【書籍PR】メディア露出で「話題の本」にする方法

昨今、出版不況と言われていますが、そのような状況下でもベストセラーになるビジネス書や実用書があるのも事実です。その違いは、「書籍の内容」や「著者」など様々な要因があると思いますが、“出版の際にどれだけPRに力を入れたか”も大きな要因の一つと言えます。

そこで今回は、これまでに数多くの出版PRを手掛けてきた実績をもとに、書籍をメディアで効果的に取り上げてもらう方法についてご紹介いたします。

書籍PRで効果的に露出する方法


「書籍PR」のターゲットメディアは、以下の5つです。

1 WEB
2 雑誌
3 新聞
4 テレビ
5 ラジオ

効果的な露出にするためには、全て同じ方法でアプローチするのではなく、ジャンルや媒体ごとにアプローチ方法を変える必要があります。

1)WEB

ビジネス書の場合、大手ビジネスニュースWEBで掲載されるとYahoo!ニュースやLINE NEWS、スマートニュースに転載され、書籍の売上に火が付くことがあります。
ただし、大手ビジネスニュースWEBでの掲載はハードルも高く、プレスリリースを送付しただけでは、なかなか取り上げてもらえません。

媒体の特徴や傾向を分析し、どういう切り口や特集で書籍を取り上げてほしいのかを記載した「取材依頼企画書」を献本の際に送付することが重要です。

2)雑誌

女性週刊誌や女性誌で書籍がどのように取り上げられるのかイメージしづらい方もいるかもしれませんが、当社で最近、書籍をきっかけとして獲得した露出一例としては

・「巻頭特集」での紹介
・女性誌後半の「読み物ページ」で紹介
・女性週刊誌でカラー8ページの「折り込み」冊子として書籍の内容が採用

などがあります。WEB媒体同様、献本時にプレスリリースだけではなく取材依頼企画書を送付することが重要です。その際、各雑誌の特集やコーナー担当者を特定した上でそれぞれにあった取材依頼書を添えて送るのがベストです。

雑誌での良い露出はインパクトがあるため、記事を読んだ新聞・テレビ関係者から取材が入るという連鎖のきっかけになることがよくあります。

3)新聞

書籍出版が、インタビュー掲載や連載獲得のきっかけとなる場合があります。
また新聞の書評欄は硬めの良書が多いため、掲載されることで著者の信頼度向上にもつながるという、大きなメリットがあります。

媒体にもよりますが、記者が実際に選定している場合もありますので、記事の署名を確認し、丁寧にアプローチしていくことで掲載確度を高めることができます。

4)テレビ

新型コロナにより、家にいる時間が長くなった方が多く、視聴率を大きく伸ばしました。スマホ利用やYouTube視聴が増えているとはいえ、やはり様々な話題や商品・サービスの情報拡散力は強いと言えます。
実は書籍出版をきっかけにさまざまな番組出演が決まることがあります。

テレビは番組エンディングにスタッフクレジットが出るのでディレクター、プロデューサーなどが判明しやすいのですが、なかなか電話や資料郵送だけでは、忙しい担当者をつかまえることが難しいため、綿密かつ時間をかけて関係性を構築してくことが肝要です。

5)ラジオ

書籍を取り上げる番組も多いため、狙い目のメディアです。コロナ禍で聴取率を大きく伸ばしたといわれているラジオは、「radiko」の導入で少しずつ存在感を増しています。
実際にラジオを聴くのか一番ですが、番組WEBサイトやTwitterなどを検索するとアプローチすべき番組がわかってきます。しっかりとリサーチをした上でメディアリレーションしていきましょう。

出版は企画を通すのも大変ですし、執筆するのはもっと大変です。そのため、出版されると「やっと終わった!」という解放感があるかもしれませんが、そこであとひと踏ん張りできるかどうかが、ベストセラーなるかならないかの分かれ目にもなります。

出版PRで書籍を話題化し、ベストセラー入りを目指しましょう!