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スピードとタイミングを押さえた広報で、全国区でメディア露出! 再現性の高い露出を獲得する敏腕広報の手腕に迫る。akippa株式会社・石川絢子さん

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新型コロナウイルスの影響により、PRマガジンとしては初のZoom取材となった今回。

スタッフ一同が慣れない環境の中、快く取材を受けていただいたのは、タイミー・釡谷さんから「再現性の高い露出をいい時期に取ってくる、押えなくてはいけないポイントを押さえている」広報さんがいるとご紹介いただいた、akippa株式会社の広報マネージャー石川絢子さんだ。

そして、実際に石川さんにお話を伺うと、釡谷さんがおっしゃってたことが良くわかった──。

今回は、“なくてはならぬ”をつくるというミッションのもと、駐車場予約アプリ『akippa』を運営している、akippa株式会社の石川絢子さんに、広報・PRパーソンならではのリアルな企業広報のお話を伺った。
(インタビュー:編集部 若林)

ミッションに共感し、さらなる成長を求めて、ベンチャー広報へ

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石川さんは大学卒業後、インターネット広告代理店グリーを経て2018年にアキッパに入社。

若林:今回、石川さまに取材させていただきたいなと思ったのは、もともとTwitterもフォローしていたのですが、前回お話を伺ったタイミーの釡谷さんから、「アキッパの石川さんは、再現性の高い露出をいい時期にとってくる方なんですよ。押さえなきゃいけないポイントを、とても押さえた広報をなさっているんです」とお聞きして。それから御社の露出をいろいろと拝見し、依頼させていただきました。

石川さん:ありがとうございます、恐縮です。

若林:タイミーの釡谷さんとは、面識があるんですか?

石川さん:そうですね、情報交換などをさせていただいたりしています。釡谷さん、すごいなと思っていて、いろいろと教えてもらうこともあります。

タイミー・釡谷さん

20億の資金調達を大学生社長が実現!ベンチャーから上場目標へ、急成長から見える「広報の変遷」とは—株式会社タイミー・釡谷実希さん

2020年3月31日

若林:そうなんですね!さっそく、これまでのご経歴ですが、プロフィールに、慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て、2018年4月にakippa(以下、アキッパ)に入社と書かれていますが、どういう気持ちの変化があったのでしょうか。

石川さん:グリーでの業務は、サービスのPRというよりは、コーポレート広報の色が結構強かったんです。ただ、私はもともとベンチャーっぽい新規事業を立ち上げた時に広報に着任していて、ベンチャーやサービスの広報の楽しさを知っていたので、コーポレート広報もすごくやりがいはあったんですが、もう一度ベンチャー広報をやりたいなと心のどこかで思っていたところがありました。

そんな時にちょうど、アキッパの当時の採用担当から「話を聞いてみませんか」と連絡をいただいて、実際話を聞くと、ビジョンに対する強い想いに魅かれて、やってみたいと転職しました。

若林:じゃあ、グリーでの石川さんのご活躍を当時のHRの方がご存知で、直接ご連絡があったという感じですか?

石川さん:転職サイト経由だったんですけど、特に転職先探しをしていたわけじゃなくて、過去に登録したのが残っていまして。アキッパのことは、広報が強いのは知ってたのですが、東京で広報を探してることは知らなかったので、これも縁かなと話を聞いてみた感じです。

若林:なるほど、もともとアキッパの広報が強いというのは、広報業界では結構話題だったんですか?

石川さん:そうですね、私が初めて広報に携わったのが、大阪の子会社に出向したときだったのですが、広報未経験だったので、広報仲間にいろいろ話を聞いていくと、毎回たどり着く先がアキッパで。今も大阪で広報をしている森村が勉強会で登壇していたので、大阪の広報界隈では結構有名で、それで知っていました。

若林:広報が強いと評判の会社に、どういう想いで入られましたか?

石川さん:広報で転職するのであれば、個人的なスキルを磨きたい、強い会社に入って一緒に成長していきたいと思っていたので、怖い部分もあるけど、結構楽しみでした。

広報のミッションは、共感し応援してくれるファンを増やすこと

石川さんたちアキッパ広報チームのみなさん

石川さんたちアキッパ広報チームのみなさん

若林:今の広報体制は大阪と東京というところかと思いますが、東京は石川さんおひとりなんですか? 

