「結局どれがいいの?」無料で使えるAIツール3選をAI自身に比較させてみた。

文章作成や最近では画像生成など、様々なシーンで昨今利用されているAIツールこの記事を見ている方の中にも、お仕事やご自身の趣味でも利用されている方も多いのではないでしょうか。

ただツールの数が多くてどれを利用すれば良いか分からない!

筆者自身はChatGPTをよく利用するのですが、正直他のAIツールと比べて何が優れているかどうかも分かっておらず、初めからあったというイメージだけで利用しているといった現状です。

他のAIツールと比較してみたいと思うけど、比較の仕方も分からない…。
「それならAI本人達に自己アピールさせればいいんじゃないか!」と思い、本記事の執筆に至りました。

今回は文章作成をメインとした無料で使えるAIツール「ChatGPT」「Copilot」「Gemini」こちらの3つを比較していきたいと思います。

① ChatGPT

まずは、筆者も利用しているOpenAI社により、2022年11月にリリースされた「ChatGPT」をご紹介します。AIツールの先駆けのイメージがありますが、果たしてどんな強みがあるのでしょうか。

「CopilotとGeminiと比べた際に、実務ベースであなたの強みを教えてください。」

1. 長文のドキュメント編集と管理が得意

● キャンバス機能でリアルタイム編集可能

ChatGPT:長文のレポート、記事、ビジネス文書をスムーズに作成・編集できる。

Copilot:コード補完が中心で、文書作成は不得意。

Gemini:短い文章の生成は得意だが、長文の管理はやや弱い。

● 文章のトーン調整が柔軟
例:「カジュアルな文章をフォーマルに変更」「専門用語を簡単な表現に」などが可能。

2. コーディングサポートの幅広さ

● 会話しながらのコード修正・最適化が可能

ChatGPT:エラー修正、コードの最適化、実際のPythonコード実行まで対応。

Copilot:コード補完が得意だが、文脈をまたぐ修正は苦手。

Gemini:コード生成はできるが、詳細なバグ修正のやり取りはやや弱い。

● ゼロからのシステム設計もサポート
「この要件でアプリを作るならどう設計すべき?」といった相談ができる。

3. 実務向けの多様なコンテンツ作成

● ビジネス向けの資料や提案書の作成が得意

ChatGPT:プレゼン資料の構成、メールの下書き、戦略文書の作成まで可能。

Copilot:コード関連が中心で、ビジネス文書の作成は苦手。

Gemini:簡単な要約は得意だが、論理的な構成の文書作成は弱い。

● マーケティングや戦略立案のサポート

競合分析、SEO記事の作成、広告コピーの提案など、実務に直結するアイデアを出せる。

4. 会話の柔軟性と実用性

● 長期的な文脈を理解し、適切に対応可能

ChatGPT:ユーザーの過去の発言を踏まえた一貫性のある回答ができる。

Copilot:基本的に1回の入力に対してのみ応答し、文脈を維持するのは苦手。

Gemini:文脈はある程度維持するが、長期的なやり取りでは弱くなる。

● 自然な対話で問題解決がスムーズ
例:「昨日話したプロジェクトの続きだけど…」という会話が成り立つ。


この後ご紹介しますが、確かにCopilotはカジュアルなやり取りが多かったので、ビジネスメールの作成時にはChatGPTの方が良いのかなと思いました。

ただ、この質問をした際にも文章が途切れてしまうこともあったため、長文の回答になりそうな質問には注意が必要です。

➁ Copilot

次に、Microsoftが提供しているAIチャットアシスタント「Copilot」をご紹介します。

Microsoftの提携先がChatGPTをリリースしているOpenAIのため、AIモデルとして「GPT-4」や「DALL-E 3」が搭載されています。

「ChatGPTとGeminiと比べた際に、実務ベースであなたの強みを教えてください。」

統合性

Microsoftエコシステムとの連携:
Microsoft Office(Word、Excel、Outlookなど)やMicrosoft Teamsといったツールとシームレスに連携することで、日常業務をスムーズに行うことができます。

例えば、メールの返信、会議のスケジュール設定、文書の作成などが効率的に行えます。

安全性とプライバシー

企業レベルのセキュリティ:
Microsoftの厳しいプライバシーとセキュリティ基準に基づいて設計されており、データ保護に関して高い信頼性があります。
企業データや個人情報の取り扱いにおいても、安心して利用できます。

