新商品の発表やキャンペーン告知、サステナビリティへの取り組み、技術革新に関する情報など、幅広いトピックを取り上げ、具体的なデータやビジュアルを用いてジャーナリストの注目を集めています。
特に、ヒートテックやエアリズムといった技術革新をアピールするリリースは、テクノロジーとファッションの融合を効果的に伝えています。
4. 体験型イベントとコラボレーション戦略
ユニクロは店舗での体験型イベントやポップアップストア、限定店舗を積極的に活用し、話題性を高めています。
また、アーティストやデザイナー、他ブランドとのコラボレーションを通じて、新規顧客の開拓と既存顧客の維持に努めています。
さらに、サステナビリティに関する取り組みを発信し、リサイクル活動や環境保護キャンペーンを通じて、企業としての社会的責任を果たしながらブランドの好感度を高めています。
まとめ
ユニクロの広報術を分析する中で、特に注目すべきは、SNSプラットフォームごとに異なる戦略を展開し、それぞれの特徴を最大限に活用している点です。
ユニクロの広報活動は、ただの商品宣伝にとどまらず、顧客との深いつながりを築く手法を取っています。
この記事が、皆さんの広報戦略の参考になれば幸いです。
【ニックネーム】青いライオン
【これまで担当した業界】出版、士業
【趣味】サッカー観戦(代表戦、プレミアリーグ)、サウナ、お笑い
【プチ自慢】わんこそば102杯食べたことあります
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