広報塾

「流行語大賞」仕掛け人の思惑とは?

こんにちは。
さて、今年も残すところあと2週間となりました。
1年を振り返るに当たり、年末恒例のイベント、『新語・流行語大賞』について考えてみます。
『新語・流行語大賞』は、企業広報にとっても注目の賞です。受賞することにより、改めて各社のトピックを注目してもらえるからです。
まずは今年の受賞結果をおさらいしてみましょう。


<大賞>
★(宮崎を)どげんかせんといかん
★ハニカミ王子
<最終10候補>
◆(消えた)年金
◆そんなの関係ねぇ
◆どんだけぇ~
◆鈍感力
◆食品偽装
◆ネットカフェ難民
◆大食い
◆猛暑日
さて、この『新語・流行語大賞』、正式名称をご存じでしょうか?
『現代用語の基礎知識選 2007ユーキャン新語・流行語大賞』といいます。
この賞はいつから始まったのでしょうか?その目的は?
意外に知られていないのではないでしょうか。
『新語・流行語大賞』設立の経緯と目的を見ていきます。これを主催する自由国民社のウェブサイトによると、選考基準と歴史、選考方法は、次のとおりです。
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この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。
1984年に創始。毎年12月上旬に発表。『現代用語の基礎知識』読者審査員のアンケートから、上位語がノミネート語として選出され、そこから審査委員会によってトップテン語、年間大賞語が選ばれる。
この審査委員会は、藤本義一(審査委員長)をはじめ、『現代用語の基礎知識』編集長らによって構成される。
(以上、http://singo.jiyu.co.jp/index.html より)
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『新語・流行語大賞』設立の目的についての記述はありませんが、私はこのように推測します。
それは、国民に「ことば」に対して敏感になってもらうことで、正確な言葉づかいの必要性を認識させ、自社が出版する『現代用語の基礎知識』の販売促進につなげること。
また、大賞のPR効果によって『現代用語の基礎知識』のブランディングを図ることではないでしょうか。
ところで、24年間続いているこの大賞の名称が変わっていることをご存知でしょうか。
設立当初は『現代用語の基礎知識選 198X日本新語・流行語大賞』でした。2003年の一時的な変更を経て、2004年より現在の『現代用語の基礎知識選 200Xユーキャン新語・流行語大賞』に改称されたそうです。
賞の新名称に“ユーキャン”が追加されたのは、20回目となる2003年に株式会社自由国民社と株式会社ユーキャン(当時の日本通信教育連盟)が提携したためです。

ユーキャンは自由国民社と提携することで、どのようなメリットがあったのでしょうか。
まず、すでに社会的な恒例事業として定着し、毎年発表内容は新聞、テレビをはじめ数多くのメディアに報じられます。賞に名前が加わるだけでも、大きな宣伝効果が得られます。
また、「ことば」を大切にする賞であることが、通信教育事業大手のユーキャンにとって、丁寧な教育、信頼感というイメージ構築に繋がっていると言えます。
つまり、『新語・流行語大賞』は、ユーキャンのブランド力向上にも一役買っているということです。
さて、この賞はもちろん受賞対象側にも大きなPR効果があります。この賞以外にも、PR効果の高いアワードは数多くあります。皆さんも、業種に応じた賞をチェックし、来年のPR戦略に組み込んでみてはいかがでしょうか。
ご参考までに、毎年実施される主要なアワードを列記して年末のご挨拶に代えたいと思います。
・『ヒット商品番付 Business Watch SMBCコンサルティング』
http://www.smbc-consulting.co.jp/BizWatch/Hit/
・『Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード』
http://creative-award.yahoo.co.jp/
・『日本産業技術大賞』
http://www.nikkan.co.jp/cop/prize/priz07000.html ・『本屋大賞』
http://www.hontai.jp/index.html
・『グッドデザイン大賞』
http://www.g-mark.org/index.html 
・『エコプロダクツ大賞』
http://www.gef.or.jp/ecoproducts/
それでは、皆さん、よいお年を!

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