日頃、広報をしていらっしゃる方の悩みは尽きないと思います。
実は取材を獲得したり、広告を載せる以外にも媒体に取り上げてもらう手法があります。
それが寄稿やコラムの見出しや構成案を考えた上で、媒体に企画提案をするというものです。
寄稿やコラムが掲載された場合、他の媒体から取材が来ることなどもあります。
そんな方たちの一助になればと思い、今回は、寄稿やコラムで媒体に取り上げてもらえる文章の書き方のコツをお教えします。ご参考になれば、幸いです。
見出しの付け方
まず、会社のイメージやどの媒体に載せることを想定して、その媒体にふさわしい見出しを付ける必要があります。
そのためにも、どこをゴールとするかを設定します。これが無ければ、道筋がぶれてしまい、一貫したイメージ戦略を設定することができません。
そして、設定したゴールから逆算して、広報活動をしていく必要があります。その上で、媒体に取り上げてもらう文章を書くこととなります。
見出しの書き方もそれぞれの媒体によって、特徴がありますので研究していただく必要があります。直近のその媒体の見出しを見ると、法則が見えてくるので、是非やってみてください。
構成の作り方
次に、寄稿やコラムの構成になります。
見出しと構成が一貫していないと、伝えたいことが伝わらないという事態になりかねません。
そのため、ここで構成が大切になってくるのです。
一番良いのは起承転結を念頭におき、「結」に広報としてアピールしたことやモノ、サービスなどを持ってくるのが良いでしょう。
また出だしで、どこまで読む人の関心を取れるかが勝負になってきます。
多くの人は「起」の二、三行が面白くなければ、その先を読まないでしょう。なので、キーワードは「起」と「結」です。
強弱のリズム
それから、文章自体の強弱も大切な点です。
単調な文章が続くと、どこが大切なのか見えづらくなり、読む人の記憶にも内容が残りづらくなります。
それでは文章の意味がなくなってしまうので、読み手にどこまでインパクトを与えられるかを頭に置いておくべきでしょう。
ただ、ここでずっと強い文体が続くと、受け手も疲れてしまうものです。だからこその強弱なのです。そして、そのリズムが良いと、内容がスムーズに入ってくると同時に記憶に残すこともできるのです。
大切なのは共通項
最後にお伝えしたい点は、トレンドと広報として伝えたいものとの共通項を見つけることです。
媒体はトレンドから大きく外れるモノは、あまり取り上げない傾向があります。そのためにも、載せたい媒体がどのような記事を分析できているかどうかが、ポイントにはなってきます。
その共通項を見つけ出せると、上記の見出しや構成も自ずと方向性が定まってくるでしょう。
その上で、惹きつけられるフレーズを敢えて入れることで、他の似たような記事との差別化を図ることができます。そこまですることで必要となる土台は出来上がります。
また応用編も書いてまいりますので、その際も参考にしていただけると幸いです。
以上になります。広報の皆様の参考になれば、幸いです。
【ニックネーム】ファーストドラゴン
【これまで担当した業界】出版、パーソナルブランディング
【趣味】茶道、剣道、乗馬、美術館巡り、古書収集、読書、食べ歩き
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