飲食店のブランディングとPRについて

こんにちは、コミュニケーションデザインの鈴木です。
先週は夏が戻ってきたような暑さでしたが、やっと秋らしい気温になりましたね。
今日は台風が近づいていますので、皆さんお気を付けください!
今回は飲食店のブランディングとPRについてお話ししたいと思います。
少し前から続いているパンケーキブーム。
人気店では、今も行列が絶えない様子です。
このブームがいつまで続くのか、この先定着するのか、気になるところですね。
ブームの火付け役ともいわれる“世界一の朝食”で有名な「bills」。
日本でオープンする際、朝食をテーマにするうえで開店時間を
午前8時に設定したそうですが、本当に朝早くからお客さんが
来てくれるのか?と不安の声もあったそうです。
しかし、今やオープン前から行列ができるほどの大人気。
一号店では現在朝の7時から営業しているようです。


さて、この人気の裏には「朝活ブーム」も一役かっているようです。
朝ヨガ、朝ラン、丸の内朝大学を代表とする朝の勉強会、交流会など、
朝の時間を充実させる「朝活ブーム」の中で、パンケーキは充実した、
素敵な朝食の代名詞のような存在となっています。
早起きして、朝食にパンケーキを食べることが“充実した朝”のイメージとして
人々に根付きつつあることもブームの一因となっているのかもしれません。
ところで、世の中には数えきれないほどの飲食店があります。
その中には、先述したパンケーキ店をはじめ、
いつも繁盛しているお店がある一方で、なかなか思うようにお客さんが入らず、
やむなく姿を消していくお店も少なくありません。
絶えずお客さんに足を運んでもらえるようなお店にするためには、
どのようなPR方法があるでしょうか?
1.流行りの食材を使う
食のブームは絶えず存在しています。
健康ブームと合わさっての「酢」や「トマト」、最近では「塩糀」など、
メディアで話題にあがる食材をメニューに使用することで
お客さんは興味を示してくれます。
新しい食材を使用することで常にメニューに新鮮さを保つことができるので、
作り手も、お客さんも飽きさせません。
また、話題の食材を使用していることで、うまくいけばその食材の特集と共に
メディアに取り上げてもらえる可能性も出てきます。
2.お店の定番メニューをつくる
このお店にきたら絶対コレ!という定番メニューをつくり、
印象付けていくというブランディング方法も効果的です。
「〇〇を食べたくなったら△△に行こう!」というお店の代名詞のような
メニューを持つことで、お店をお客さんにしっかりと印象付けます。
一押しのメニューがあれば、思い切って「〇〇専門店」と謳ってしまったり
(メニューによって難しい場合もありますが…)、例えばパンケーキなどの
流行しているメニューをオリジナルのアレンジをしてメニュー化するなど
工夫してみるのも良いと思います。
3.口コミを最大限に活用する
「食べログ」をはじめとする口コミサイトの影響により、
飲食店は口コミが非常に重視されています。
そこでは、味の評価はもちろんのこと、お店の雰囲気、接客の良し悪し、
コストパフォーマンスなどシビアに評価されるため、
店舗側としてもとても気を遣いますよね。
悪い話のほうが人々の印象に残りやすく、広がりやすいというのが
口コミの怖いところです。
特に、接客の良い、悪いについてはお客さんに強く印象を残しますので、
お店のウリとは別のところで損をしないよう、
常に口コミを意識して教育を行うことが大事です。
しかし、うまく活用できれば、1,2で挙げたようなお店の
一押しメニューをお金をかけずにPRすることができます。
新規のお客さんの呼び込みは口コミが非常に重要です。
星の数ほどある飲食店の中で、ただ営業を続けているだけでは、
注目を集めることは簡単ではありません。
「行ってみたい」「また行きたい」と思ってもらえるようなお店づくりと
PRを常に考えることで、お客様に愛されるお店にしていってくださいね。