報道分析を行うにあたり活きる、日経テレコンの活用のポイント

PRのネタを考える際に行うことに、報道分析があります。
メディアの露出傾向を確認し、クライアントの与件をメディアで採り上げてもらう為の方向性を見出す為の工程ですが、この報道分析を行うにあたり、新聞、雑誌関連の報道分析を行える検索ツールに「日経テレコン」という代表的なものがあります。

今回は、その「日経テレコン」を活用事例に、報道分析を行う際の、検索ワードに注目して、その活用方法について、簡単にご紹介してみようと思います。

以下、「日経テレコン」（http://t21.nikkei.co.jp/g3/CMN0F11.do）を使って報道分析を行う際の作業工程です。
こちらに沿って、説明していきます。

「日経テレコン」を使う場合の報道分析工程

日経テレコンを使って、報道分析を行う場合には、
まず、①クライアントの与件についてのトピックワードで検索を行います。

そこでの検索結果如何で、さらに別ワードを添えて検索をすることで、報道分析が深まるという場合には、先に進んでいきます。

「日経テレコン」を使って報道分析を考える上において、

①→②の順番で、親和性のあるクライアントにとっての検索ワードを考えてみてください。ここで１ワード（③派生ワード）を作り上げます。

進め方として、①→②で抽出した検索ワード（③派生ワード）を入力します。それに対し、３個程度まで入力することを想定して、ワードのニーズを掘り下げていきます。

例えば、クライアント（クライアントにとっての他社事例も含む）与件についてのトピックワードに対して、ターゲット層読者とメディアコンテンツとの親和性を考えます。
メディアコンテンツと言えば、日経テレコンの新聞のくらし面であれば、「お役立ち情報」などです。

「トピックワード（ニーズ）」に対して、「お役立ち情報」というように、連想を広げていきます。ここで、与件のトピックワードに対して、行きついたワードが③派生ワードです。

この時点で２ワードで検索することも可能です。
同様のスタンスで、もう1ワードを抽出し、最大３ワードの幅で検索してみましょう。

次に、ワードを入力して出てきた検索結果の分析についてです。
ここでは大きく2つの注目する視点があります。

⑤ 検索内容について、新聞雑誌報道内での企画テーマに沿って、紹介されているクライアントのＰＲ部分を理解して、番組の傾向や描写を把握します。
この論調が、ＰＲ企画における、クライアントにとっての、メディアへの親和性です。

⑥ 最後に、検索内容について、最終的に企画テーマが結論付けている切り口の確認を行います。
新聞雑誌が報道を通して、どのようにそのサービスやお得情報、商品といったものをＰＲ視点で切り取ったのかについてを理解します。

まとめ

報道用検索エンジン「日経テレコン」を使った報道分析では、検索ワードによって、ヒット数が変わってきます。

当然ヒット数が大きい方が新聞雑誌に注目をされているワードですので、①→②の順番で導き出す③派生ワードの作業の精度を上げていかなければなりません。
検索結果を元に、トライ＆エラーを繰り返しながら、有効な報道分析に変えていきましょう。

また、⑤→⑥の部分が、報道分析の内容となる部分です。
この作業から、新聞雑誌にとっての世の中ごと（消費者ごと）となるニーズ（商業性）の切り口についてネタ出しができると、その番組の分析をしたことになります。

日々の作業のご参考になるようでしたら、ご活用されてみてください。

WEBを使ったクライアントワークとしての報道分析のコツ

2023年10月31日