営業はつらい、厳しい、大変という話がよくありますが、広報・PR業界で、メディアリレーションを営業と同じように大変な仕事ととらえる話は確かにありますね!
たしかにメディアリレーションのキャラバンは「新規営業」と同じような面もありますし、電話でのアポイント入れで、ガチャ切りされたり、ぞんざいな扱いをされるといったことも、あるあるですよね。
筆者の経験でいうと、まず某大手ビジネス女性WEBメディア担当者に、はじめてのテレアポで面会依頼をとりつけた時の話です。あまり電話では乗り気でなく、むりやり訪問させていただいた印象だったのですが、お会いしてお話させていただいたところ、連載企画の提案に興味をいただいて、その後約3年間にわたって2名の著者で連載を担当させていただいて何度もアクセスランキング一位を獲得させていただくようなご縁となりました。
あと、大手新聞経済部の編集委員ですが、こちらもお忙しそうな記者さんで、無理やり15分お時間をいただいてご訪問したのですが、こちらからの提案を全面的にうけいれてくださり、逆に先方から長くお話をいただいて、その後数年間にわたり様々なコラム、連載を実現いただいた方がありました。
しかし、ちょっとつらいアポイントのその思いをかいくぐってお会いできたメディアの方によくお話を聞いていただくことができると、やはり広報PRパーソン冥利につきますし、そうやってトライしたメディアの方ほど意外とその後、定期的な情報提供をうけいれてくださる関係に発展したりことがあるもあると実感されているかと思います。
とはいえ、ビジネスマナーや広報PR上のテクニックに加え、やはりビジネスマンや営業マンのテクニックで利用できるものもあるかなと思い、下記3ポイントほど、ご参考まで書いてみました。
メディア訪問の悩みを和らげる3つの方法
1)マインドセット
ものの見方。物事を判断したり行動したりする際に基準とする考え方。(デジタル大辞泉)とありますが、要は、一度気持ちをしっかり入れて取り組むというようなことではないかと思います。人間ですので、体調がよくないときなどもあったりはするものですが、ちょっと自分にスイッチをいれるだけで、スピードや成果もずいぶん違ってくるものです。
2)ラポールの法則
ラポールとはフランス語で「架け橋」の意味で、心理療法の世界では信頼関係を構築する方法として知られています。メディアリレーションの際には、面会者に対して、ミラーリング、マッチング。バックトラッキングなどのテクニックがあるので、ぜひ興味ある方は調べてみては?
参考書籍「マインドの法則」
https://www.amazon.co.jp/dp/4537060204
3)媒体分析
広報PRパーソンたるもの、妙薬はやはりこれしかないかと。
媒体分析がしっかりできて訪問できれば、1)2)も心配いらないかと思います。署名記事の読み込み、担当記者の専門分野の予習さえできていれば、気が楽になると思います。どんなに時間がないときでも行きの電車での日経テレコンやGOOGLEでの過去クライアント記事の読み込みは必須です!
まとめ
以上 いろいろ普段考えていることを書き連ねてみました。
メディアリレーションでお悩みの広報PRパーソンの皆様ともにがんばっていきましょう!
広報、PR業界の先達に話をうかがう機会があるとやはりメディアの方とは、特にプライベートでご一緒するわけでもないのに、長い一生のおつきあい、財産になるというお話もよくおききします。そこはやっぱり「リレーション」ですので、この業界に関わる者としては、本当にいろいろな方との出会い、ご縁、大切にしたいですね、