採用活動もコミュニケーション活動です

あっという間に6月。
当社にも新入社員が入社してから2カ月が経ちました。
日に日に成長する後輩たちを頼もしく感じています。
実は私は、PRコンサルタントと並行して
当社の新卒採用担当をしています。
そこで今日は「採用PR」についてお話ししたいと思います。
現在当社は、2011年度の新卒採用選考の真っただ中。
2011年度の総エントリー数はなんと13,000人以上となりました。
おかげさまで、大手を含む多くのエンジャパン掲載企業の中から
2009年エントリーランキング11位にランクインし、
「2009年最も注目された企業ベスト30」として紹介されました。
なぜ当社が採用活動において
このような実績を残すことができたのでしょうか。
後半ではそのポイントをご紹介したいと思います。


「こんな人材が欲しい」「こんな会社にしたい」・・・など
自社のメッセージを伝えることは重要なことです。
しかし一方的な発信ではターゲットと
円滑なコミュニケーションを取ることはできません。
商品や企業の広報活動と同様に、
相手の立場に立ち、相手がどのような情報を求めているかを考え
どのような形で伝えるかが大切です。
たとえば、就職活動中の学生にとって
“自分が入社したらどうなるのか”ということは
大きな関心事であり、不安要素のひとつでもあります。
それに対して企業が
具体的な業務のイメージを明確に伝えられれば
彼らの不安は消え、志望度もグッとあがります。
採用支援サイトや自社HPでは
「社員の一日」などを紹介するのが良い方法でしょう。
出社して、まずどのような仕事をしているのか。
他の社員とどのように関わって業務を進めているのか。
どのような顧客・取引先と仕事をしているのか・・・など、
できるだけ具体的なイメージが湧くような内容にします。
会社説明会などのイベントは
直接コミュニケーションを取れる場です。
そこで学生が知りたいのは“会社概要”や“事業内容”ではありません。
そのような基本情報はHPなどで十分知ることができるからです。
ここでも「業界の現状と今後について」「社員の生の声」など
“自分が入社したらどうなるのか”を
イメージさせるような内容を伝えるのが良いでしょう。
採用活動は企業にとって、単なる人員補充ではなく
大変重要なコミュニケーション活動でもあります。
就職活動が活発な時期には
「学生人気企業ランキング」などを取り上げるメディアも多いですし、
ユニークな採用活動をしている企業として注目を浴びることもあります。
採用活動に積極的であること自体、
企業のイメージ向上にもつながるでしょう。
御社も今後、採用を考えられているのであれば
ぜひ相手の立場に立った採用PR戦略を練ってみてはいかがでしょうか。

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