こんにちは。
だいぶ朝晩が冷え込んできましたね。
気がつけば、今年もあと1ヶ月少々で終わりです。
この時期になると、冬のボーナス商戦やらクリスマスやら
年末年始のご挨拶やらでとにかくお金が動きます。
業種にもよりますが、比較的経済が活発に動く時期だと思います。
さて、経済と言えば、ビジネスパーソンなら誰でも知っている、
経済番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」。
広報担当者なら、少なくとも一度は自社製品・サービスを同番組で
取り上げてもらえないものかと、メディアアプローチをされた経験が
あるかもしれませんね。
弊社にも、同番組で露出を図りたいのだが・・・といったお問い合わせ
を頂くケースが多くあります。
特にBtoB企業にとってはTV露出が見込める数少ない番組として、
重要視されています。
それゆえ競争率が高いのも事実です。
本メルマガを読んで下さっている方の中にも、手を変え品を変え
情報提供を試みたが、なかなか上手く露出に繋がらない、
と悔しい想いをされている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、「ワールドビジネスサテライト」に取り上げてもらうため
にはどんな準備が必要か、露出確度をあげるためのヒントをご紹介したい
と思います。
経済番組「ワールドビジネスサテライト」の中でも、いくつかコーナー
がありますが、今回は「特集コーナー」で露出を実現するためのヒントを
ご紹介したいと思います。
まず、メディア露出を図る際に重要なポイントが「メディアを知る」ことです。
当たり前すぎて、何をイマサラ・・・と思われる方もいらっしゃるかも
しれませんが、この「メディアを知る」という基本的なことをどれだけ
徹底できているかによって、成果が大きく異なってきます。
最初におさえておきたいメディア側の情報としては、
担当ディレクターが曜日ごとに違う、ということです。
例えば、来週の月曜日なら●●ディレクター、火曜日なら▲▲ディレクター、、、
というように順番制で担当ディレクターがほぼ毎日変わります。
(但し、月曜日のディレクター=●●氏と曜日が固定されている訳ではないので、
随時確認が必要です。)
メディア露出から逆算して、適切な情報を、適切なタイミングでメディアに
提供したつもりでも、「適切な担当者」に伝わっていなければ、意味がありません。
担当者を特定することは、極めて重要なポイントになります。
次におさえておきたい情報は、番組(コーナー)の特性です。
「ワールドビジネスサテライト」の特集コーナーでは、経済の底流で起きている
出来事と、それに伴うビジネスの動きを約10分程度にまとめて紹介しています。
まれに政治がらみの特集等が組まれるケースがあり、そういった際は
例外にあたりますが、概ね次の要素に基づいてコーナーが構成されています。
①事象 (増えてる、減ってる、変化・異変が起きてる)
②ビジネス紹介2~3社 (その事象を受けて、注目されている新ビジネス、急伸中
の既存のビジネス)
③背景 (事象、新ビジネス誕生の基となる社会動向)
④事例 (具体的な利用事例)
⑤解説 (専門家による解説)
⑥今後の展望 (将来性を紹介)
※場合によっては、③~⑤の順番が入れ替わる事もありますが、一般的には
数字の順番通りに展開されていきます。
企業(もしくは人)が紹介されるケースとしては、②、④、⑤の3要素が
該当すると思いますが、自社の製品・サービスがどの立ち位置で
露出されることが望ましいかをまずはチェックしてみて下さい。
②でビジネスそのものの露出を図りたいのか、
④で事例企業としての露出を図りたいのか、
⑤で解説役としての露出を図りたいのか、
その上で、自社の製品・サービス(または人材)が取材するに値するか否かを
以下の条件に照らしあわせて、確認してみて下さい。
②ビジネス紹介2~3社
⇒業界として新たなトピックスがあるか?
もしくはオンリーワンの要素があるか?
新規性もなく、オンリーワンでもない場合、業界全体として著しい
業績のアップなど、視聴者を引きつける事実データがあるか?など
④事例
⇒実際の画が撮れるか?
⑤解説
⇒開発現場の専門家や、もしくは利害関係のない第三者であるか?
上記の条件をクリアしているようでしたら、露出の可能性は
十分にあるので、あとは情報を適切な形に加工して、前述した
「しかるべき担当者」へ届けられればよいわけですが、ここでもうひと押し、
露出確度を高めるために、自社の情報以外の①~⑥の要素を用意して、
同時にメディアへ提供してみて下さい。
前述の構成要素をご覧頂いた通り、結局、一社だけの情報がどれだけ充実してても、
特集を成り立たせるためには他の要素も併せて必要になります。
もちろんほぼ一社メインで特集を組む事も稀にはありますが、世界中の企業を探して
も
ほんの一握りです。ただ、その際も周辺情報(①~⑥の要素)が揃って企画が
成り立っていることは、番組を注意深くご覧頂いていればわかるはずです。
テレビ局のディレクターは忙しいものです。
自社の情報だけにとどまらず、+αを提供することで、競合より一歩抜きん出た
相談しがいのある広報担当者として、ディレクターに印象づけることができるでしょ
う。
企業の広報担当者も同じく忙しいとは思いますが、少しの労力を割く事で、
他の広報担当者と大きな差をつける事ができます。是非、業界で一番の
広報担当者を目指し、+αの情報提供を心掛けてみてください。
長期的に見れば、それが必ずやPRの成果に結びつくはずです。
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