私はこの業界2年目の新人PRパーソンです。そんな私が取材や掲載獲得ができるまで、日々どんなことに取り組んでいるかご紹介しようと思います。
これからPR業界に入られる方、同じような新人の方、上司にあたるような方にも新人の育成という視点でお役に立てられたら幸いです。
この記事の目次
その1、乏しいインプットは、日経新聞3紙を読みこむことから
入社してからPRの仕事をする上で一番感じたことは、自分のインプットの乏しさでした。PRパーソンとして、ニュース性や話題性を押さえ企画などを考えるのは当然のことです。そこで日課として、毎朝通勤電車で、日経新聞3紙やWebメディアがどのようなことを取り上げているかチェックすることを始めました。
とはいえ、一言一句をすべて読み込むことまだ無理があるので、まずはタイトルや見出しをしっかり理解することから始めました。
当社はクライアントの業界に関する署名記事を書いている記者に徹底的にメディアアプローチするルーティンがあるため、まず担当クライアントに関係する記事の新聞やWEBニュースをしっかり読み込むことに日々重点を置いています。
その2、ワードセンスが全くない新人が取材企画案を作れるのか!?
せっかくニュース性や話題性を取り入れた取材企画案が思いついたとしても、そのタイトルや構成が目を引くものでないと企画は通りません。同じ内容でも使うワードや言い回し、「」の使い方などで印象は変わります。
私は毎朝Webメディアのチェックをすることでこのような企画案を考える際のヒントを得ています。注意して見ているのは音や歯切れの良さ、語呂などです。PV数が伸びる記事というのは、扱っているテーマが面白かったり、タイトルにつられたりするケースが多いと思います。人は気持ちのいい音や語呂には自然と好印象を持つことがあるので、タイトルに上手く活用できればそれだけで面白そうと思われる記事になりやすくなります。
たくさんの記事が並ぶ中で自分だったらどんな記事をクリックしたくなるかを意識することが大切ではないでしょうか。
その3、メディアアプローチのトークは、流れを意識して!
初期のころメディアとのミーティングで、自分の思い込みやラフな情報提供をしてしまい、貴重なお時間を気まずさが残る時間にしてしまうという失敗がありました。
そこから学んだのは、ミーティングの流れや時間配分をはっきりさせておくことでした。先方にはもちろん資料や話す内容など事前に共有しつつ、ミーティングの最初にも改めてミーティングやプレゼンの流れを示すことで目的が明確になり、少ない時間で密度が濃く有意義な時間を作ることができるようになってきました。また、ミーティングを設ける際、こちらに準備が大切になるのは当然ですが、特に意識していることが二つあります。
一つは、報道分析です。提案する記者が、今までどのような記事を扱っていたのかを必ず再度直前に確認した上でお話させていただくようにしています。
二つ目は、ミーティングのリハーサルです。これをすることで、流れが頭に入り、話し方や言葉遣いの修正もできます。一人で録音してみたり、会社の先輩、同僚の人を相手にしたりして練習することが、おすすめです。
新人PRパーソンのメディアリレーション、日々の取り組みまとめ
以上、つたない話ではりますが、新人PRパーソンとして同じような失敗や悩みを持っている方の参考になっていれば幸いです。
まだまだ足りないところだらけですが、これからさらにメディアリレーションの際に、よりクライアントの魅力や課題を伝えられるように精進しようと思っています。
【ニックネーム】味噌汁マン
【これまで担当した業界】士業、僧侶、出版社、自動車など
【趣味】ドライブ、野球観戦、散歩
【プチ自慢】卵を片手で割ることができます