石川さん:はい、東京は私ひとりで、大阪の方は、森村という社員とインターンがいます。メディアコミュニケーションの部分は主に森村と私で担当し、社内報やakipedia(以下、アキペディア)をインターンの東野を中心に進めています。

若林:社内報は、アキペディアとは別のものですか?

石川さん:そうですね、内容を抜粋してアキペディアに掲載することもあるんですが、基本的には社内向けで、お誕生日のお祝いなど社内向けのコンテンツを中心に書いています。

若林:広報の方たちが運用しているコンテンツがすごく多いなっていう印象で、毎日どれだけ文章を書いてるんだろうと思っていたのですが、社内報まであったんですね!
ちなみに、広報全体のミッションとしては、どのようなことを掲げて挑んでいらっしゃるんですか?

石川さん:我々のテーマは大きく2点あって、認知度を上げることと、アキッパのファンを増やすということをミッションにしてます。常に、共感して応援してもらうために、どうやって表現していったらいいかを意識して動くようにしています。

若林:御社のサイトは、すごくわかりやすいですよね。金谷社長の強い想いが「”なくてはならぬ”をつくる」というコンパクトなワードになって表現されているので、そういった意味でも、広報が強いというところに繋がるのかなと拝見していました。認知を高める、知ってもらうことよりも、ファンになってもらう、好きになってもらうことの方が難しいですよね。そのために、広報として意識していることはありますか?

石川さん:うちの特徴なんですけれども、代表の金谷は、バックグラウンドも含めて、すごく応援してもらえるんですね。高卒で、サッカーのJリーガーを目指したけど、辞めて起業したというストーリーや、停電になったときの困りごとがアキッパを始めるきっかけとなったなど、そういったストーリーの部分も含めて日頃から社内外に発信するように心がけています。

若林:金谷社長、ユニークな人物像ですもんね、これまでの取り組みとかを見ても、応援してもらえるというのがわかる気がします。

石川さん:ありがとうございます。金谷はメディアに出ることにすごく協力的なので、そこはとても助かってますし、もっと出せるようにしなきゃと、広報としては思ってます。

若林:金谷社長を出したいところはありますか?

石川さん:金谷は日々、「カンブリア宮殿」に出たいと言ってまして。前回インタビューを受けていた、タイミーの釡谷さんも仰っていたと思うんですけれども。

若林:「カンブリア宮殿」は、広報をやっていると、いくつかあるゴールのひとつのような感じはしますね。

石川さん:広報としてもですが、金谷としても一つの目標なので、そこは実現できるようにやっていきたいなとは思っています。

スーパーの「三密」を回避するスピーディな取り組み。オンライン会議から5日で実現した広報の舞台裏とは

駐車場のオーナーさんとアキッパ石川さん

駐車場のオーナーさんと石川さん

若林:ちなみに、直近で一番反響のあったPR事例ですが、やっぱりYACYBER(以下、ヤサイバー)さんとのコラボは反響ありましたか?

石川さん:反響ありました!ちょうど世の中のニュースになっていた、スーパーの「三密」を回避するという時流にも乗った内容でしたので、そこに共感して、「駐車場貸し出したいんだけど」とか「同様の取り組みをしたい」というお問い合わせも結構いただきました。

若林:ヤサイバーとアキッパの社長が4月下旬にこういう取り組みをやりたいねって話をして、ローンチしたのが4月27日でしたっけ?

石川さん:はい、実は決まったのは、その前の木曜日、23日でした。オンラインのミーティングで決まって、24日に野菜販売に使わせていただける駐車場が決まって、27日に放送になりました。

若林:えっ!じゃあ、23日の打ち合わせの時にはほぼアウトラインや施策、リリースを出す時期も決まったという感じですか?

