新型コロナウイルスが世界で猛威を振るい始めて、約1年。
この1年で、世の中の様々な仕組みが変わったり、新たな取り組みが生まれたりと、社会でこれまでにない変化が生まれました。
その中の1つが、リモートワーク制度です。
オフィス外の場所から業務に取り掛かることが出来るこの制度は、メディアを含む多くの企業で取り入れられ、社員の働き方が大きく変わりました。弊社でも取り入れられており、以前よりも、働きやすくなった実感があります。一方で、メディアとの連絡(メディアアプローチ)や、メディア訪問(メディアキャラバン)は、以前よりもハードルが高くなっているようにも感じます。
メディアに連絡を取っても、なかなか担当の方が出社をしていなかったり、メディアに訪問をして対面で説明をすることが難しくなってしまったりすることも多くなりました。
そこで今回は、このコロナ禍の中でどのようにしてメディアと連絡をとるか、実際に弊社PRパーソンが実践している方法をいくつかご紹介します。
広報セミナーや勉強会などに参加し、情報収集をしたり、リレーションを作ったりする
コロナ禍になる前から広報関係の勉強会などは広く実施されていますが、このような勉強会に参加することが以前にも増して重要になってきているように思います。
広報のスキルアップのためになるだけでなく、他社の成功事例を理解したり、他の広報担当者がどのようにしてメディアリレーションを築いているのか、これまで自分の知らなかった気づきを得られたりすることが多いです。
また、広報セミナーの中には、ゲストでメディアの方が登壇することもあり、その時に参加をすれば、そのメディアの方とのリレーション構築にもつなげることが出来ます。
イベント等の告知や申し込みが出来るプラットフォームのPeatixなどで探すと、少なくない数のセミナーや勉強会が出てきます。
Webアプリ上でメディアに質問する
現在は少々話題が落ち着いてきているものの、日本では2021年に入って注目されるようになったWebアプリで「クラブハウス」というものがあります。紹介制で、気軽にルームを作っておしゃべりが出来るアプリですが、不定期でよく広報担当者同士のトークルームが出来たり、TVのディレクターの部屋などが出来たりします。その中でざっくばらんに様々なトークが繰り広げられており、日常業務の意外なヒントが出てくることが多くあります。
どのトークルームも基本的にカジュアルな雰囲気のものばかりなので、ざっくばらんに質問をすることも出来ます。様々な広報担当者が話し合ったり、質問をし合ったりしているので、このアプリを活用して情報収集やリレーションづくりをするのも良いかもしれません。
資料を郵送する
原始的かもしれませんが、どうしても担当者に連絡が取れない場合は、郵送をすることも、確実に情報を担当者に伝えるためには有効に働くかもしれません。
以前、どうしても連絡が取れない担当者宛にイベントの案内状を郵送したところ、その担当者から出席の連絡が届いたことがありました。
メールや電話が難しい相手には、郵送をすることを考えてみても良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もしかしたら、コロナ禍になる前から既に記載のようなことを実行していたPRパーソンもいるかもしれませんが、これらのように様々な手段を検討する、実践することがこれまでよりも重要になってきています。
外に出づらい今だからこそ、これまで以上に目線を外に向けることが大切になってきているのかもしれません。