医師のためのパーソナルブランディング

本稿では、弊社とともに歩んできていただいた専門家の方々の成功事例の一部を共有させていただき、パーソナルブランディングに関心のある皆様に、ご参考にいただければ幸いです。

1.医師のメディア露出「成功事例」

当社クライアントの医師の事例紹介です。7月に大手ビジネスオンラインでランキング1位を獲得、掲載された寄稿テーマを見た地上波TV番組のディレクターから、問合せがあり、情報番組への出演依頼がありました。その後、1か月で同じテーマのTV情報番組、ラジオ出演がのべ10回に至るという事例がありました。

これだけの露出となった背景には、

  • コロナ禍関連の時事ネタ
  • TV関係者は、大手ビジネスオンライン上位記事をチェックしている
  • 医師が積み上げたオンライン記事、書籍などでの信頼度(=声をかけやすい)

といった点があったかと思います。

2.医師も「ポジショニング」が重要

医師もポジショニングが重要です。医師の中でも、単に内科医ではなく内視鏡医など、どの分野での専門家であるかが、メディアに対してわかりやすい打ち出しをしていくことがメディアから声がかかりやすいポイントとなります。

例、
医師>産業医の場合、「ストレスチェック」の専門家>コメンテーターとして「テレワーク下の新入社員・若手社員の働き方」といった具体的な時事テーマに的確にコメント、ニュース解説、寄稿コラムなどに対応できるという点がメディアからのさらなる問合せ増につながります。

3.問合せ増その後が重要

テーマが時流と上手くマッチすることで、メディア露出や問い合わせが増えることは多くはないですがあります。

しかし、継続的にメディア露出していくという関連からは、以下に難しい国家資格をクリアされた医師といえども、様々な努力も大切です。実際、当社のようなPRエージェンシーが努力して、様々なメディアにお繋ぎしたにもかかわらず、その後の露出が広がらないという医師も正直出てきます。

継続的に留意すべきポイント例を挙げておきます。

1、なによりも視聴者にわかりやすい出演時の解説
→局や制作会社からの要望に適宜臨機応変できる立ち振る舞いも必要ですが、時にありうる無理筋の依頼には専門家として凛として対応することも重要

2、メディア映りも重要
→清潔感のあるヘアスタイル、専門家らしい服装、表情など

3、出演依頼時、ディレクター・記者などとの連絡対応の際の礼儀作法
→高圧的にならないなど

4、継続しネタ、テーマを準備しておく
→PRエージェンシーからメディアに定期的にアプローチ

5、わかりすい公式HPの設置
→メディア受付用の「問合せフォーム」を作成など

6、出演掲載時情報を欠かさずHP、SNSなどにUP
→即日UPが、その後のさらなる呼び水に

7、話題となった大テーマは、書籍化
→その分野の第一人者であることをアピール

などでしょうか
加えて、日々のそれぞれの分野でのインプットや研究、問合せ増に対する研究室・クリニックのマネジメント経営、スタッフ育成などが重要であることは、言うまでもありません。