石川さん:そうですね、やはり最短でやらねばと思ってまして。とはいえ、先方のシステム面など諸事情から、土日は挟まないと難しかったので、翌月曜日からという形になり、そこに向けてすべてが始まりました。

若林:ベンチャーは物事がドバドバッとスピーディに決まっていくので、広報たちも大変…という話をよく聞きますが、今回はこんなに過密なスケジュールだったのに、すごくいい露出が生み出せていますよね。どういうスケジュールと段取りでこんなにうまくいったのか、もうちょっと伺えますか。

石川さん:大きく工夫したことは2点ありまして、ひとつは、企画を立てた段階で、メディアの方にいろいろと温度感を探っていったということです。
木曜日の会議で、ある程度の方向性が決まり、月曜日にリリースを出そう!ということだけ決まっていたので、まずは簡単な企画書を懇意にさせてただいているメディアの方に見ていただいたら「これ、すごいおもしろいよ」とおっしゃっていただき、情報として足りない部分をアドバイスしていただき、企画を進めていきました。
最初からプレスリリースを出すのが27日の10:00と決まっていたので、1日でやるしかないと、できることをやった形ですね。私ひとりではなくて、広報のチームで手分けできたのも大きかったと思います。

もうひとつは、駐車場のオーナーさんへの取材許可の連携がうまくいったことです。通常ですとオーナーさんは、車を止めるスペースとしてお貸し出しくださっているのですが、今回はイレギュラーなケースだったので、一軒一軒電話で確認をとっていったんです。その作業を金谷の秘書が協力してくれて、その時に、野菜の販売許可と同時に、取材の許可もヒアリングしてもらいました。通常ですと、取材場所を探すのに苦労することも多いのですが、そこが一気にクリアになったのは大きかったと思ってます。

若林:メディアの方に企画内容をヒアリングできたというのは、企画自体にテコ入れするようなアドバイスを戻していただいたということなのでしょうか。

石川さん:今回は企画自体ではなく、打ち出し方にアドバイスをいただきました。場合によっては、メディアからいただいた企画へのアドバイスを社内にフィードバックすることもあります。

若林:ほんと広報って、スピードが命というところはありますが、これを数日で進めたというのは…(感嘆)。

再現性の高い露出を獲り、自社の話題を世の中の時勢に乗せる、広報の着眼点

石川さん「自分たちのリソースを使って最大限にできることをマーケティングの部署を中心に考えた結果、日常生活で使えるクーポンにたどり着きました。」

石川さん「自分たちのリソースを使って最大限にできることを考えた結果、日常生活で使えるクーポンにたどり着きました。」

若林:ほか、新型コロナウィルスを受けての取り組みの中で、御社は3月上旬に、「最大20回使える、駐車場料金15%割引クーポン」を出されて話題になりましたが、これも金谷社長からの発案でしょうか。

石川さん:クーポンに関しては、マーケティングのチームが中心となって考えた企画です。他社に比べると、若干、タイミングが遅かったかもしれませんが、リソースが限られるベンチャーではなんでもできる、というわけではないと思うんですね。そういった中で、自分たちのリソースを使って最大限にできることをマーケティングの部署を中心に考えた結果、日常生活で使えるクーポンにたどり着きました。

我々のサービスは駐車場のシェアリングなので移動を伴うものですが、「”あいたい”をつなぐ」というビジョンのもと作っているサービスです。そのビジョンのもとに、どのようにしたら世の中に貢献できるのかをすごく考え、第一陣ではなくとも、必要なタイミングで出せたのかなと思います。

若林:その他にも、コロナの影響で、“【通勤・通学でのakippa利用エリア別調査】全体的に増加傾向、特に東京都心部の需要増加が顕著に”、という利用者向けアンケートを活かしたリリースを出し、地方メディアなどでもすごく取り上げられてましたよね。どの段階で「この調査をしよう」と決めたのですか。

石川さん:今回はイベントの需要が減ったことが、どう転換しているのかをウォッチしてましたら、そこをマーケティングチームでも調べていて、情報交換をしている中で、通勤の需要をいろいろ調べていったところ、やはり顕著に利用が増えていました。そのタイミングで緊急事態宣言もあったので、それの前後を比較して、どう変わっていったのかを、より深掘りして調べたんです。

若林:御社だからこそできる、すごく時勢のある調査ですよね!調査はマーケティング部が行ったんですか?

