コロナ後(ポストコロナ)の時代のPRは、メディア露出+αで効果を最大化!?

新型コロナウイルスの影響で、人々の生活や意識にも様々な変化が生じています。
特に、緊急事態宣言やステイホーム週間などを経て、在宅で有意義に過ごせるコンテンツのニーズが高まっています。

今回は、コロナ禍で起こった変化をもとに、コロナ後(ポストコロナ)を見据えたPRの発信の在り方を述べます。

新型コロナウイルスの影響で「変化した消費者のメディア接触」

第一生命経済研究所の調査「新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査」によると、感染拡大によって4割以上の人が「テレビやインターネットを見ることが増えた」、約2割が「SNSの利用が増えた」と回答しました。

在宅率が高まったことによるメディア視聴時間の伸びと、新型コロナウイルスに関する情報源としてテレビやインターネットの視聴が伸びたという背景があります。

また、生活者が在宅で有意義に過ごせるようなコンテンツのニーズの高まりによって、SNSを用いたライブ配信などが活発化しました。

自粛期間に増えた「新たなコンテンツ」

新型コロナウイルスの影響によって変化したのは消費者のメディア接触のみではありません。

自粛期間を通して、SNSのコンテンツが大きく変化しました。外に出れない人が増える中、StayHomeというキーワードをもとに、YouTubeではインドアで楽しめるコンテンツを増やしたり、YouTuberを通して自宅で有意義な時間を過ごすための料理や勉強、掃除、ライブなどのコンテンツ製作を行い、Instagramではライブ配信を通してトーク配信や音楽ライブ配信などが活発に行われています。

日本だけでなく、世界的にSNSでのコンテンツは拡がりを見せており、生活者のメンタルヘルス維持やファン拡大に向けてYouTuberや著名なInstagrammerが大きな影響力を及ぼしています。

コロナ後(ポストコロナ)に向けた「新たな情報発信手段」の可能性

コロナ後(ポストコロナ)
コロナ禍が長期化の様相を呈する中で、前述のSNSコンテンツの拡がりは、日を追うごとに生活者に定着しつつあり、コロナ後(ポストコロナ)になった際も、SNSを通した配信は情報発信やコンテンツの1つとして定着すると考えられます。

PRの領域においても、従来までのメディアを通した情報発信に加えて、新たにSNSのライブ配信などを用いた情報発信も模索することで、今後、よりPRの効果を高められると考えられます。

例えば、商品やサービスのPRであれば従来通りのメディア露出に加え、キーオピニオンリーダーやインフルエンサーを用いてSNS発信も行うことで、認知度向上や購買への動線を強固なものにしたり、PRイベントの実施時は、イベントの様子をSNSでライブ配信し、世界に同時に発信することで効果を最大化することが出来ます。

コロナ後(ポストコロナ)まとめ

これまでも、PRの領域でSNSを有効活用することは進んでいましたが、今回のコロナ禍によってその動きが大きく加速した結果となりました。

SNSのライブ配信の定着の流れをいち早く導入することで、これまでリーチしにくかったターゲットへの訴求にもつながるほか、PRのゴールにいち早く近づける手段にもなり得ます。

これからは、最新の時流を掴んだうえでPR手段を模索し、来るべきコロナ後(ポストコロナ)時代に向けた対策を実行することが求められるでしょう。