今回はふだんテレビ局にアプローチに行く機会があまり無い初心者の方向けに、もし、テレビ局に訪れることがあった際に行うべき行動をお教えいたします。
初めてテレビ局に行くと、放送前で慌ただしく怒号が飛び交うようなニュース番組のフロアや、100人200人のスタッフたちが落ち着いてパソコンをカタカタしている姿は新鮮に見え、野に放たれたウサギのようにオドオドして誰にもアプローチすることが出来ない!という経験をされたという方もいるでしょう。
そんな時は焦らず、落ち着いて、是非テレビ局の壁を見てください。
テレビ局に行ったらまず壁を見ろ
1、座席表を見る
情報・報道系の番組など番組ブースが大部屋にある場合は基本的に入り口の壁にスタッフの座席表が貼ってあります。
アプローチしたい番組のスタッフなどをあらかじめメモしておき、座席表と照らし合わせてアプローチする方法などが有効的といえるでしょう。
また、番組によってはコーナー別で座席の島や部屋がありますが、基本的に座席表にコーナー名まで明記されている局もあるので最初は絶対に確認してから行きましょう。
2、番組別に貼っている紙を見る
ざっくりとした言い方ですが、番組のブースやフロアの前の壁にはたまにくらいの頻度でその番組の定例会議の日程やロケの日程、担当ディレクターやADなど今週のスケジュール、企画内容を張り出していることがあります。
このスケジュール表をチェックすることによって、スタッフの特定や、スケジュールを逆算したアプローチを行うことや、運がよくクライアントとの親和性があるような内容のネタの放送が近日中にあれば、より確度の高い情報提供を行うことが可能です。
3、視聴率の張り紙を見る
テレビ局に行くと廊下や番組部屋の前など至る箇所に番組の視聴率が書かれた張り紙が貼っています。
番組の視聴率はクライアントにアプローチ先の番組を提案する際に聞かれたりすることも多いのですが、ネットを叩いても視聴率は出てこないことが多く、テレビ局のスタッフに知り合いがいなければ視聴率を知ることは意外にも困難なものです。
テレビ局に行けば、張り紙で視聴率を知ることはすぐに出来るので、提案の場面や媒体分析の際の材料にもなります。欠かさずにチェックすることが大事です。
いかがでしたでしょうか。テレビ局にアプローチした際には周囲の壁を見渡すことから意外な情報が知り得ることができるので、皆さんもテレビ局の空気に飲まれず、焦らずに、テレビ局の壁を是非見てみてください。