芸能人を起用したPRイベントのポイント

先週までオリンピックのTV観戦で、寝不足気味だった方も多いのではないでしょうか。やはり、4年に1度のスポーツの祭典はライブの映像が一番盛り上がりますね。時差で深夜の中継になる競技もありましたが、TV放送の強みを実感する時でもありました。

さて、そんなTVメディアでは連日、芸能人・著名人を起用したPRイベントの模様が、情報・ワイドショー番組を中心に報道されています。ワイルドキャラで人気の「杉ちゃん」が過労でダウンし、PRイベントを欠席するニュースが流れたのも、記憶に新しい出来事です。

人気芸能人をゲストに起用したイベント自体は、特に目新しい手法ではありませんが、集中的にTVでの露出を稼ぐこのやり方は、やはり効果の高いPR施策といえます。

今回、PRイベントを実施する際のポイントや注意点を、現場目線から簡単にまとめてみようと思います。それでは、PRイベントを実施する際のポイントや注意点を、現場目線からお伝えします。

芸能人を起用したPRイベントのポイント

ポイント1:芸能記者の特性を知る。

各テレビ局には、芸能取材を担当する専任のチームが存在します。

◆芸能デスク
各番組、または局全体の芸能ネタを統括する立場。各芸能情報の収集、各芸能プロダクションとの人脈づくりなどを行い、毎日の取材先を決める。リリース配信は当デスク宛。

◆芸能記者
各番組または局全体として芸能取材を専門に行う記者。毎日のように、PRイベント等を取材しているので現場の仕切りに敏感。問題事項は、現場で早めに相談し、柔軟な対応することが極めて大事。

ポイント2: 芸能取材が決まるまでのスケジュールを知る。

前日の夕方から夜に、その時点で出揃った情報を元にデスク仕切りの会議が行われます。その会議で「明日どのクルーがどの取材に行くか」決定します。基本的にギリギリまで情報を待つので、事前(2日前や3日前など)に取材が決定することは、ほとんど有りません。

ポイント3:画角、音声、照明の確保・確認。

取材班は映像を撮りに来ます。映像が取れない環境だけは作らないようにする事が、一番大事です。映像を撮る為には、画角(被写体とカメラとの位置関係を考えカメラ台などを用意)、音声(MIX OUTの確保)、照明(ステージ明かり他、想定される被写体の光源確保)が、マストポイントです。

ポイント4:開催のタイミングは月~木曜日。

芸能イベントを開催するタイミングは、月~木曜日がベターです。イベントの露出番組は当日もしくは、翌日のワイドショーになります。土日は平日に比べワイドショーが少ないので、金土の実施は、お勧めできません。また日曜日は、翌月曜日の露出になりますが、その場合、週末のイベント全てが対象になるので競合が大変多く、これもお勧めできません。よって、月~木がベターになります。

また、開催時間ですが、当日午後の番組から露出の可能性がありますので、時間帯は11時ごろが一番良いタイミングと考えられます。但し、取材に出るクルーの数は各局限られているので、なるべく競合を避けたい場合など、曜日時間を工夫することがとても大事です。

ポイント5: 基本的にはタレントバリューが大事。リスクも大きい。

芸能人を起用したPRイベントは、毎日少なくとも10件以上実施されています。そのうち、番組で露出・紹介されるのは全体の半分以下と考えて間違いありません。
著名人を起用したPRイベントは、タレントバリューや当日の競合次第で露出が大きく左右される、リスクの大きい施策であることも忘れてはいけません。

ポイント6:タレントをうまく活用し、放送で使われやすい「山場」を構成

タレントバリューが強く露出は獲得できたが「訴求したい商品が全く映らなかった、、、」という経験のある方もいらっしゃるかと思います。TVで紹介されるカットは、イベントの中で一番「おいしい画」だけです。つまり、露出させたいポイントをいかに「おいしい画」として演出できるかが、芸能人を起用したPRイベントを成功させるカギになります。

ポイント7:番組の特性を理解し、個別取材も獲得する

芸能人が出演したPRイベントの放送を見ればわかりますが、「囲み取材」が実施され、レポーターや記者がマイクを持ってゲストに質問している映像が流れている場面が多いです。

これは、「囲み取材」が、取材に来た番組にとっての大きなメリットであるからです。番組へメリットを提供することは、露出機会を増やす上でとても大事なことです。また、番組によっては、「個別取材」の機会を提供することで、取材・露出につなげることも可能です。

芸能人を活用したPRイベントは、露出に成功すれば大きな影響をもたらしますが、様々な要因により、残念な結果になる危険も持ち合わせた「リスクと背中合わせのPR施策」ともいえます。

実施をお考えの際には、あらゆる手段や工夫を用い、最大限の露出獲得を目指しましょう。

■PRマガジンを運営しているコミュニケーションデザイン社への資料請求

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です