今回は自社の商品やサービス、人物など、ラジオにPR案件を露出させたいと考えている方に向けて、制作者の視点から考える“露出する際の注意点”をお話しさせていただきたいと思います。
「この番組なら合いそう…」「この番組に出たら気になる人が増えるかもしれない」と思っていても、番組の制作者から採用いただかない限り露出を獲得することはできません。
そのため、まずは制作者が情報提供したトピックスに対して、どのように考えているかを知ることで、PR案件そのものが本当にラジオに合っているかを確認するきっかけにしていただければと思います。
番組のターゲット層に合っているのか
どの媒体にも言えることですが、ラジオにも明確なターゲット層があります。
露出を希望する案件が番組のターゲットと合っているかという点は、制作者が判断する際に特に重要になるポイントです。
提案した内容がしっかりとターゲットに合っているのであれば、制作者にも受け入れられやすく、判断材料としても番組に適していると受け入れられやすくなります。
ラジオのトーク(話し)で伝わる事案なのか
ラジオはテレビや動画メディアと違い映像がないため「話すこと」でしかリスナーに伝えることができません。
例えば、自社の健康器具をラジオに露出させたいとします。テレビや動画メディアでは、実際に使用しているシーンや器具の細かな部分まで、映像に映すことができますが、ラジオでは実際に使用したとしても、使っている方の汗や、苦しそうな顔や楽しそうな表情を届けることはできません。
例として「商品」を取り扱いましたが、これは「サービス」や「人物」に関しても同様で、話して伝わるサービス内容なのか、どんなことをしている方なのかなど、それを話すだけでリスナーに興味を抱かせる要素があるのかという訴求点が強く求められます。
営業っぽくならないか
例えば、掃除に関する様々な商品をプロデュースしている方が、掃除の専門家としてラジオにゲスト出演したとします。
その際に番組のメールテーマの中で、リスナーから届いた「お掃除のお悩み」を答える際に、「そのようなお悩みは、私がプロデュースしたこの商品を使ってください!」と話すと、リスナーは「なんかショッピング番組みたいだなぁ」「聞きたいのはそういうことじゃないんだよ!」と受ける印象が悪くなることもあります。
あくまでも掃除の専門家としてラジオに出演しているので、リスナーの悩みには親身に答えつつ、最後に告知として自身の商品を紹介する方が、「ここまで知ってる人が作った商品なら買ってみようかな」と自然にリスナーの興味をひくことができます。
どんなに良いサービスや商品だったとしても、自身や自社の営業活動のような伝え方にならないよう、リスナーから興味を持ってもらえる自然な伝え方を準備しておくことが重要です。
今回は、ラジオの露出で重要度の高い順に注意するべき点をいくつか紹介いたしました。
お伝えした3点は注意すべき点でもありますが、番組のターゲット層とマッチして、話すことで魅力が伝わる内容や事案であれば、番組としても面白くなり、自然にリスナーの興味もひくような効果的な露出に繋がると思います。
今回の記事を読んでいただき、今後PRしたい事案がラジオに適しているのか、考えていただくきっかけになれば幸いです。
【ニックネーム】青いライオン
【これまで担当した業界】出版、士業
【趣味】サッカー観戦(代表戦、プレミアリーグ)、サウナ、お笑い
【プチ自慢】わんこそば102杯食べたことあります
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