芸能人に頼らないPRとは

皆さま、あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き、本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、年末に私たちは、ある企業の方からお問合せをいただき、
PRに関する打合せをさせていただきました。
事情をお聞きすると、企業内に様々な事情があり、
ストレートにはPRしにくい、若干特殊な案件でした。
後日、弊社がお手伝いできうることについて提案をさせていただきました。
相手方の担当者は、提案を聞いて安心されたそうです。
なぜかというと、その方は
「『芸能人を呼ばないとPRできない』
と言われるんじゃないかと心配だった」からです。
聞くところによると、他社からそのような提案を受けたものの、
費用対効果を考えて乗り気ではなかったのだそうです。
確かに、有名芸能人を起用した記者発表会は、
人気がある芸能人を呼びさえすれば、
必ずと言っていいほどメディアに露出する手段です。
そのためか、そのような事例は最近多く目にします。
ですが、考えるべきことがあります。
それは、芸能人を起用した記者発表会を行ったとして、
PR目的を達成できるかどうか、ということです。
私には、現実にはPR目的が達成できていないケースが少なくないように思えます。


なぜ、芸能人を起用した記者発表会でPRの目的の達成が難しいのでしょうか。
それは、多額の費用がかかる割には、
伝えたいことを伝えにくいからです。
通常、マスコミが集まるような芸能人にイベントに出席してもらうためには、
数十~数百万円以上の多額の費用がかかります。
ところが、記者発表会の構成上、
伝えたいキーメッセージを伝えることは簡単ではありません。
その結果、たとえ記者発表会がメディア露出をしたとしても、
芸能人ばかりが注目され、
企業や商品に関する露出は、商品やバックパネルのロゴが写るだけ、
といったケースも少なくありません。
もちろん、キーメッセージが伝わるように工夫された記者発表会の例もあります。
ですが、それは少数ケースと言えるのではないでしょうか。
費用対効果が見合っていないケースが多いと思われます。
さらに考えていただきたいのは、PR活動に求める目的を考えることです。
芸能人のメディア動員力に頼っても、後に何も残らないというケースもあります。
今回、弊社から提案した内容について、私たちは、
その企業が「情報発信できる体質」に変わることが最終目的ではないかと考えました。
企業全体あるいは担当の社員が、世の中が求めている情報を察知し、
必要なコンテンツを発信するように変わることが求められるということです。
そのためには、私たちが担当スタッフの皆さんと
一緒にヒアリングやブレストをさせていただくことが望ましいと考えました。
そこで、私たちはその通りに提案しました。
それは、結果的に相手方の担当者の考えとマッチしたようです。
まとめとして、有名芸能人を起用した記者発表会は、
マスコミ露出においては効果的な手段ではありますが、
他にも出来るPR施策はたくさんあります。
求める目的や、想定される費用対効果を考慮した上で、
やみくもに何かの手段に飛びつくのではなく、
最適なPR施策を吟味して、行っていただければと思います。
末筆になりますが、新年の皆さまのご多幸をお祈りしております。

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