こんにちは。突然ですが、私は未経験でPR業界にきて、まだ3か月の初心者です。
現在はTVプロモーターの卵として、メディアアプローチや企画書の作成をしています。一人前のPRパーソンになるために、試行錯誤を繰り返しながら業務をする日々です。
そこで今回は、そんなPR初心者が実践しているTVアプローチ(初心者編・電話アプローチ)についてご紹介します。PRを初めて行う方や、PR歴が浅い方に読んでいただき、参考にしていただければ幸いです。
(1)企画書(リリース)作成
まずは、TV局に送る企画書(リリース)を作成します。
ここで意識することは、タイトルとリード文で内容を伝えきることができるか!ということです。忙しいTV局の人に資料を見てもらうには、タイトルで惹きつけることが重要だと思っています。また、FAX送信後の電話アプローチの際に、リリースのタイトルを伝えて探してもらう場合もあるので、簡潔で伝わりやすいものにすることが大事です。
ポイントは、数字を入れることです。「○○が増加」より「○○が2倍に増加」の方が興味を引きませんか?数字を出したほうが具体的になるので、興味を持っていただきやすいと思います。
リリースの詳細情報ももちろん大事ですが、タイトルとリード文に時間をかけて作成するようにしています。
(2)トークスクリプト作成
次に、電話をする際の台本(トークスクリプト)を作成します。
電話でのアプローチに慣れている方は必要ないと思いますが、アプローチが初めての方や不安がある方には、オススメです。ここでのポイントは、一言一句文章にするのではなく、会話をすることをイメージして、伝えたいキーワードとともに箇条書きにして作成することです。
こうすることで、忙しい相手ならば短めに、関心を持ってくれた方にはより詳細情報を伝えるなど、相手によって、話す内容を変えることができ、伝えたいことを抜け漏れなく話すことができます。また、時間があるときは想定質問などを用意して、すぐに答えられるようにしましょう。
私の場合、慣れるまでは一人でボソボソと練習してから電話をかけるようにしていました。
(3)番組分析
次に番組分析を行います。
まずは、アプローチを行う番組名と企画書のキーワードで検索をかけます。直近で同じ内容が放送されていたり、似たような内容を放送しているかをチェックするためです。
直近で似たような内容を放送している場合は、取り上げてもらえない場合が多いですが、なぜその企画を取り上げたのかなどのヒヤリングを行えるチャンスでもあります。きっかけなどを聞くことができると他の番組に活用できるので、リサーチしましょう。
また、企画書の内容と親和性が高そうなコーナーをピックアップすることも重要です。番組の全体統括の方と話すことは難しいですが、コーナーを指定して電話を掛けると、コーナー担当者に繋いでもらえる場合があります。
(4)テレアポ
ここまで準備ができたら、ようやく電話をかけます。
緊張しますが、思い切って電話をかけてみましょう。TV局の人も忙しいので、話を聞いてもらえないことも多々ありますが、根気強さが大切です。
しかし、プロデューサーなどの企画採用権を持つ人にはなかなか繋いでもらえません。ほとんどの場合はADの方が電話対応をしてくださり、「上の者の判断なので、、、」「情報共有しておきます」という反応しかもらえません。番組側の意見を聞くチャンスはここしかないので、勇気を出して聞き出してみましょう。よっぽど忙しそうな様子の場合を除き、電話口の方の個人的な興味関心や番組内の親和性が高いコーナーをリサーチします。
また、先ほどの番組分析で得た情報を出しながら、会話ができると話を引き出しやすいです。
例えば「先日の放送では○○を紹介されていましたが、今回の企画書のような内容はいかがですか?」などと話すと、なぜ○○を紹介したかなどを聞くことができるので、番組分析は重要です!そして、詳しく話をしてもらえたら名前や担当コーナーなどを聞くことを忘れないようにしましょう。
(5)最後に
以上がPR初心者の私が実践しているTVアプローチ方法です。
一番大事にしていることは準備をしっかり行うことです。まだまだ改善するところがありますが、私と同じようにTVアプローチに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
【ニックネーム】泣きぼくろ
【これまで担当した業界】食品・医療・出版社
【趣味】ライブに行くこと。月に1度のペースで参戦しています!
【プチ自慢】実はY字バランスができます。