メディアに採り上がるネタの考え方

メディアへの企画案提案に際し、メディアが報道するニーズを抑えた提案である必要があります。

そこで、メディアにとっての社会課題を解決する上でのニーズとは、どのように考えたらいいのか?について、ご紹介しようと思います。

ニーズを考えることの目的(~のために)とは?

①解決する社会課題(トレンド)の整理のために(何をしようとすればいいのか?)
②ヒット商品の理解のために(何をして欲しいのか?)
③トレンディ情報(最新流行)のために(何をする必要があるのか?)
④応え得る商業性のために(何があったらいいのか?)

⑤社会課題(トレンド)への解決策(アイデア)のために
⑥KPI(接触率):世の中ごとのために(どのような見栄が、どのように変化するのか?)
⑦どうしたら一番世の中に最適化するかのために
⑧技術やノウハウを元に、商品やサービスを開発する「シーズ志向」のために(何の為にあるのか?)
メディアごとに応えるのがPRマンの仕事ですので、主に必要となってくるのが①~⑤の中でも、太字とした①~④の部分で、その中でも、①と④を抑えることが最低条件となってくるのだと思います。

ニーズを考える上でのポイントとは?

ニーズについての考え方を以下4つのパートに分けてセグメントしてみました。

ニーズとは⁉︎

①ニーズ(何が必要なのか⁉︎:何をして欲しいのか⁉︎:~じゃないこと)(状態)
②ウォンツ(何をする必要があるのか⁉︎)(関係)
③ウェイト(頻度(どのような見栄)が、どのように変化するのか⁉︎:何をさせる必要があるのか?→何をしてもらいたいのか?)(否定(裏)の否定(裏))(状況)
④デマンド(何があったらいいのか⁉︎:何をしようとすればいいのか?→何をして欲しいのか?)(ウォンツの否定(裏)→ニーズ)
ニーズについては、以下のサイトをご参考にしてみてください。

それでは、1つ1つ説明していきます。
①まず、出発として、簡単なニーズを考えます。
ニーズとは、「何が必要なのか?」ということなので、言い換えると、「何をして欲しいのか?」という人にとっての欲求と言えるものです。抽象的欲求(~じゃない)です。

②次に、ニーズ(抽象的欲求)に対するウォンツ(具体的欲求)を考えます。
何をして欲しいのか?」に対して、生じる具体性は、「何をする必要があるのか?」です。
これは、状態(1者)としてのニーズに対し、関係(2者)としてのニーズに変化しました。

③3番目に、この2者間の間柄(関係)を成り立たせるニーズは、何か?を考えます。状況(2者)を考えるということです。
何をして欲しいのか?」という1人のニーズに端を発していることであり、
相手に対して、「何をする必要があるのか?」というニーズの2つが存在しています。
これを考える上では、それぞれの裏(否定)が、成り立ちのニーズです。
なぜなら、相手としている相手に対し、自分が何か働きかけるということが関係であるとすると、相手の受動態(受け身)に対して、能動的に働きかけることが関係と説明することができます。

つまり、
相手の受動態という意味の裏と自分の受動態という意味の裏が共に存在し、それを前提に、お互いに能動的なニーズを足し算で満たし合う関係が理想です。
①相手の受動態に対する、私の能動
②自分の受動態に対する、相手の能動

この、それぞれは、冒頭の
何をして欲しいのか?が受動態であり、何をする必要があるのか?が能動態としてのニーズを考えることです。
①と②は互いを変えていることで、2つ存在していますが、これを1つのものとして表現をすると、受動態に対する能動態ですが、ここに私とあなたの入れ替えが発生するということになります。

これを考えると、「私のあなた」と「あなたの私」です。
そして、この関係の前提となるのは受動態ということです。
ですから、「私のあなた」と「あなたの私」という受動態を考えることが、受動態に対する能動態を考える上でのより最低的な条件となります。

なぜなら、
「私のあなた」という受動態とは、私にとってのあなたです。
また、
「あなたの私」という受動態とは、あなたにとっての私です。
これを1人の人間が考えることで、前者を能動、後者を受動と表現することができます。
これは、受動することに端をする関係の互換を考えることが、語るニーズであるという括り方ですが、このことに見て取れるのは何でしょうか。
受動を考えることについて、能動と受動というバランスによって、2者をセグメントしました。
そして、このスタンスで語ることが受動態を説明するということには、ニーズとテーマについての受動態が話題として存在しています。

