こんにちは。
突然ですが、皆さん、新聞を取っていますか?
僕は毎朝、自宅に届く新聞をカバンに入れて出社しています。
時間があれば、どこでも読めるように持ち歩いています。
新聞は仕事上有用な情報の入手や、世の中の情勢・動向を見るのに
大変役立ちます。
でも、最近は電子版も出ているし、わざわざ紙媒体を取らなくても
いいのでは?とお思いの方もいるかもしれません。
いやいや、僕には新聞屋さんから購入する理由があるのです。
近所の、ある新聞屋さんの努力が購入動機につながっています。
今回は愛されるPRの話をしてみようと思います。
よく耳にする話でご存知とは思いますが、年々新聞の発行部数は
減っています。併せて、新聞販売所数も減っています。
新聞発行部数(朝・夕刊別に数えた場合)
2000年 63,199,000部
2010年 71,896,000部
新聞販売所数
2000年 22,141
2010年 19,261
※日本新聞協会調べ 2010年10月現在
そんなご時世ですが、私の住む地域の新聞販売店さんは、
単に新聞を届けるだけの新聞屋さんではなく、地域の人との
コミュニケーションを大切にすることで、多くの地元の人に
愛されている大変貴重な新聞屋さんです。
なぜ愛されているのか?
なぜその新聞屋さんは愛されているのか?
ここにPRのヒントが数多く散りばめられておりますので、
ご紹介します。
この新聞販売店は毎年季節ごとに、購買者を対象にした
ミニイベントを開催しています。
先日はカブトムシのペアを100名、クワガタのペアを100名、
スズムシ4匹100名、先着合計300名に、これらの昆虫を
飼育ケースに入れてプレゼントする催しがありました。
これは毎年人気のイベントで、親子連れのファミリーはもちろん、
お孫さんのために並ぶご祖母の方、スズムシで涼を感じたい大人など、
老若男女、様々な人が行列を作りました。
また、地方のJAによる農産物の販売や、マグロの解体ショーなども
定期的に実施。
震災の直後には、入手困難になったお米を安く提供もしてくれました。
こうなると、単なる新聞屋さんではなく、何か楽しいことを実施して
くれるご近所さんです。
イベントの度に、顔と顔を合わせたコミュニケーションが取れるので、
スタッフの方との親近感も湧いてきます。
このような理由もあり、僕の家は新聞購入を継続しております。
下記にポイントを挙げます。
・手作りながらもインパクトのある催し・・・親近感と期待感の醸成
・時節感、季節感を感じるイベント・・・飽きが来ないのでリピーター増
・行列がつくられる・・・販売店への注目が上がる
・クチコミ作用・・・近所で評判になる
→結果的に多くの人とコミュニケーションが取れ、顧客維持・拡大に
繋がっている状況です。
PR上手は、愛され上手とも言えます。
上手なPR活動を通して積極的にコミュニケーションを図り、
業務拡大・認知向上を狙ってみてはいかがでしょうか。
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