石川さん:そうですね、今回の通勤通学に関しては、既存のデータを活用しているのでマーケティングチームにかなり協力してもらった形になっています。元データを出してもらって、広報の方でどうアレンジしたら世の中の方々に響くのかというところを考えました。

ただ、通常のアンケートに関しては、完全に広報でやってます。たとえば、最近ですと、「免許返納」に対する心境の変化のアンケートをとりましたし、過去には、「夏におでかけしたい先」など、おでかけ系のアンケートも結構行ってます。これらは、時事ネタに注視し、広報が切り口を考え行っています。

若林:すごくすっきりしました。
御社の記事露出を調べた時、免許返納に関連する記事が多くあったんですが、アキッパさんにどう関連するのか一瞬わからなくて、記事を読んで「あ、免許返納して車を手放すことで駐車場を活用できるのか、なるほど!」と、これは絶対広報じゃなきゃ思いつかない切り口だと思って拝見していたので。

業務提携・協働で、話題を最大化するために必要な事前準備力

ブース「akippa × SOMPOホールディングス」

ブース「akippa × SOMPOホールディングス」

若林ほかにも反響のあったPR事例はありますか。

石川さん:会社としてすごく大きかったのは、昨年の10月になりますが、SOMPOホールディングスさんとの資本業務提携で、その時は結構大きく取り上げていただきました。既存のユーザーさんやオーナーさんからの反響も非常に大きかったと思います。

若林:その話題を最大化するために、広報として、どんなことを意識しましたか?

石川さん:内容が内容でしたので、クローズドで進めなければいけなくて、巻き込める相手が非常に少なかったんですね。メディアに対してももちろん同様で、すごくもどかしい部分もあったのですが、逆にそれで、取材を獲得した後に露出を最大化できるように準備をするようにしていました。たとえば、この提携に至った社会背景ですとか、データ的なところも含めてFAQを整備するなどして、SOMPOさんとも平仄を揃えながら進めていきました。

若林:確かに、資本提携や協業となると一社だけの話ではないので、どうバランスをとってやっていくか、すごく悩みどころですよね。今回に関していうと、お互いの業態が違うので、どこの記者クラブに持っていくとかは重ならないと思うんですけど、一方で、メディアへのアプローチや、プレスリリースのたたきをどちらが書くとかは、どう進めていかれたんですか?

石川さん:メディアに関しては、おっしゃる通り重複は少なく、プレスリリースを出してから、それぞれお付き合いのある記者さんにご連絡をする形になりました。共通のフォーマットで管理するような形で進めました。プレスリリースの草案に関しては、それぞれで作り、合致する部分に関して揃えようという形で進めましたね。取材の場合は両方で出るようにし、電話対応の場合はそれぞれでFAQに基づいて回答するようにしてました。

若林:なるほど、FAQ作成って、時間かかったんじゃないですか? いつくらいから、双方で詰めて完成させたんでしょうか。

石川さん:一ヶ月くらいでしょうか。

若林:お互いに会社が違うと、今までの取材とかの経験を踏まえて、勘所もちょっと違ったりするでしょうから、両社でFAQあげて、がっちゃんこする感じですよね。

プレスリリースで伝えきれない内容を伝える、SNSやオウンドメディアの使い分け

壁のシェアリングエコノミー「ウォールシェア」

壁のシェアリングエコノミー「ウォールシェア」

若林:大阪・東京のほか、地方メディアでもかなり取り上げられていますよね?
リリースもかなり出しているようですが、石川さんは何本くらい書いているんですか?

石川さん:その月によりますけど、2~3本ですかね。大阪の社員の森村と半々で、基本的には東西で割り振ってますが、業務が一方に偏らないよう、融通しあいながら進めてます。アンケートはインターンの東野に手伝ってもらうことが多いです。

若林:なるほど。アキッパさんの広報って、文章書く量がすごく多そうですが、アキペディアに、メディアで紹介された際の裏側とか、関連するトピックスとかを、隔週で紹介されていますけど、これって、何のためにされてるんですか? すごくストレートな質問ですみません(笑)。

