大注目のアンバサダーを活用したPR施策。企業のファンを味方につける『アンバサダー・マーケティング』

最近、企業のキャンペーンなどで、アンバサダーという言葉を使う機会が増えました。
ここ数年でInstagramの「#アンバサダー」投稿数は30万件を超え、SNS上での活動も活発になっています。なぜここまでアンバサダーが注目されるようになったのでしょうか。

今回はプロモーション施策で有名企業も実践している『アンバサダー・マーケティング』についてご紹介いたします。

アンバサダー・マーケティングとは!?その役割

アンバサダーは「大使」「代表」といった意味する言葉ですが、企業(ブランド)の「親善大使」のような意味合いで「アンバサダー」の語が用いられています。ビジネスシーンでは、商品やサービスのブランドや販売元の企業の熱烈なファンをアンバサダーと呼び、企業の製品が好きで熱量のあるユーザーによる口コミ効果を狙うPR手法を「アンバサダー・マーケティング」と言います。

アンバサダーはブランドと数ヶ月から数年にわたる長期契約を結び、イベントへの参加、新商品やサービスへのフィードバック、時には商品開発やイベントの企画といったマーケティング戦略に携わるなど、多岐にわたってブランドを支えます。ただ商材を紹介するだけでなくよりリアルな使用感や魅力を発信することで、その先のユーザーに対しても効果的に商材をアピールすることが必要です。

「インフルエンサー」「アンバサダー」との違いは!?

インフルエンサーとアンバサダーはどちらもブランドや商品をプロモーションする役割を担っていますが、両者にはそれぞれ特徴があります。
インフルエンサーは特定層に絶大な影響力・発信力を誇っているため、広範囲にサービスや商品を一気に広める「拡散力」があり、昨今のサービス・製品購買に不可欠な存在です。一方アンバサダーはサービス・商品への熱意や愛情が重視されます。そのため、影響力や拡散力が求められないことが特徴のひとつです。

インフルエンサーはイベントや新商品のキャンペーンといったプロモーション等で起用されることが多く、アンバサダーは中長期計画が基本となるブランディングを目的として起用されるという違いがあります。

アンバサダーを活用したPR施策のメリット

アンバサダーとインフルエンサーを比較した上で、アンバサダーのメリットを考えてみると、量より質のマーケティングに適しているという点です。

アンバサダーは影響力という意味では、インフルエンサーに劣りますが、商品やサービスについてその商品をより知ろうという熱意があります。さらに、その商品をもっと多くの人に知ってもらおうという口コミ力もあります。自分がファンだった企業や商品に認めてもらい、アンバサダーとなることによって、さらに意欲的な宣伝をしてくれます。
有名人やインフルエンサーによるPR活動の宣伝効果はあくまで一過性に過ぎず、加えて費用が発生します。一方アンバサダー施策は長期に渡る販促効果が見込める上、宣伝費を抑えられるため、非常に費用対効果の高い手法と言えるでしょう。

アンバサダー・マーケティング事例紹介(化粧品メーカー ブランドアンバサダー)

私が担当している、化粧品メーカーの事例をご紹介いたします。

企業の担当者より「テレビCMや広告ではない手法でファンを増やしたい」、「顧客のリピート購入率をあげたい」、「費用をかけずにブランドの知名度を高めたい」という相談がありました。そこで、普段から製品を愛用しているファンにメーカーのブランド大使として情報を発信してもらい、商品の魅力を届けることを目的とした、無償のアンバサダー施策を提案しました。

無償で公募したにも関わらず、美容系インフルエンサーや美容業界のプロなど、300名以上のファンから応募が集まり、選出したアンバサダーの活動を通して、ブランドの認知を高める仕組みを作りました。
アンバサダー施策はスタートしたばかりですが、既にブランドのファンの間では話題になっています。企業にも好評いただいた施策になりました。今後は製品の口コミだけでなく、自社イベントへの参加や製品開発などにも携わってもらい、さらにブランドの価値を高めていく活動を企画していく予定です。

まとめ

まとめ

今回はアンバサダー・マーケティングに関して、アンバサダーの定義やメリット、成功事例、などをご紹介しました。

実際にアンバサダーマを起用している企業は多く存在します。アンバサダーは広告感や、見込み客の興味関心を引きつけやすくなります。また有名人やインフルエンサーと異なり、多額の宣伝費用がかかるわけではありません。アンバサダーさえ見つかればすぐに開始することもできます。募集をかける際は、アンバサダーに任命された人に対して商品を提供したり、お得に商品・サービスを利用できるような条件を設けたりすると、「アンバサダーになりたい」と思ってもらうための仕組み作りも大切になります。

アンバサダー・マーケティングを活用し、企業のブランドや商品の魅力を広める施策を一度検討されてみてはいかがでしょうか。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】リーママ
【担当した業界や経歴など】
お転婆娘1歳児のママ。子育て奮闘中。育児ストレス解消法はNETFLIXを視聴すること。最近のお薦め作品は「ワーキングママ」「赤ちゃんを科学する」など。アパレル・ファッション関連、店舗・テナントリーシングの職種を経て広報業界へ。CD社ではこれまでの経験と人脈を活かし、主にサロン・クリニック・化粧品などの女性系案件を担当。最近ではママ目線の発想や知見から育児・教育関連のPRも担当することに。