【PR入門編】プレスツアーにメディアを誘致する方法(ホテル・リゾート施設)

ホテルやリゾート施設から発信するリリースはプランやイベント情報が多く、特にリゾート施設は宿泊者しか体験できないものも多いため、そのまま記事になることはなかなかありません。記事掲載を獲得するためには、実際に一度試泊し、施設の魅力を肌で感じてもらうことが重要です。

しかし、メディアも日々忙しいため、紹介できそうなコーナーや企画がない場合、試泊にはなかなか訪れません。そのような時に、メディアに試泊してもらうきっかけを作る方法としてプレスツアーがあります。プレスツアーとは、施設にマスコミを招き、施設や自社の活動内容について知ってもらい、メディア掲載の獲得を目指すものです。

そこで今回は、プレスツアーにメディアを誘致する際のポイントをご紹介します。

媒体ジャンルごとの、メディアアプローチ方法

・男性誌・女性誌

雑誌は単体の施設をストレートに紹介するコーナーがないことが多いため、基本的には企画狙いでアプローチしていきます。媒体によっては「トラベル」の担当者がいるため、その方を特定してアプローチすることが重要です。

直近で企画がない時も、今後の参考として参加してもらえるケースはありますが、その場合は掲載までに時間がかかり、最終的には掲載に繋がらないこともあります。なるべく早く誌面で掲載を獲得したい場合は、「新情報・インフォメーション」の担当者や「読者プレゼント」の担当者にアプローチしてみるのも手です。

また、雑誌のアプローチは校了日に注意が必要です。プレスツアーの日程が校了日と被っていると、参加率も低くなります。そのため、優先度の高い媒体がある場合は、プレスツアーの日程を組む段階で各媒体の校了日を考慮しましょう。

・Web

Webはおでかけ系や、旅やトラベルのタブがあるライフスタイル系のサイトが狙い目です。試泊してもらえばほぼ掲載につながり、かつ「体験レポート」のようなかたちで、施設の様々なポイントが盛り込まれた、濃い内容の露出に繋がりやすい特徴があります。

男性誌や女性誌も最近Web版に力をいれている媒体が多く、web専属スタッフや誌面と兼任している方がいます。誌面からの流用ではない独自記事も増えており、企画の自由度が高いため、あえてWeb版の担当者を狙うも有効です。

ただし、どこも予算が限られているため、交通費を媒体に負担させる場合は注意が必要です。遠方ではなく、箱根や熱海など比較的都心から近いエリアでも、お断りされるケースがあるため、できる限り交通費は自社で負担できると参加率も高まります。

交通費が高額な場合は、アプローチする媒体に優先順をつけ、1件ずつ個別に交渉していく方法も良いでしょう。

・テレビ

テレビは主に情報番組や旅系の番組が狙い目になってきます。新規オープンの施設であればそれ自体がニュースとなるため、純粋なアプローチが可能ですが、既存の施設の場合は工夫が必要です。特に何も新しいニュース性がない場合は、企画狙い(連休前のおでかけスポット、〇〇エリアの絶景紅葉スポット、など)でアプローチしましょう。ロケ地としての提供も問題なければ、バラエティ番組にアプローチするのも良いでしょう。

ただし、テレビの取材は撮影に時間がかかるため、別途取材日を調整して対応する必要も出てくることを覚えておきましょう。

プレスツアー後のフォロー

プレスツアー後はしっかりとお礼の連絡を入れ、掲載の予定はあるか、追加で必要な情報や画像データがないかなど、確認を取りましょう。またその際に、良かった点・悪かった点も含めて率直な感想を聞いてみることも非常に重要です。

メディアの方々は様々な施設に足を運んでいるため、参考になる意見をたくさんもらえる可能性があります。自社ではあまり意識していなかった点がとても評価されたり、逆に施設のウリと思っていた点がそこまで評価されなかったりと、今後施設をPRしていく上でのヒントになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は主にメディアアプローチについてご紹介しましたが、その他にもプログラムの構成や、当日対応など様々なポイントがあります。より詳細を知りたい方はお気軽に弊社までお問い合わせください。

【ニックネーム】こみまゆげ
【これまで担当した業界】都道府県、医療、保険、観光、掃除、教育、飲料メーカー、など
【趣味】流行っているもの、ことに手を出す(食・健康・エンタメ系なんでも)
【プチ自慢】どんな犬も懐かせる