広報塾

『余命1ヶ月の花嫁』ブームにみる、SNSの基本の「基」

こんにちは。
突然ですが、質問です。
「愛」の反対が、「憎しみ」ではなく、
「無関心」であることは、有名な話。
「成功」の反対は、「なにもしないこと」。
では、
「ありがとう」の、反対の言葉を、ご存知でしょうか?


前々回のブログを担当の際、『余命1ヶ月の花嫁』について触れ、
「“目に見えない”思いを社会に伝え、ブームを巻き起こすには?」
を、紹介いたしました。
先々週の5月6日は、その“花嫁”である、長島千恵さんの一周忌。
翌日に、TBSにて2時間枠の特別番組が放映されるということで
その日は私も、定時に仕事を終え自宅でゆっくり番組を拝見しました。
「特別なことがなにひとつない、普通の1日であったとしても、
“生きていることは奇跡”。それを知っているだけで、
日常は、幸せなことだらけで溢れていることに気づくことができる。
感謝しても、しても、感謝したりない。」
24歳の若さで、末期がんのため亡くなった千恵さんが残した、
上記の心のメッセージは、多くのかたに、共感と気づきを与えました。
また、そのメッセージが残っている千恵さんのページは、
MIXI上で生きており、彼女の元を訪れるひとは後を絶たないようです。
冒頭の質問の答え。
「ありがとう」の反対は、「あたりまえ」、だそうです。
たとえば、千恵さんが言っていたこと。
友人や同僚と、会話ができること。コンビニへ行けること。
アイスクリームが食べられること。ごはんが美味しいこと。
これって、あたりまえじゃなくて、感謝の連続だということ。
「とくに何にもなかった、退屈な一日だったなぁ。」
「面白いことも何もなく、普通の一日だったなぁ。」
と思った、今日が、
亡くなったひとにとったら、なんとしてでも、生きたかった、
生き延びたかった、いちにちであるということ。
“明日が来ることは、奇跡”だということ。
『余命1ヶ月の花嫁』の千恵さんから貰った温かさや気づき、
感動に触れた人たちは、感激のあまり、
誰かに伝えずには、いられなくなります。
感激するほどの「温かさ」。心を動かされた「出来事」。
「この感動を伝えたい、誰かと共有したい」。
他にはない「特別な存在」を伝えることで、「感動を共有」したい。
そう思うことこそが、口コミを発生させ、
ブームを作るのでしょう。
千恵さんの思いは、口コミが発生し、ブームをつくる手段として、
ネット上でのブログ、SNS、YOU TUBEなどで
いま現在もとどまることなく、広がりをみせています。
このドキュメンタリー番組を一番はじめに放送したTBSでも、
昨年12月に書籍刊行、30万部を突破した後、
遅ればせながら今年に入って、ようやく番組公式ページを公開。
視聴者が書き込みができる掲示板も、同時にアップされました。
ところが、この公式ページのずっと以前に
SNSの国内最大手の「mixi(ミクシィ)」上では、
すでに共感者同士による、コミュニティ交流が行なわれていました。
従来の電子掲示板密度と比較しても、密度の濃い交流ができるSNS。
このサービスならではの良さを上手く活用できる点が着目されたのか、
いちユーザーとして利用しているなかでも、
ビジネスの場として、コミュニティを広報やPRの場に活用する企業が、
多く見受けられます。
しかしながら、SNSの基本を理解せず、宣伝の場のみに活用し、
会員から反感を買ったり、不満を訴える大量の書き込みを受けたり、
いわゆる“炎上”の状態に陥り、逆効果になるケースもあるようです。
『余命1ヶ月の花嫁』に見受けられるように感動によって心が動かされ、
自然と口コミが広まっていく場合もありますが、
いちPRマンとして欠かせない視点、PR・クリエイティブ戦略。
企業の広報やマーケティングでは、積極的に前のめりの姿勢で、
口コミが生まれるよう、ブームを起こしたいものです。
…最後に。
『余命1ヶ月の花嫁』、まだ、拝読していないかたは、ぜひ。
http://tinyurl.com/5mjgjn

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