広報担当者が信頼を勝ち取るために必要な「媒体研究の心得」とは

媒体研究はジャンル、媒体の読者・視聴者層やリーチ数などを調べ、理解することです。それをもとにメディアへ情報提供を行い露出獲得を狙います。提供する情報自体が媒体に合わないと、メディアとの関係構築だけでなく、クライアントにも悪影響を及ぼすかもしれません。その為、対象となる媒体をしっかりと理解する必要があります。

今回、媒体研究のメリットと欠かせないポイントをご紹介します。

媒体研究で得るメリットとは

1、本当に伝えたいターゲットユーザーに届く媒体を知ることができる

メディアは読者・視聴者にプラスになる情報を伝える為に日々活動をしています。
各媒体の読者、視聴者が何を求めているのかを逆算して考えることで、有効的に露出をすることが出来ます。

2、メディアとの信頼関係を構築できる

上記でもご紹介したようにメディアは読者・視聴者の為に活動をしているので、手あたり次第に情報提供をするのは非効率ですし、自分たちに合わない情報を提供されたメディアの心境はどうでしょうか?各媒体に適した情報を提供することで、信頼を得ることが出来ます。

信頼関係を構築してメディア側から情報を求めてくるようになると、双方良い関係だと言えるかもしれません。

媒体研究で欠かせない3つのポイント

1、まずは広報戦略をたてる

媒体研究するにしても「誰に、何を伝えて、どうしてほしいか」という明確なビジョンがなければ研究のしようがありません。やみくもに研究するのは効率が悪いです。

広報担当者やPRコンサルタントはPRしたい内容やメッセージを固めることが大事になってきます。

2、媒体の進行スケジュールを知る

例えば、夏に向けた企画をいつ頃から考え企画会議を行い掲載するのか。そのスケジューリングを知るだけでも変わってきます。そのスケジュールに合わせて提案することで、採用率もあがると思います。企画会議後に商材の提供をするとノーチャンスですよね。企画会議前に商材の提供が出来れば、もしかしたら採用されるかもしれません。

これらは直接メディアの記者の方に聞かないと得られない情報です。聞き方が悪かったりすると信頼崩壊につながりますので、気を付けてください。しかしこのような情報を得られれば効果的な提案にも繋がると思います。

3、継続的にメディアに触れ、情報収集の習慣をつける

メディアからは、日々新しい情報が届きますので、常に情報を更新する必要があります。それだけでなく、新しい媒体が出たり、既存媒体のコーナーが変わることもあるので、常にチェックしておくことで、失礼のない提案が行えます。
また新しい媒体やコーナーの変化に気づくことで、記事掲載や取材のチャンスが訪れるケースもありますので、ぜひ情報収集は習慣化していきましょう。

最後に

広報担当者やPRコンサルタントにとって、今回の内容は基本的な要素となりますが、媒体研究は極めて大事なPRスキルの一つです。

皆様がいま持ち合わせている媒体情報はアップデートしていますか?一度情報を集約してしまうと更新を怠りがちになります。この機会に、改めて媒体情報を見直してみてはいかがでしょうか。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】ミートグッバイ
【これまで担当した業界】コンサル、インストラクター、出版など
【趣味】ドライブ、スポーツ観戦、森林浴、宅トレ
【プチ自慢】福耳、太もも前後左右肉離れ制覇