石川さん:プレスリリースだけでは、世の中に伝えきれない内容って沢山ありますよね。ユーザーさんオーナーさんはもちろんですけど、今後アキッパに入ってくる方や、社員の家族とか、駐車場の開拓を手伝ってくれている全国400事業者のパートナーさんといった方々にも、いろいろな情報を届けないといけないなと思ってまして、そのツールとして広報ブログのような形で始めました。

そういう背景があったので、メディア露出の掲載は、パートナーさんに知ってもらうためや、いちベンチャーに駐車場を貸すのに不安があるというオーナーさんに対しても、メディアに出ていると安心感を持ってもらえるので、広く知ってもらうために更新しています。

若林:なるほど~。石川さんは個人でもTwitterを運用されていますよね。会社の名前も出しながら、個人で始めてみようと思われたきっかけは?

石川さん:完全に、代表の金谷の影響です。去年の夏ぐらいに、金谷から「これすごいから広報もやりなよ」と言われて始まりました。

若林:それまでTwitterってやってたんですか?

石川さん:2010年2月にアカウントを開設し、たまに見るくらいでした。見ているとやっぱりいろんな情報に溢れていて、すごく勉強になることが沢山ありました。自分で発信するのはためらいがあったんですけど、いい情報を得るためには発信しないといけないと思い、そこからちょっと気持ちが変わりました。

若林:実際やってみて、会社や広報のこういうところに貢献できているとか、そういったものは何かありました?

石川さん:最新の情報を入手しやすいというのと、あと最近、ちょっとずつですが、パートナーさんとの繋がりができて、社内との連絡だけだとなかなか見えていなかった開拓の苦労などを知ることができたり、逆に、我々の露出や、最新の情報を店舗にも伝えられるようになったので、そこはひとつ貢献できているのかなと思います。

akippa東京メンバーのみなさん

akippa東京メンバーのみなさん

若林:逆に、難しさや気をつけてることはありますか?

石川さん:金谷からは、軸をぶらさずに、広報のネタというか、今までの知見をもとに、絞って発信するのがいいと教えてもらったのですが、なかなかそこまでは難しくて自分のネタばっかり出しちゃうので、インプットが足りないなと日々思ってます。

若林:会社の広報としてオフィシャルのSNSもやりながら、少し違うネタをご自身の個人アカウントに載せようとなると、結構大変な作業ですよね。

石川さん:仰る通りで、「この内容だったらアキペディアに書きたいな」と思うこともあり、そこはちょっと切り分けるようにはしてます。

若林:最近の広報さんたちは、何か学びがあった時にnoteとかに書いて、Twitterからひもづけるみたいな流れがありますが、そういう意味ではアキペディアも、御社の広報に興味を持ってくださったユーザーさんたちが、アキッパを知るきっかけになってくれたらという想いもあるんですかね。

石川さん:そうですそうです!実はもともと広報ブログをnoteでやっていて昨年アキペディアに移行したんですけども、その時に、ウォンテッドリーやコーポレートサイトなど、いいコンテンツがいろんなところに分散してしまっていたんです。複数の媒体を更新するのって結構大変で、オウンドメディアでの統一に行き着いたので、本当に仰った通りで、ノウハウとかそういったところを、アキペディアに残していけたらと考えています。

若林:そのほかに、広報のSNSもありますよね(笑)。みなさんのお仕事は書くことに費やしているお時間がすごく多そうですが。

石川さん:まあ…少なくはないですが、企画の段階でチーム内で方向性をすりあわせた上で、あとはまとめるという形になっていますので、どちらかというと私の場合は、構想の段階の方に時間がかかるかもしれないです。

若手とのフランクな意見交換と他社との交流が、時流を汲むメディアアプローチ成功の鍵

石川さん「広報チームのミーティングは週1であとは日々チャットで連絡しあってます。」

石川さん「広報チームのミーティングは週1であとは日々チャットで連絡しあってます。」

若林チーム内のすりあわせは、頻繁にやりとりされているんですか?

石川さんミーティングは週1で、あとは日々ずっとチャットで連絡しあっています。

若林:これからはリモートがもっと定着していくと思いますが、広報に限らずうまくやるコツはありますか?