ニーズ(受動を考えたい)→能動と受動のバランスを2者で考える
テーマ(受動態を説明したい)→能動と受動の受動態を2者で考える
という2つの方向性が見て取れます。
この1つ1つが裏(否定)として存在すると言えます。
裏(否定)を考えるとは、受動態の能動態だからです。
ニーズとしての裏(否定)は、何をする必要があるのか?(自分)についての受動に対する能動(受動を考える)です。
テーマとしての裏(否定)は、何をして欲しいのか?(相手)についての能動に対する受動(受動態を説明する)です。

つまり、関係を成り立たせるニーズとは、
(ニーズとしての裏)否定の(テーマとしての裏)否定という成り立ちを表現するニーズです。
ニーズとテーマとした時、ニーズを表現することは、自分のこととして考えることですから、
ニーズとテーマの関係は、次のようになります。
ニーズ:自分にとって、何をする必要があるのか?に対する相手の能動とは、何をさせる必要があるのか?
テーマ:相手にとって、何をして欲しいのか?に対する私の受動とは、何をしてもらいたいのか?

ですから、答えとしては、
「何をさせる必要があるのか?」(ニーズ)→「何をしてもらいたいのか?」(テーマ)を考えることが状況のニーズです。

④最後に、デマンドを考えます。
デマンドとは、「何があったらいいのか?」というクライアント目線のニーズと言えます。
ここでも「あなた」と「私」で考えます。
ニーズとは、相手のニーズを満たすことに意味があります。殊にビジネスとは、そういうものです。我々PRマンは、クライアントのニーズを満たさなくてはなりません。
相手にとって、何があったらいいのか?とは、どういうことでしょうか。
ニーズとウォンツのニーズの関係は、「あなた」と「私」でした。
そこで、③の否定の否定の際に活用した裏(否定)という考え方を再度持ち出します。

相手のニーズを満たすために、ここでは、ウォンツ(自分)の否定(裏)→ニーズ(相手)に働くことを考えます。
ウォンツとは、「何をする必要があるのか?」でした。
この裏とは、前述に従い、受動態の能動態です。
相手が、何をする必要があるのか?の受動態への能動態ということです。
何をする必要があるのか?を相手が受け身で感じると、何をされる必要があるのか?であり、
このことに対する、ニーズを満たす能動とは、「何をしようとすればいいのか?」という欲求を入れて考えることだと思います。

③の説明では、受動を考えたいニーズに対し、受動態を説明したいテーマを考えることが、関係を成り立たせることを考える目的だったので、「られる」や「させる」という受動態の意味で、ニーズが説明されました。「成り立ち」だからです。
④のここでは具体的な相手のニーズを考えることですから、「~したい」という欲求として、否定(裏)を考えていく必要があると思います。

ウォンツの否定(裏)とは、自分のニーズの否定(裏)として、相手のニーズを考えることです。そのことが、ニーズ(相手)に働くことで、相手の本当のニーズを説明することができます。
今、導き出した「何をしようとすればいいのか?」は、相手のニーズの立場に立った、私が行う相手のニーズの満たしとして考えています。つまり、ここで考えた否定(裏)とは、相手のニーズの立場に立った、相手のニーズの満たしということができ、そのことを、人間を、互いに相手として存在するものとして、普遍的に個人を考えるということで、私自身にも勝ち得ることのできるニーズとして考えるということです。

ここでご紹介した、ニーズの考え方を使って、クライアントが、何をして欲しいのか?という基礎的なニーズを元に、「クライアントごと」と「メディアごと」としてのニーズに仕上げていくには、とりあえず、デマンドを提案するということだとご紹介しました。
このデマンド(何が、あったらいいのか?)が、メディアに対する「なぜ、採り上げるのか?なぜ、採り上げなくてはならないのか?」という企画概要となってくる部分だからです。
ぜひ、一度日々のPR業務の中で活かしてみてください。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】ぽっぺん
【これまで担当した業界】鉄道、レジャー・観光・動物園・水族館・ハウスメーカー・情報通信・食品・酒造・美容外科・医療人材・ファストフード・地方自治体 など
【趣味】音楽鑑賞・歌うこと・ラジオ聴取・カフェ・ウィンドウショッピング
【プチ自慢】大学時代から、毎日日記をつけていること