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カンヌライオンズ国際フェスティバル PR部門受賞!世界が認めるPR事例

みなさん、こんにちは。8月に入り、暑い日が続いていますね。今年も熱中症で運ばれる人が続出しているそうなので、きちんと熱中症対策をしながら気を付けながら夏を乗り越えましょう!

ところでみなさん、「カンヌ国際映画祭」はよく知られていると思いますが、「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル(Cannes Lions International Festival of Creativity)」はご存知でしょうか?

「カンヌ国際映画祭」にインスパイアされてできたこの「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」は毎年6月に行われ、約100カ国から15,000人以上の来場者が集まり、PR、ソーシャル&インフルエンサー、クリエイティブストラテジーなど含む全21部門に40,000点を超える作品が応募されるコミュニケーション業界では世界最大級のイベントです。世界にある数々の広告・コミュニケーション関連のイベントの中でも、エントリー数や来場者数ともに最大規模を誇ります。

今回は、今年のカンヌライオンズPR部門でグランプリとゴールド賞を受賞した作品をご紹介します。

カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルとは


先ほど、カンヌライオンズについて軽く説明しましたが、改めて紹介させていただきます。
このイベントは約1週間にわたって開催され、カンヌ国際映画祭でも有名なレッドカーペットの「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(Palais des Festivals et des Congrès)」で行われます。会場内では上映、展示等による全応募作品の閲覧以外に、最先端企業による250ものセミナーやトークセッションも行われます。各部門に応募された作品の中から、審査員の厳しい評価とディスカッションを経て、部門ごとにグランプリ・ゴールド・シルバー・ブロンズ賞が選出されます。その他、特別賞も毎年選出されます。

今年は日本からも175作品が応募されました。世界中の様々な業界のプロフェッショナルが集まり、国や業界を超えて非常に盛んな交流も行われるイベントです。

The Female Company: The Tampon Book(グランプリ)

2019年のカンヌライオンズPR部門のグランプリを獲得したのはドイツで生理用品を販売するスタートアップ企業、The Female Companyの「The Tampon Book」でした。ドイツでは生活必需品であるはずのタンポンをはじめとした生理用品の税率は「贅沢品」扱いの19%です。

The Female Companyは法律を破らずに低い税率でタンポンを販売しながら税率の見直しを訴えかけるためある方法を考えました。タンポンを書籍「The Tampon Book」の「付録」として売り出すことにより、書籍扱いの税率7%で販売しました。書籍はすぐに完売し、ドイツの政治家の注目も集めました。Change.orgにてタンポン税廃止を議論するように要請するキャンペーンを始め、現在17万以上の署名を得ました。

「カンヌライオンズ」に学ぶ世界のPRトレンドとは?

2019年8月6日

McDonalds:Big Mac 50th Anniversary(ゴールド)

ビッグマックの50周年を記念するため、マクドナルドは新たな挑戦に挑みました。2018年8月からマクドナルドは仮想通貨ブームに対抗し、マックコインという独自通貨を作り、50カ国以上に渡るマクドナルド店舗にてビッグマックと無料交換ができるキャンペーンを始めました。

毎年ビッグマック指数(The BigMac index)を使って国際通貨の購買力を毎年測定しているThe Economistは31年間にわたり、これは48カ国の通貨の健全性の正当な尺度であり、世界的な経済標準となっていると述べました。この通貨性を活かし、実際にマックコインという通貨を作って、プロモーションを各国で展開した結果、世界で1億のエンゲージメントを獲得し、ビッグマックの売上がグローバルで6%増加しました。

Budweiser (Abinbev):Wind Never Felt Better

バドワイザーの「 Wind Never Felt Better」は、一見広告的と思われるスーパーボウルのCM作品でしたが、100%再生可能な電力でビールを醸造する取り組みを宣言したPR的な発想から生まれたプロジェクトでした。「brewing a better tomorrow(より良い明日を醸造する)」というメッセージを元に取り組みを発信をし、他企業も巻き込み、持続可能な未来へのバドワイザーのコミットメントを伝えるためにスーパーボウルでシンボルの馬、犬、風が登場するさわやかなCMを流しました。

バドワイザーは「風力発電でできたビール」と「地球にやさしい」というイメージ作りを目的とし、スーパーボール開催中に風力発電の話題をだしただけではなく、自分たちの風力発電所から再生可能な電気を開催都市アトランタに寄付をしました。

カンヌライオンズ国際フェスティバル PR部門まとめ

いかがでしょうか?
カンヌライオンズの受賞作品はそれぞれ事実をベースに、「リアルなもの」を作り出し、社会を動かすだけではなく、社会問題を解決するものがほとんどでした。世界で話題になった成功事例を是非参考にしてください。

弊社では様々な業態の企業様と蜜なコミュニケーションを取り、PR施策を提案・実施しております。詳しく聞きたい方は是非お問い合わせください。