石川さん:お互いに自走して作っている部分が結構ありまして、方向性だけぶらさずに、あとは、お問い合わせが来た時に同じ回答をできるように、最後は共有してという形で、そんなに苦労せずにできています。広報という職種が独特なのかもしれないですが。

若林:御社の広報は、世代的に同じくらいの世代でしょうか。

石川さん:一番下が大学四年生なので22歳で、私が一番上で10歳以上離れていますね。(笑)

若林:それでもチャットだと、よりフランクにやりとりできるからいいって感じなんですかね。

石川さん:インターンの東野からは社会人が持ってないような新しい発想をくれたり、意見交換をしながら進められるので、意見を言うことに対しての抵抗がお互いあまりないかなと思います。雑談をしつつ進めてますね。

若林:それが離れているところにいる広報ともうまくやっていく、という秘訣ですかね。

石川さん:そうですね、他には社内のほかのチームとの連携も重要でして、そこも比較的時間を割いてます。あとは、他社さんの広報ともやりとりしていますね。

若林:広報の業務としては他にもメディアアプローチとかもありますよね。一番時間を割いているのはどの業務ですか?

石川さん:タイミングによっても変わってきますが、作ったものをメディアさんに説明したり、電話でやりとりをしたりという時間はとりたいと思ってます。
プレスリリースは、多く伝えるひとつの方法ではありますが、出して終わりではなくて、ある意味、そこがスタートだったりもしますので、きちんと伝えることは意識してやっていきたいですね。現在、メディアリレーションやアプローチは、懇意にしているメディアの方に連絡するということが中心なので、時間があればもっと開拓したいです。

若林:懇意にしてる記者さんがいらっしゃるというところは、やっぱりひとつの強みになっていますよね。メディアリレーションで、意識していることはありますか?

石川さん:自社の話だけにならないようには気をつけています。よく言われる話ですが、1社だけだと「宣伝」になってしまうけど、2〜3社集まることで、「こういう傾向ができた」という取り上げ方ができるので、他社にも目を向けて、流れを汲むようにはしています。それもあって、結構他社の広報さんと仲良く情報交換させていただいたりしています。

新旧のakippa広報チーム。大阪オフィスにて

新旧のakippa広報チーム。大阪オフィスにて

若林:他社の方と交流を持っていると、いろいろな情報が入ってくるから、メディアにも有益な情報を提供しやすいとう感じですかね。東京も大阪も沢山メディアがあるから、大変ですよね。

石川さん:そうですね、大変ではありますが、森村は大阪で結構有名で、各メディアさんと仲良くしてもらってるんです。

若林:金髪の広報さんですよね?

石川さん:そうですそうです、金髪なので覚えてもらえると本人は言っていました。

若林:大阪だといじられそうですよね(笑)。この2〜4月は在宅勤務にしているメディアも多かったと思いますが、アプローチ方法を変えてみたりされましたか?

石川さん:それまでは普通にお食事したりしていましたが、そこはもちろんなくなって、電話やメール、メッセンジャーなどにシフトしています。今回のインタビューもですが、対面でできたらと思うことは多々ありますが、その状況に合わせて出来る限りのことをするのが、今求められているのかなと思っているので、そこまで苦労はしてないですね。あ、写真とかの素材がないとか、そういう時に困ったくらいですかね。

若林:ヤサイバーさんとの取材対応はどうされたんですか?

石川さん:それは現地に行きました。

若林:やっぱり、オーナーさんとかもいる中で、不在というわけにもなかなかいかないですよね。

石川さん:そうですね、企画がスピーディに決まって、固まりきってないところも沢山あったので、現地できちんと対応したいというのと、結構いい事例だと思ったので、きちんと今後に残すためにも、自分たちで素材を撮りたかったんです。やはり日頃から素材をストックしておくことの重要さに気づきまして、「こういう事例をやりました」と汎用的に使える素材を増やす意味でも撮影しにも行きました。

プライべートでは海外旅行やスキューバダイビングも!

スキューバダイビングをする石川さん。なんと、ライセンスをお持ちだそう!

スキューバダイビングをする石川さん。なんと、ライセンスをお持ちだそう!

若林:ありがとうございます。もし良かったら、プライベートのお話も聞かせていただけたら。普段は、どんなことをして過ごされているんですか?

