みなさま、こんにちは。
11月に入り、気が付くと並木も随分色づいてきました。
この時期に着手し始めなければいけないもののひとつに、年賀状の作成があります。
毎日たくさんのメディア関係者や業界関係者に会う広報としては、ここで抜け漏れがあってはいけないところ。
でも、今年一年の名刺の束を見ては誰が誰だか思い出せずにうんざりして着手できない……、
そんなことはありませんか?
今日は、そうならないために日ごろから活用できる「名前と顔の覚え方」をご紹介します。
メソッド1 必ず覚えるという意志を持つ!
基本中の基本ですが、案外「どうせ覚えられないし」と、漫然と名刺交換をしていませんか?
「絶対この人の顔と名前を覚えよう!」と意識するだけで結果は変わってきます。
名刺交換の際に、記憶のスイッチを入れましょう。
メソッド2 感情を動かす
人間の脳には、感情が動くと記憶力が増す性質があります。
例えば、ルーチンで作成しているような資料や報告書でも、『何事もなく作成し終えたもの』と、『日ごろ部下を誉めない上司が大絶賛したもの』とでは、おそらくあなたの記憶に残るのは後者でしょう。
この脳の性質を利用して、名刺交換した際に、相手の顔の印象や雰囲気、特徴を心の中で言語化しましょう。
例えば「私のタイプだ!」「凶悪犯みたい…」など、何でも構いません。言語化することで感情が発生し、顔を印象付けるのを助けます。
さらに、例えば相手が「安藤」さんだったら、実際の安藤さんの好物はさておき、勝手に「美味しそうにあんドーナツを食べている姿」をイメージするなどして、名前と顔を紐づけましょう。
メソッド3 復習する
とはいえ人間は忘れる生き物です。
「忘却曲線」と言って、人間はインプットされた情報の大半を当日のうちに忘れますが、翌日以降まで残った記憶の忘却は緩やかになります。
そこで、交換した名刺はその日のうちに、また見返すようにしましょう。
その際に、「メソッド2」で思い浮かべた印象やイメージも一緒に思い浮かべることで、より記憶に残りやすくなります。
いかがでしたか?
実はこのメソッド、日本一の記憶力を誇る池田義博先生に教えていただいた方法になります。
先生は日本記憶力選手権で3年連続優勝している記憶力のプロで、そのメソッドを広く社会に伝えて、より豊かな社会を実現するために、一般社団法人日本記憶能力育成協会を立ち上げました。
気合いや根性に頼らず、自分にあった記憶術を探して学んでみるというのも良いかもしれません。