広報塾

話題のSDGsを活用したPR例~持続可能な社会達成に向けた、企業の取り組み事例~

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」

こんにちは。気温もだいぶ上がってきて過ごしやすくなってきましたが、コロナウィルスがなかなか終息しない中、みなさまどうお過ごしでしょうか?
日本以外でも世界各国でもイベントの延期や施設の閉鎖、休校など様々な対策を進めています。感染がより拡大しないよう、各自手洗いやうがいなど衛生管理を徹底しましょう。

ところでみなさん、最近よくSDGs「エス・ディー・ジーズ」という言葉を耳にしませんか?
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
2015年の国連サミットで採択され、2016年から2030年の15年間の間に世界各国で達成するべき17の目標を掲げています。

SDGs「エス・ディー・ジーズ」

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」

この17の目標は、大きく4つのテーマに分かれます。
※目標番号はSDGsでつけられているものです。

①目標1~7:人が暮らす上で大事な目標
②目標8~11:暮らしやすい世界を作るための目標
③目標12~15:環境に配慮した目標
④目標16~17:世界中の人が幸せに暮らすための目標

貧困や飢餓、健康や教育、安全な水などは開発途上国を対象にした目標ですが、エネルギー、働きがいや経済成長の話は先進国である日本にも関係する目標です。

取り組み達成度ランキングでは日本は15位。外務省はSDGs達成に向けた企業・団体等の取組を促進するため、「ジャパンSDGsアワード」を2017より毎年主催しています。企業におけるSDGsへの取り組みも、本格化するのはこれからといえそうなため、この先もまだまだメディアに取り上げられる可能性が高いテーマです。
企業はSDGsに取り組むことで、企業に対する良いイメージが醸成され、ブランディングの形成にもつながります。また、SDGsの目標達成を支援するような商品・サービスの開発や、事業活動にSDGsの考え方を組み込むことで収益を上げ、SDGsの目標達成につながるビジネスモデルを作り、最終的には社会貢献に寄与すると考えられます。

それでは、企業は目標達成のためにどのような取り組みを行っているのでしょうか?
ここから、国内と海外事業の取り組み事例を紹介します。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)国内と海外事業の取り組み事例

①【吉本興業】

吉本興業株式会社は国連広報センターと連携し、よしもと芸人によるPRムービーを制作しています。2019年に第三弾となる新作「空飛ぶレジ袋」を制作しました。
このPRムービーは、現在地球上の環境問題で緊急性の高い「海洋プラスチックごみ」の課題を取り上げ、市民一人ひとりのアクション促進を狙い、目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマとしています。

南海キャンディーズ・しずちゃんが好演しており、国連広報センターと吉本興業のYouTubeチャンネルや公式SNSアカウントで公開し、SDGsの推進に貢献しています。

②【BMW】

ドイツの自動車メーカーBMWは、目標11「住み続けられるまちづくりを」を目標として、新たな事業の展開を進めています。
大都市の交通を「クルマ」にあわせた環境から、「ヒト」にあわせた環境に作り変えるため、電気自動車をシェアする「ドライブナウ(DriveNow)」や「リーチナウ(ReachNow)」のサービスを展開するほか、電動スクーターの設置などを進めています。
また、コーポレートベンチャーキャピタルのBMW i Venturesを通して、EV(電気自動車)の充電ステーションを運営する会社や、ライドシェアリング関連の会社などに投資し、未来の都市を支える新しいサービスの制作に力を入れています。

③【マクドナルド(スウェーデン)】

取り組み達成度ランキング2位のスウェーデン国内では、少し変わったSDGsへの取り組みを行っています。スェーデンでは、ミツバチの巣を作る場所が減少していることが問題となっており、世界的に見て養蜂されたミツバチや野生の蜂などが減少傾向にあるのです。
ミツバチは食物生産において大きな役割を果たしており、ミツバチの受粉がなければ、人間の食料は3分の2に減ってしまいます。

そんな中、ファストフードチェーン「マクドナルド」は自社の看板を利用してミツバチの巣箱を作るプロジェクト「Bee Hotels」を開始。看板の裏側にミツバチのホテルを作り、何千もの蜂や生物が住みかにし、繁殖できるように整えました。また、2018年にあるフランチャイズ店が環境に配慮して店舗屋上に養蜂箱を設置し、世界最小のマクドナルド「McHive(マックハイブ)がオープンしました。店内は養蜂箱になっており、ミツバチのお客さんで賑わっており、その店舗周辺にはミツバチのために草花が植えられているという心配りも見えます。
このように、マクドナルドは自社のアセットを利用し、SDGsへのプロモーションに成功しました。

まとめ

いかがでしょうか?
今後、SDGsを意識した活動も増えてくるかと思いますが、季節や時流などと絡めていくことにより、メディアへの掲載につながりやすくなります。
弊社では様々な業態の企業様と蜜なコミュニケーションを取り、PR施策を提案・実施しております。詳しく聞きたい方は是非お問い合わせください。

PR担当者が意外と忘れがちな3つの購買行動モデルをおさらい!『AIDMA』『AISAS』『SIPS』ってなんだっけ?

2019年7月30日
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」