石川さん:今のタイミングでは、なかなか行けないのがもどかしいのですが、旅行が好きです。友人と行くことが多いですね。

若林:年に3回は海外に行けるようにとプロフィールに書かれてましたもんね。どんなところに行かれてるんだろう、いいなーと思いながら見てたんですけど、今まで何カ国くらい行かれたんですか?

石川さん:たぶん、20くらい行ってると思います。ほぼ、社会人になってからですが。

若林:すごいですね! そんなに海外旅行が好きになったのは、何かきっかけが?

石川さん:日本の普通が、海外では普通じゃなかったりするので、そういう新しい文化 に触れるのが楽しいなって。あと、スキューバダイビングをするので、海外のいろんな海も潜りたいなと行くようになりました。ライセンスも持ってます。

若林:そうなんですね、ちなみに、今日も猫の「はるくん」はいらっしゃるんですか? 突然Zoomで登場してくれたりするかなーと期待してました(笑)。

石川さん:いると思いますが、気まぐれなので、今日は静かですね(笑)。

ハワイでのakippa石川さん。凄く楽しそうな素敵な笑顔!

ハワイでの石川さん。凄く楽しそうな素敵な笑顔!

PRマガジン編集部の「編集後記」

編集後記:編集部 若林

PRマガジンとしては初のZoom取材

PRマガジン初のZOOM取材

PRマガジン初のZOOM取材

新型コロナウイルスにより、双方ともにリモートワーク中だったため、PRマガジンとしては初のZoom取材となった今回。上手く取材を進められるか不安だったが、石川さんの端的・明解な受け答えのおかげで支障なく無事終えることができた。唯一、写真を撮影することができず、素材を提供いただくため、深夜まで写真探しをしてくださったようで…ご協力に感謝!

今回、石川さんを取材させていただくきっかけを作ってくれたのが、以前取材させていただいたタイミー・釡谷さん。

釡谷さんから「再現性の高い露出をいい時期に取ってくる、押えなくてはいけないポイントを押さえている」広報さんがいるとご紹介いただいたのだ。そこから数か月、石川さんのTwitterやakippaの露出にずっと注目していた。そして、アンケート調査を活用したPRや新型コロナを受けた迅速な広報活動について是非伺いと思いご連絡したところ快諾いただいたのだ。

お話を伺うと、釡谷さんがおっしゃってたことが良く分かった。

CSR(企業の社会的責任)をPRしたいという企業も参考になる内容

免許返納が話題になるタイミングに合わせたアンケート調査では、全国様々なメディアでの露出を実現。しかもその露出は高齢者の免許返納を促すこともにつながる可能性を持った露出なのだ。「CSR(企業の社会的責任)」をPRしたいという企業にも参考にしていただける内容だと感じた。

また、新型コロナウイルスを受けたYACYBERさんとの取り組みは「アウトプットをイメージした事前準備」「関係者とのやり取り」「社内の連携」など、どれも広報として押さえておきたいお話ばかりだった。

何より、石川さんはじめakippaの広報さんは、毎月多くのリリースを作成し、オウンドメディア「akipedia(アキペディア)」にも頻繁に原稿を投下。そしてSNS(広報アカウントとプライベート)への投稿している実態を目の当たりにし、言語化してアウトプットすることの重要さを再認識させられた。

私もより一層PRマガジンに良質な記事を増やしていけるように頑張ろう!!

今回のPRパーソン紹介

■akippa株式会社 広報マネージャー
石川 絢子(いしかわ・あやこ)

慶應義塾大学卒業後、インターネット広告代理店、グリーを経て2018年4月にakippaへ入社。グリー時代に経験した新規事業の広報をきっかけに広報の楽しさに気付き、広報としての道を歩むことを決める。

■akippa株式会社(https://akippa.co.jp/

「“なくてはならぬ”をつくる」というミッションのもと駐車場予約アプリ 『akippa』を運営。日常生活の困りごとから生まれた、駐車場のシェアリングサービスで契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・空き地・商業施設などの空きスペースに、ネット予約して駐車でき、誰でも簡単に駐車場をシェアすることができる。