クライアントと共に歩んできた、パーソナルブランディング。

本稿では、弊社とともに歩んできていただいた専門家の方々の成功事例の一部を共有させていただき、パーソナルブランディングに関心のある皆様に、ご参考にいただければ幸いです。

Ⅰ.本田健さん

現在、ビジネス書は馴染み深い書籍ジャンルの一つになっていますが、実は以前は「学者や経済評論家が書くようなビジネス書は難しいもの」という概念が世間一般の常識でした。本田さんはわかりやすいビジネス書が一般の方に向けて書かれるようになりはじめた時代の先駆者のおひとりで、数々のベストセラーを出版、累計部数はすでに800万部に達しています。

本田さんは、有益な内容を詳しく書いた100ページほどの無料小冊子を作りHPやメルマガで、「小冊子をお配りするのでメールアドレス・住所を書いてくれたらプレゼントします」と告知、デビュー前に100万部配布。その100万人に向けて書籍などの告知活動を行うというマーケティング方法でも有名です。

本田さんはアメリカでも書籍「ハッピーマネー」(日本/フォレスト出版刊)がベストセラーになり、読者ターゲットは世界にまで広がりを見せています。本田さんが成功されたポイントは、たくさんあるかと思いますが、何よりも「誰もが読めて、わかりやすく、ためになる文章をきちんとと書かれている」ということです。ともすれば難しくなりがちなコンテンツを誰もがわかりやすい形に言語化し、落とし込んで書ききるということは並大抵の人にはなかなかできないことなのです。

Ⅱ.大平信孝さん

本田さんの次世代で、ビジネス書ベストセラー著者となったのが大平信孝さんです。大平さんは40代とビジネス書の著者では若い世代に分類されますが、本田健さんたちのようなビジネス書のレジェンド著者のように「本を出版したい!」という目標を掲げて突き進んできた方です。昨年10月出版した『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(かんき出版)は、初の単著10万部超えとなり、現在、出版部数は累計約40万部まで達しています。

「嫌われる勇気」という本が出版されたのは2013年、著者の岸見一郎さんがアドラー心理学を紹介したことで、アドラーは大ブームになりました。この理論を、一般の方にも分かりやすく書き記したのが大平さんでした。彼は、アドラー心理学を自分の日常生活に応用する形でブレイクダウンし、本の中に誰でも身近に感じられるようにまとめることに成功しました。

それが、2014年に出版した「本気で変わりたい人の行動イノベーション」(秀和システム)という著書です。何事も行動できない・継続できないと悩んでいる人に向けて、どうすれば続けられるか?ということを説いた本で、アドラー心理学を噛み砕いた内容となり、そこから努力と研鑽を積み重ねて10年で10冊目の上記の著者が10万部超えにつながっていったのです。

3.その他の専門家 (お名前は省略)

■産業医

専門性の高い論文のような原稿を書く医師が多い中で、やはり原稿がとてもわかりやすい先生です。そのため大手ビジネスオンライン原稿が通りやすく多数の記事掲載がされることで、「NHKクローズアップ現代」、「abemaTV」「日本経済新聞」などから取材依頼がくるようになりました。

■ウェディング/マナー/美容の各専門家

ご本人のご実績があってのことではありますが、やはり大手WEBでの原稿掲載が積み重なっている先生で、ここ数年大学教授や客員教授に就任される方が増えています。

それぞれご多忙な専門家でありながら継続的にわかりやすく、ご自身の専門性と時事性をふまえたメディア展開をされていることで、メディアからの信頼性を獲得していることが、ご自身の基盤づくりに寄与しているのではないかと思います。

まとめ

今回の記事では、弊社と一緒に歩んできた方々のパーソナルブランディング成功事例の一部を挙げさせていただきました。皆さまに共通して言えることは、ご専門の分野でトップクラスの業績を挙げられていることはもちろんですが、時事ニュースのキャッチアップができている、締切に決して遅れない、メディアと接触される際には、とても気持ちのよい対応、気遣いなどを行っていることなども挙げられるかと思います。

パーソナルブランディングの確立とは、単にメディア露出して、認知度を上げることだけではないことをおわかりいただけると幸いです。