イエール大学での調査から学ぶ、“目標意識”の重要性

こんにちは。
あと半月ほどで今年も終わりますが
みなさんにとっては、どんな一年でしたか?
目標や夢を実現できた一年でしたか?
新年には”今年の目標(抱負)”を新たに掲げる方も多いと思います。
そこでまずは、目標意識に関して、アメリカのイエール大学で行われた
興味深い調査をご紹介します。
それが、イエール大学のある年の卒業生を
1.将来の目標がしっかりとあり、それを書き留めている人
2.将来の目標は持っているし言葉にもできるが、書き留めていない人
3.将来の目標を明確に言葉にすることはできない人(目標を持っていない人)
というような3パターンに振り分け、数十年後、その卒業生に
どのような影響があったかを調査するというものです。
ちなみに、最初に調査した際のそれぞれの内訳は
上から、3%、10%、87%だったそうです。
そして、数十年後に再度その卒業生を調査した際
それぞれの年収に驚くべき違いが出ていることがわかったのです!
将来の目標が明確にあり、それを紙に書いていた3%の人たちは
往々にして充実した生活を送っており、なおかつその3%の人たちの
合計年収は、その他97%の人たちの合計額を上回っていたそうです。
「だから、みなさんも将来の目標は書き留めましょう!」ということではなく
実は、この教訓はPR活動にも同じことが言えるのです。


将来の目標をしっかりと持ち、それを書き留めていた人たちは
なぜ充実した生活を送り、年収も高かったのでしょうか。
それは、”書き留める”という行為により
●常にその目標を意識することができた
●その目標から遡り、今すべきことを明確にすることができた
からだと思います。
PR活動も同じです。
「なんとなくメディアに露出できればいいや」
では、大した成果は得られません。
だからこそ、私たちPRコンサルタントもPR活動を始める前には必ず
1.PRをすることにより、どういった目標を何年後に達成したいのか
をクライアントにヒアリングし、明確にする
2.1で明確になった目標をPRコンサルティングシート(*1)に記載する
3.明確になった目標を達成するためには、一年間でどういったPR活動を
行っていく必要があるかを検討し、年間スケジュールを作成する
といった作業を行います。
(*1)PRコンサルティングシート
PR目標やそれに伴ったPR戦略・戦術を記載するシートのこと。
クライアントも私たちPRコンサルタントも
PR目標を明確にし明文化することで、PRの方向性がブレそうに
なったときや迷ったときに見直し、本来の目標を再認識して
軌道修正することができます。
また、目標から遡り年間スケジュールを立てることで
“場当たり的なPR”から脱却し、”戦略的なPR”へと
シフトすることができます。
イエール大学での調査が物語っているように、PRの目標を明確にし
さらに明記すること、そしてその目標から遡って今(またはこれから1年間)は
何をすべきか、是非、この機会に検討されてはいかがでしょうか?

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