新刊書籍の著者や出版社から、書籍PRのためラジオに出版タイミングでの出演希望依頼をいただくことが増えています。
元々番組とリレーションがあって出演される著者の方もいらっしゃるでしょうが、そうでない著者も、この記事を読んでいただき、番組への提案のポイントを押さえることで、きっと出演依頼が増えることでしょう。
アプローチしやすい時間帯
本媒体の人気記事「【元新聞記者が教える】記者やデスクに情報提供するとき一番アプローチしやすい時間とは」で、全国紙や通信社、NHKの記者一番リリースを読む余裕がある時間は夕刊を締めた後の13時半過ぎだと紹介させていただいています。
ラジオに関しては、各々担当番組が違うので、この時間が捕まりやすいというのはないというのがアプローチしていて感じることです。生放送の番組であれば、出演者は、放送の2時間前に入ることが多く、それよりも前にディレクター、アシスタントディレクター、作家さんは局には入っているとラジオのディレクターから伺っています。
当然ながら、生放送番組前のアプローチはNGで失礼ですし、基本的に相手してもらえないことが多いです。
台本の準備や番組中にかける音楽の準備、事前打ち合わせなどがあるので、慌ただしくしていて相手にされることはないでしょう。
というわけで、筆者のおすすめは番組終了後の30分です。
番組が終わり一息ついたり、放送を終えて音源の編集をしていることが多いので、筆者自身もアプローチしていて一番繋がりました。(生放送に関して)
そもそもラジオのゲストは誰が決めているのか
ラジオへの出演アプローチ・提案の仕方は、メールや献本、プロデュサーやディレクターに直接会って依頼するなど様々考えられます。
ただ一般に、メールや献本する際、宛先を単に番組名などにしてに送ってしまいがちではないでしょうか。新聞やTV同様にプロデュサーやディレクターは、一人で多くの番組を抱えているケースが多いためじっくり見ることはともかく、見てもらえないこともしばしば、、そのためには誰に情報提供することが、最短距離でゲスト提案に繋がりやすいのか考える必要があります。
しかし、番組によって、適切なアプローチ窓口は、プロデューサーから、構成作家までブッキングに関して様々なパターンがあります。
アプローチする際の筆者のおススメとしては、決定権という意味ではプロデューサーが持っていることが多いので、まずは担当のプロデューサーとのリレーションを築くことを勧めます。1度番組に露出することができると、番組スタッフの構図が見えてくるはずです。
広報担当者がラジオアプローチするうえでチート級の番組が存在する
テレビと同様、ラジオアプローチしていて難しいことの1つが担当者がわりに早く担代わってしまったり、番組が変わってしまうとまたリレーションを構築しなおさなくてはいけない必要があります。
そんな広報担当者の悩みを解決してくれる番組が実在します。
それは、TOKYO FMと株式会社ジャパンエフエムネットワークが共同で運営するオーディオコンテンツ「AuDee」で、番組名は「向井と裏方」という番組です。
■オーディオコンテンツ AuDee「向井と裏方」
https://audee.jp/program/show/100000196
ラジオのレギュラーを多数抱え、ラジオ好きを公言している向井さんが、ラジオで働いている裏方さんを招き“番組の舞台裏”を語ってもらうという番組です。こういった番組を聴くことで、担当者を把握し、アプローチを効率化させることが可能になるのではないでしょうか。
最近、伊集院光さんが長年TBSラジオの朝担当していた番組が3月で終了しますが、その枠にパンサーの向井さんがパーソナリティーを務める番組も正式決定しており、すっかりラジオ界の人気者となっています。
■ORICON NEWS「パンサー向井慧、伊集院光の後任でTBSラジオ“朝の顔”に 正式発表される」
https://www.oricon.co.jp/news/2221992/full/
まとめ
「オミクロン株」によって、また在宅勤務が多くなった方も多そうで、自宅でラジオを流しながら仕事をされる方が増えていると聞きました。
広報担当者としては、広告換算額的には、ラジオでネット局が多い番組に露出させることができれば広告換算額も期待できますし、内容によっては、ツイッターでのバズや反響なども期待できる媒体といえます。
ぜひ、この記事をうまく活用していただき効率よくラジオアプローチの参考にしていただけると幸いです。
【ニックネーム】元埋立地在住
【これまで担当した業界】士業、経営コンサル、お酒、金融、フィットネス、恋愛、AIなど
【趣味】アメフト観戦(今年のSBもLIVE観戦予定)、ラジオを聴く、コーヒー
【プチ自慢】週末は母校で野球部のコーチしています!