こんにちは。ここ数日、厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
リモートワークの定着により、対面ではなかなかメディアの担当者に会えない、という傾向は今後も続くことが見込まれます。ただ最近では、直接の訪問ができなくても、オンラインでの打ち合わせや取材を快諾してくれるメディアも増えてきている印象です。
そこで今回は、筆者の経験をもとに、オンライン取材において知っておくと便利なテクニックを3つ、お伝えします。
※今回はWeb会議ツールの「Zoom」を使う想定で執筆しています。
1、取材前に記者へレコーディング許可を出す
自らがホストとなってオンライン取材をセッティングした場合、取材時にレコーディングに関する話が出るかと思いますが、記者からのアクションとして想定されるのは以下のパターンがあります。
①ホスト(自分)へレコーディングを依頼
②ホスト(自分)へレコーディングの許可を依頼
③記者が自分のレコーダーで録音
筆者は①のようにレコーディングを依頼されることが多く、ほとんどの場合、取材終了後にお礼メールと共にデータをファイル便等でお送りしていました。
以前、レコーディングを許可してほしいという依頼があり、操作の仕方がわからないまま取材がスタートしてしまったことがありました。後から調べたところ、レコーディングの許可を出したい人の画面上で右クリックし、「レコーディングの許可」という表示をクリックすると簡単に許可を出せることがわかりました。
記者の方でレコーディングをしてもらうことで、録音データを確保したうえで、取材終了後すぐに執筆にとりかかっていただけますので、お互いに時間のロスを防げます。こうした依頼があった際も慌てず対応しましょう。
もちろんホストである自分も事実確認のため、録音は欠かさずに行いましょう。
2、チャットや画面共有を上手に活用する
オンライン会議ツールの多くは、チャット機能と画面共有機能があります。
取材前に参考資料は一通り渡しておくかと思いますが、資料に書いていないことから質問が来た場合、こちらの二つの機能を使って対応するといいでしょう。
例えば、ある電子機器メーカーのオンライン取材に立ち会いした際、累計●万台売り上げたことがわかるデータを求められました。
取材担当者が、自社サイト内にある旨を口頭で答えている間に、筆者は販売台数のデータが載っているWebページを検索。URLをリアルタイムでチャットに反映し、記者と取材対象のやり取りを遮らないように情報共有を心がけました。取材終了後にも「先ほどお話に出たデータの件ですが…」とすぐにメールでフォロー。小さな配慮がメディアとの関係においては重要だったりします。
続いては、ある海外で活躍するスポーツ選手への取材時のお話です。選手の拠点は何州かという質問が出ました。ただ「○○州です」と答えるだけでも良いのですが、グーグルマップで選手の拠点となる州を画面共有し、「首都からおよそ●Km離れています」と補足しながら説明しました。ただ「○○州です」というよりも、わかりやすい首都と比較して見せたことで、記者にもすぐ把握をしていただけました。
チャットと画面共有、どちらにおいてもその場で「即対応」することがポイントです。オンライン取材の立ち会いの際は、話を遮らないように聞くだけになりがちですが、必要に応じてチャットや画面共有を通して、情報を補足してあげましょう。
3、オンライン名刺交換をする
さまざまなオンライン名刺のサービスが出ておりますが、今回はSansanに特化してお話します。
Sansan
取材が始まる前の自己紹介と同時に、チャットで自分のオンライン名刺のURLを提示すればスマートです。対面での取材と同様、電話番号やメールアドレスのどちらかだけしか知らない相手でも、名刺交換をすれば情報が手に入りますよね。
また、Sansanは企業で導入している場合が多いため、全社の財産になります。メディアの方もかなりオンライン名刺の導入が進んでいるようです。担当者の部署異動などもわかるので、積極的に活用することをオススメします。
まとめ
今回は、オンライン取材で使えるテクニックをお伝えしました。
記者とのコミュニケーションの形は日々変化していますが、基本的なことは対面時と変わりません。記者の立場に立った取材対応を心がけていきましょう。
オンライン取材を成功させる基本についてはこちらの記事も合わせて読んでみてください。
【これまで担当した業界】 証券・スポーツ・メーカー・ウエディング
【趣味】 建築めぐり、美術館めぐり、登山、水泳
【プチ自慢】虫歯が一本もないこと