【読書の秋】メディアを読み込んで「報道分析力」を上げる方法

みなさんPR(広報)といえば何をイメージするでしょうか。分かりやすいもので言えば、プレスリリースの作成やメディアへのアプローチなどが思いつくかもしれません。
しかし、どんなに頑張ってもメディアに掲載されないということは起こっていないでしょうか。

実は、PR会社はもっともっと地味で大切な活動「報道分析」を行うことでその確度を上げています。今回は報道分析のコツをご紹介します。

報道分析とは?

意外と見逃されがちな一方で、後々パワフルに生きてくる活動の一つが「報道分析」です。
調べたい対象の企業や団体、またはキーワードに関する情報が、新聞、雑誌、テレビなどのメデイアでどのように報道されたかの情報を収集し、その傾向を分析します。
報道リサーチの方がイメージしやすい人もいるのではないでしょうか。

報道分析の具体的なやり方

報道分析をする際、まずは対象媒体、期間、ベンチマークとなる企業などを設定します。
対象媒体はテレビのみの場合もあれば、地方紙、夕刊、スポーツ紙、雑誌、ラジオなど多岐にわたることもあります。

「自分たちがどのメディアに出たいか?」から逆算するとよいでしょう。
期間はクライアントのニーズや調査する内容によって様々ですが、直近の報道のトレンドを知りたい場合は過去1~2年を調べるといいでしょう。

何より大切なことは「どのようなキーワードで検索をするか」が重要になります。企業名やサービス名のみの検索であれば簡単ですが、そうでないものに関してはどのような単語で検索すべきかから考えなければなりません。

そういう時は、検索されたいキーワードや記事にされたとき必ず文章中に入っていて欲しいキーワードからさかのぼって、検索をすることが有効です。そうすることで自然と露出イメージも固まってくると思います。

報道分析の重要性と応用の仕方

こうして集められた記事を1件1件読みこなし、最近どのようなネタで、どのような切り口で、どのような企業が取り上げられる傾向にあるのかなどを、過去にさかのぼって調査していきます。
かなり根気のいる作業ですが、この作業をすることで段々と「自分たちがどのようにメディアに取り上げられるか」のイメージができるようになります。

私たちPR会社はこの作業を通して、クライアントとPRの方向性(露出の方向性)を共有していきます。PR活動は目に見えない作業のため、進めていくうちにクライアントの思いと弊社で描くブランディングの方向性が時としてずれてしまうことがあります。報道分析をし、具体的に露出のイメージを共有することで、方向性のずれをなくすことができるのです。

この他にも、競合との広報活動の比較検討材料として、新戦略立案時の基礎データとして、さらには、日常のメディアリレーション活動の方向性の点検のためにも、「報道分析」は欠くことのできない作業です。

どの媒体に出たいかも分からない人へ

PRや広報には興味あるけれど、「そもそもどの媒体に出たいかわからない!」「ほかにもどんなメディアに出られる可能性があるのか知りたい!」という人のためのおすすめスポット・ツールを3つ紹介します。

1.大きめの図書館

図書館によって蔵書の数は様々ですが、バックナンバーまでさかのぼって実際に手を取って雑誌や新聞を読むことができるのはやはり図書館の魅力ではないでしょうか。
仕事の帰りに1時間だけでも立ち寄って、ぜひ眺めてみてください。ヒントが得られること間違いありません。

2.書店

PRパーソンは書店に行け!といわれるほど、書店は広報にとって勉強になる場所でしょう。
どんな人が利用しているのか、何が平積みされているのか、どんな本が売れているのかなど、
書店には「今」の生活者のトレンドが詰まっています。
もしかしたら、今まで知らなかった雑誌やメディアに出会うきっかけになるかもしれません。

3.電子書籍のサブスクサービス

お勤めの職場や住んでいる場所によっては上記の2つが難しい人もいるかもしれません。
そんな人は電子書籍のサブスクサービスを試してみてはいかがでしょうか。PCでも閲覧でき、サービスによってはキーワードで検索もできるので、検索ツールとしても重宝すると思います。

段々と秋めいてきました。「読書の秋」この機会に露出したい媒体に触れ、研究をしてみてください。
きっとPRのヒントが見つけられるはずです。

株式会社コミュニケーションデザイン PRコンサルタント

【ニックネーム】しいたけ君
【これまで担当した業界】食品、健康アプリ、美容など
【趣味】庭いじり、料理、旅行、占い
【プチ自慢】立ったまま寝れること