広報塾

ビッグデータの有効活用

先月9/24、25の両日、ワールドマーケティングサミット(WMS)
(http://worldmarketingsummit.jp/)という大きなマーケティング、
ブランディングのイベントがグランドプリンス新高輪で開催され、
来場者数、2 日間で延べ 2500 人もありました。
サミットの設立者、フィリップ.コトラー氏をはじめ、世界各国のマーケティングの
第一人者、20数名が来日。日本を代表する経営者やマーケティング学者も加わり、
総勢30名のスピーカーにより様々な議論が展開されました。
ワールドマーケティングサミット(WMS)は、「現代マーケティングの父」である
フィリップ・コトラー教授によって2010年に設立されました。
そのコトラー教授が、日本の聴衆に今年は何を訴えるかが注目されていましたが、
今年の教授のキーワードのひとつに「ビッグデータ」の活用の提言があったよう
です。


「マーケティング戦略の立案者は、ソーシャルメディアやデジタルメディアを
以前より積極的に活用するようになっています。彼らは顧客の本音や要求の核心を
引き出すために、ビッグデータを集積し、予測分析やその他のツールを使っている
のです」(PRESIDENT 2014.11.17号より)
これまで「ビッグデータ」については、そのワードが一人歩きしている感もありま
したが、いよいよ日本の企業でも「ビッグデータ」をマーケティング・マネージメ
ントすることにより、大きなビジネスチャンスを狙い始めたようです。
一例として、先月10/28(火)日刊工業新聞一面で、「保険、ビッグデータで“進
化”」という記事がありました。
「データを有効活用する環境が整ってきたこともあり、新商品開発にとどまらず、
顧客満足の向上や広告の効果的な出稿まで、これまでにない取り組みが目立ち始め
た。」と書かれており、富国生命コールセンターの苦情分析は「宝の山」であると
認識し、2013年に苦情抽出を自動化する仕組みを採用したが、これからは商品開発
にも活用したいとのことです。
 またオリックス生命保険はDMP(データ・マネージメント・プラットフォーム)を
活用してCM効果の高い番組を割り出し、広告展開をしている。具体的には、「TVCM
が流れた時間とホームページ来訪者のアクセスの増減を分析することで効果を計測で
きる」との狙いが当たり、よりきめ細かい戦略的な広告出稿ができるようになったと
のこと。
このようにビックデータを活用した大規模なマーケティング・マネージメントは、ま
すます大きなうねりとなっていくことが予想されます。
一般にPR会社は、企業から情報を受け取り、それをもとにプレスリリースを作成し、
メディア露出を図るというのがひとつの主流の仕事と考えられていますが、それだけ
ではなく、企業のマーケティング戦略と顧客満足とのバランスを推し量り、マーケ
ティングやブランディングをPRの視点から設計していくというのも大きな仕事のひと
つです。
データサイエンティストとマーケッターの両方のバランス感覚をスキルを持ったCMO
(チーフ・マーケティング・オフィサー)の必要性が近年よく叫ばれていますが、戦
略PRのノウハウを熟知したPRコンサルタントは、このような局面においても、近い将
来、多くの企業の大きな戦力となるのではと考えています。
「ビッグデータ」をどのように活用するかという課題をお持ちの企業にも、弊社はぜ
ひともコミュニケーションをデザインさせて頂きたいと考えています。
弊社のPRコンサルタントにぜひ御社の様々なマーケティング上の課題をぶつけてみて
ください。