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健康ネタのPRを成功させる“3つ”のポイント

毎日、寒い日が続いていますね。特に今年は雨量が少なく乾燥が長く続いていることも影響し、インフルエンザが猛威をふるっているようです。街中でマスクをしている人を多く見かけますが、体調管理には十分に気を付けたいものです。

一方で、このような「健康・医療」に関する情報は世間の関心度が高いため、メディアの企画でも紹介されることが多くなっています。「うちの企業の○○も取り上げて欲しい!」と思う担当者の方は多いのではないでしょうか。
今回は、このような健康ネタに関するPRで気を付けたい、3つのポイントを紹介いたします。

①エビデンス(科学的根拠)が極めて重要!

健康や医療に関する多くの情報はインターネットなどで入手することができますが、必ずしも全ての情報が、「正しい」「効果がある」と言い切れないのも事実です。世の中にあふれている健康や医療の情報の中には、あやふやで不確かなものが多いという現状があるわけです。

「○○を摂るとからだにいい!」というようなチラシを目にすることもありますが、こういった情報をメディアを通して紹介するためには、まず、エビデンス(科学的根拠)を示す必要があります。エビデンスは「証拠」「根拠」という意味です。実験や調査などの研究結果から導かれた「確かな裏付け」があることを指します。

以前、TVや雑誌、WEBニュースなどで紹介された健康法などが「エビデンスを伴わない」不確実な情報にもかかわらず、誇大に紹介されることで消費者が混乱するといった現象が起き、社会問題にもなりました。

そこでより一層、メディアの担当者は健康・医療情報の正しさについて裏付けを精査し、信頼しうる情報であるか判断することに重きを置いています。

このような現状があるので、メディアに健康・医療情報を提供する際には、必ずエビデンスを示し、科学的根拠に基づいた情報であることを正しくアピールしましょう。この裏付け情報がないと、いくら良い情報でも客観性に欠く不確かな情報であると判断されることが多いため、エビデンスの付与は必須と認識しましょう。

②情報提供するタイミングも大事 メディアの特性を理解せよ!

メディアに情報発信するタイミング・時期を考えることも大変重要です。そのためには、メディアの特性を理解し、適したタイミングで情報提供することが肝になります。

雑誌は掲載内容の進行が最も早いメディアです。掲載想定時期の3~4か月前から情報提供することをおススメします。例えば、今この時期から情報提供するならば、初夏の掲載タイミングに適した内容の情報をお届けすることがベターです。

新聞は1~1.5か月前から情報提供することをおススメします。取材して掲載されるまでの時間を考えるとおおよそ、これくらいのタイミングがベターです。

TVは番組により異なります。バラエティ番組は進行が早いので、直前に情報提供しても間に合いません。2~3か月前には情報提供する必要があります。一方、情報番組や報道番組は常に最新の情報を収集し、世の中の動きに合わせた速報性の高い情報を発信するメディアです。1か月前から直前のタイミングまで、適宜、情報提供することをおススメします。

Webも速報性の高い媒体です。TVの情報番組や報道番組同様、1か月前から直前のタイミングにかけて適宜、情報提供することをおススメします。

情報提供するタイミングを把握したら、メディアに提供できるデータや取材協力可能な内容をあらかじめ確認しておきましょう。他にも追加情報があるかなど、準備しておくとさらに良いです。

③専門家の先生に協力してもらおう!

TV番組などで、特定テーマの健康トピックについて解説する医師や専門家が、番組の出演者や視聴者に対し、“専門家としての意見”をわかりやすくコメントをしている光景を目にすると思います。

メディアでは、事前にエビデンスを確認したうえで、それらの情報を客観的に補完する役割として、専門家の先生に協力を仰ぐことが多いです。特に近年、この傾向は増しているといえます。情報提供したいトピックのエビデンスを持ち合わせているならば、専門家の先生にコンタクトを取り、協力を仰いでみるのも非常に効果的です。

発信したい健康情報と先生の得意とする領域に整合性があれば、何かしらの方法で協力してもらえる可能性はあります。是非、積極的にコンタクトを図ることをおススメします。

まとめ

以上、3つの成功ポイントを挙げさせていただきましたが、前提として人の命や健康、医療を取り扱う情報については、メディア側も存分に注意を計らう必要があるため、プレスリリースを送る程度の情報発信ではなかなか記事になりにくい現状があります。

このような背景を踏まえ、総合的に厚みのある情報武装が求められることを肝に銘じましょう。