多言語対応

多言語対応能力:
多くの言語に対応しており、グローバルなチームや顧客とのコミュニケーションが円滑に行えます。
日本語をはじめ、英語やその他の主要言語でのサポートが可能です。

継続的な学習

最新情報へのアップデート:
常に最新の情報や技術に基づいてアップデートされ続けているため、信頼性の高い情報を提供します。
特に、業界トレンドや技術の進化に関する情報を迅速にキャッチアップできます。

カスタマイズ性

ユーザーのニーズに合わせた対応:
会話のスタイルや内容をユーザーのニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。
これにより、ユーザーにとって最適なサポートを提供します。


この回答を見た瞬間、「ChatGPTと言ってることがほぼ同じじゃないか!」と思いましたが、記載されている統合性の部分の詳細を調べてみると「Copilot for Microsoft 365」というソフト(有料)があり、このソフトでは同じMicrosoft製品のWordやPowerPoint、ExcelとこのCopilotが連携して文章作成や資料、データ作成をサポートしてくれるといった機能があります。

この質問以外にも色々と試したところ、ChatGPTと違って文章が途切れることがなかったため、単純な質問だとCopilotの方が利用しやすいと感じました。

➂ Gemini

最後はGoogleが提供している対話型AI「Gemini」です。こちらではAIのモデルも変わりますが果たしてどんな違いがあるのでしょうか。

「ChatGPTとCopilotと比べた際に、実務ベースであなたの強みを教えてください。」

1. 情報へのアクセスと鮮度

● Gemini
Google検索と直接連携しているため、リアルタイムで最新の情報にアクセスできます。これは、市場調査、ニュース分析、最新の技術情報が必要な業務において大きな強みとなります。

● ChatGPT
学習データに基づいて情報を生成するため、情報の鮮度には限界があります。最新の情報が必要な場合は、外部ツールやプラグインとの連携が必要になる場合があります。

● Copilot
Bing検索と連携しており、比較的最新の情報にアクセスできます。しかし、Google検索ほどの広範な情報網を持っているわけではありません。

2. 業務アプリケーションとの連携

● Gemini
Google Workspace(ドキュメント、スプレッドシートなど)との連携がスムーズです。これにより、文書作成、データ分析、プレゼンテーション資料作成などの業務を効率化できます。

● ChatGPT
APIを通じて様々なアプリケーションと連携できますが、個別の設定や開発が必要になる場合があります。

● Copilot
Microsoft 365(Word、Excel、PowerPointなど)との連携に特化しています。これにより、これらのアプリケーションを使用した業務を大幅に効率化できます。

3. 得意とする業務領域

● Gemini
広範な情報処理能力と自然言語処理能力を活かし、情報収集、分析、文書作成、翻訳など、多様な業務に対応できます。

● ChatGPT
創造的な文章生成、アイデア出し、プログラミング支援など、特定のタスクに強みがあります。

● Copilot
Microsoft 365アプリケーションを使用した業務、特に文書作成、データ分析、プレゼンテーション資料作成に強みがあります。

4. 安全性と信頼性

● Gemini
GoogleのAI原則に基づいて開発されており、安全性と信頼性を重視しています。有害な情報や偏った情報を生成しないように努めています。

● ChatGPT
安全性に関する取り組みが進められていますが、生成される情報の正確性や偏りには注意が必要です。

● Copilot
Microsoft社の安全性に関する取り組みが適応されています。

実務での使い分け

● 最新の情報が必要な業務や、Google Workspaceを使用した業務には、Geminiが適しています。

● 創造的なアイデア出しや、特定のタスクに集中したい場合は、ChatGPTが適しています。

● Microsoft 365を使用した業務を効率化したい場合は、Copilotが適しています。


Geminiは、詳細に他のツールとの違いを記載してくれて最後には一言で分かりやすく実務での違いをまとめてくれました。今回の質問だけで比べるとGeminiが一番優秀ではないかと思いました。

まとめ

今回は、「ChatGPT」「Copilot」「Gemini」の3つのAIツールをAI自身に比較させました。

それぞれ似たような回答もありましたが、Geminiは詳細にかつ文字の途切れもなく教えてくれたので、筆者もしばらくGeminiを使用してみたいなと思いました。

Geminiが教えてくれたように、普段使用するソフトによって使い分けてみるのも良いのかもしれません。

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