【化粧品PR 】オンラインや動画を上手に活用したプロモーション

昨今、化粧品業界はSNSの普及やインスタグラマーやyoutuberなどの参入よりPR活動が激化しています。インスタ映えなどの静止ヴィジュアルだけでなく、動画によるプロモーション、インスタライブ配信・youtubeなどを活用したインフルエンサー施策、オンラインイベントなど、常に新しい取り組みを実施しています。

今回はコロナ時代の化粧品PRに欠かせないプロモーションの手法をご紹介いたします。

訴求力が高い動画によるプロモーション

スマホで動画
ここ数年で、動画を視聴する主なデバイスがパソコンからスマホへと変化し、youtubeやGYAO!などの動画視聴率が伸びています。そのような理由もあって動画によるプロモーションを検討している企業様も多いのではないでしょうか。

先日ある新製品(化粧品)のプロモーション用の動画撮影に立ち会いました。製品の開発者でもある、メーカー代表による、ブランドの開発秘話や企業紹介、製品のテクスチャーや使用方法、今後メディアで想定されるテーマに合わせた製品紹介などを撮影し、動画に収め、その動画をリリースとともにメディア配信したところ、メディアの目に留まり、露出につなげることができました。

メディアは毎日のように大量のリリースや企画書が届きます。そのなかで、今回のように、一度に情報量が伝えられる、動画プロモーションはメディアアプローチにおいて有効的です。

動画の情報は視覚的、聴覚的に脳に伝わってくるため、記憶として残りやすい特徴があります。そのため、動画による化粧品のプロモーションは実際に製品を使用した感想などの魅力を伝えるという点において、とても優れており、認知拡大やブランドのイメージ戦略に適した手法です。

個人が発信する時代に!高まる美容系インフルエンサー施策

美容系インフルエンサー
昨今の雑誌不況のなかで、5年ほど前から雑誌の広告やタイアップよりも、発信に影響力のある、個人による投稿を中心とした「インフルエンサー施策」に予算を費やすクライアントが急増しています。インンスタグラムやYouTubeの利用者が増大し、それらのSNSを用いて化粧品やコスメの情報を得る人も増えてきました。加えてコスメや美容情報に特化して情報発信するコスメインフルエンサーの数は増え、その存在感も以前より大きくなっていると実感しております。

様々なインフルエンサー施策がありますが、弊社の最近の実施例ついてご紹介いたします。最近はインスタグラムのフィード内で単純に製品の投稿だけでなく、リアルタイムで視聴者とコメント機能を通して会話することが可能な“インスタライブ”や、分かりやすい表現が可能で拡散力がある“youtube”などによる動画配信に力を入れています。

いずれも、ユーザーのファン化や企業のイメージ向上、ECサイトの購買促進にも繋げることが可能ということもあり、もはやインフルエンサー施策において、動画配信は不可欠です。

美容系インフルエンサー施策を成功させるためには、自社の商品やサービスに合った層にアピールできる美容業界で影響力のあるインフルエンサーを選ぶことが優先ですが、その配信する内容(コンテンツ)も重要なポイントになります。効果的なインフルエンサーや配信内容を見定めなければ費用対効果を得られません。

新たな主流“美容系オンライン発表会”

オンライン発表会"
新型コロナウイルス感染防止のためにテレワークが推奨される中、リアルな会場で開催されていた、美容業界のイベントやセミナーは殆どオンラインに変わり、実施されるようになりました。これまで「化粧品の新商品発表会」は新製品のイメージに合わせた会場の造作、多くのメディアを招致するために、フード・ドリンクのケータリングからお土産に至るまで莫大な費用や人件費がかかっていました。

オンラインになったことで、当日のメディアアテンドなどの人件費や会場費、飲食費が大幅に削減されたことはメリットですが、化粧品発表会で重要視する世界観はオンライン上で表現しなければならないため、メディアが注目する有名人を起用するなど、画面上でのイメージ戦略が重要になります。

先日、医師監修化粧品の新商品発表会をオンラインで開催いたしました。女性誌や美容メディアで活躍している美容ライターを起用し、イベントでは“美肌菌”“マスク荒れ”“免疫力”など女性メディアの関心が高いテーマを医師と美容対談する、という内容を企画しました。イベントをアーカイブに残し、不参加のメディアに配信したことで、その後、露出や個別取材に繋げることができました。

まとめ

まとめ
化粧品業界はオンラインの普及により多様化が求められる時代となってきました。多くの選択肢の中から、訴求内容をしっかりと把握し課題に見合った選択をしていく事が大切です。

商品・サービスの認知、ブランディングなど幅広い用途に使われるPR動画(プロモーション動画)。テキストや画像と比べて多くの情報を届けれられる動画コンテンツの重要性は、YouTubeやTikTokの到来によって、ますます高まっていくと思います。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】リーママ
【プロフィール】お転婆娘1歳児のママ。子育て奮闘中。育児ストレス解消法は『季節のフルーツパフェ巡り』。アパレル・ファッション関連、店舗・テナントリーシングの職種を経て広報業界へ。CD社ではこれまでの経験と人脈を活かし、主にサロン・クリニック・化粧品などの女性系案件を担当。最近ではママ目線の発想や知見から育児・教育関連のPRも担当することに。