未経験からIPO準備まで~会社と成長してきた5年間の広報生活を振り返る -ギークス松井さん

ギークス松井瑞恵さん

広報=メディアリレーション。

今回インタビューしたギークス 広報 松井瑞恵さんの話を聞けば、そんな思い込みは霧散してしまうかもしれない。

ITフリーランスの支援事業を中核に、ゲームや動画、IT人材育成など多彩な事業を手がけるギークスで5年に渡って広報を務めてきた松井さんにとって、広報は経営戦略そのものであり、組織作りであり、パートナーや仲間作りでもある。

5年前、未経験の状態から広報をスタートし、「広報職の定義」自体を拡げてきた松井さんの一言一言は、会社といっしょにもがき続けてきた経験に裏打ちされている。

(インタビュー・文:大谷イビサ)

ずっと経営に近いところで勉強したいと思っていた

「広報職にロマンを感じた」ギークス松井瑞恵さん

「広報職にロマンを感じた」ギークス松井瑞恵さん

── 大谷:そもそも広報をやろうときっかけを教えてください。

松井:社会人になって最初の会社は営業職で、社長との距離が近くて、経営者マインドを叩き込まれたんです。叩き込まれたというか、社長や重役とコミュニケーションをとることが多かったので、新卒一年目にもかかわらず、話のスケールの大きさに魅力を感じてしまったんです。その原体験があって、ずっと経営に近いところで勉強したいと思っていました。

次の会社は営業アシスタント職だったので、世話焼きが好きな私としては向いていましたね。でも、自分の強みがもうひと味ほしいなと思って、経営に近い仕事を探したんです。人とのコミュニケーションも好きだし、営業経験もあるので人見知りもないほう。社長秘書も検討していましたが、最終的には広報という仕事に行き着きました。

── 大谷:広報職は今のギークスが初めてとのことですが、広報職について、事前に抱いていたイメージってなにかありました? プレスリリース書く仕事とか。

松井:いや、そのイメージもなかったですね。女性が活躍しているとか、経営に近いというイメージもありませんでした。でも、いろいろ調べていくと、会社の中でも経営に近いポジションなのではないか、メディアを通じて新しい価値やカルチャーを発信できる立場になれるのではないか、世界を変えられるのではないかと思ったところが、広報職にロマンを感じたところです。

── 大谷:入社当時、ギークスに広報はいたんでしょうか?

松井:専任の広報はいませんでした。社内にあった「21cafe」というイベントスペースの管理人がオウンドメディア運営を兼任してはいましたが、メディアリレーションという視点はあまりなかったかもしれません。

交換した名刺は1300枚! でもガムシャラすぎて病んだときも

── 大谷:では、1年目はどんなことをやったんでしょうか?

松井:なにより業界知識がないので、エンジニアがどんな方なのかもわからないし、テック用語も全然知らない。基礎知識の習得が必要でした。そこで役に立ったのが、21cafeで開催されていた勉強会です。業界知識はそのイベントで得ました。

── 大谷:メディアリレーションや広報についてはどのように学んだんでしょうか?

松井:メディアリレーションは、少し大きめのコーポレートニュースを発表したいと上司に言われたのがきっかけで意識しはじめました。入社して半年後くらいでした。当時は新人だったので、ニュースの話がおりてきたのも発表直前でした。このとき、初めて記者さんに会いたい!と思い、とにかくSNSで連絡したんですが、今から考えれば失礼ですよね(笑)
困ったあげく、周りの広報仲間に相談して紹介してもらい、記者さんとのつながりができました。ですが、時間もタイトで、伝え方も未熟だったため、この時のコーポレートニュースは全く報道されませんでした。

この失敗をきっかけに、日頃からメディアの皆さんと情報交換を重ねておく大切さを学び、メディアリレーションを始めました。

広報については、社外の勉強会に参加して学びました。やはり社内に同じ職種がいないので、横のつながりに頼るしかなかったんです。そこで、先輩広報さんにもたくさん会えましたし、メディアの方から教えてもらうことも大きかったんです。

とにかく毎日出かけて、いろいろな方に会って、交換した名刺は年間で1300枚。転職と同時に大阪から東京に移ってきて、生活自体も必死でした。だから、「もう誰とも会いたくない!名刺交換したくない!」みたいな感じで、正直メンタルをちょっと壊したときもありました。でも、やるしかないと思って、奮い立たせてましたね。

── 大谷:転職と引っ越しが重なると確かにヘビーでしたね。いろいろな方たちと出会って、得られたのはどんなものだったんですか?

松井:広報のスタイルって各社で全然違うじゃないですか。勉強会や横つながりの学びで、ロールモデルをとにかくたくさん見せてもらうことで、自社に合いそうなスタイルをいいとこどりできたことですね。

社内の仲間を作ってネタ出ししたり、記者さんと情報交換をしたり、あとは広報勉強会を自ら主催することで他社の広報さんと知り合えたことは大きかったと思います。広報勉強会のネットワークは、最初は5人から10人でしたが、今や900人くらいに膨らんでます。「広報が初めて」という方も多くて、そういった仲間たちは社外同期というイメージです。メンタル的にも、スキル的にも、今も支えてもらっています。

「誰に」「何を伝えて」「どうなってほしいのか」の戦略を作った

ギークス松井瑞恵さん

「媒体や切り口を研究すると、その媒体に合うようなネタを考えることができて、かえってやたらな提案はできなくなります。」

── 大谷:とはいえ、このペースだとなかなか続かないですよね。

松井:はい。1年目は、とにかくがむしゃらで、体力を削いでやっていたのですが、まあこのままだと続かないなと(笑)。2年目は頭を使って、「誰に」「何を伝えて」「どうなってほしいのか」という戦略をしっかり練ることにしました。

ギークスは5つの事業があり、それぞれにメッセージがあります。創業時からのIT人材事業は「フリーランスを支援する」という明確な目標があったので、エンジニア側と企業側に向けてメッセージを作りました。次の事業の柱になりつつあったゲーム事業に関しても、ユーザー様だけではなく、IP(知的財産)をお持ちのパートナー企業様に対して、いっしょに仕事をしたいと思ってもらえるようなメッセージを作りました。

── 大谷:ゲーム事業のメッセージとは、具体的にはどんな感じですか?

松井:「組織力がしっかりしている」とか、「IT人材事業とのシナジーで、フリーランス人材を活用した開発ラインが組成できる」といったメッセージです。そのほかの事業は、プロダクトや案件にあわせてスポットでPRしていました。とにかく事業ドメインごとにメッセージを考えたというのが最初ですね。

メッセージは伝えたい人に届く媒体で発信しないと伝わりにくい思っています。戦略があると、媒体を絞ることができます。その次にやるべきことは、媒体研究です。媒体や切り口を研究すると、その媒体に合うようなネタを考えることができて、かえってやたらな提案はできなくなります。
「こういう切り口で、こういうお話ができそうです」と、社会背景も盛り込んだメディア向けの提案書を書き始めたのがこの頃です。

── 大谷:手応えはどうでしたか?

松井:もともと企画ありきのビジネス誌や雑誌にはよかったかもしれません。「フリーランス」の働き方が注目され始めた時流に合わせて、私たちが情報提供できるトピックスをまとめた企画書をもとに、実際に掲載に繋がったこともありました。

ただ、うまくいくことばかりではありませんでした。過去に記者さんから「報道は企業のためにやってるんじゃない。読者のためにやってるんだ!」と怒鳴られたことがありますが、あのときは本当に反省しました。記事を書いてほしい一心で、自分たちの言いたいことばかりをアピールしすぎたんです。「記者さんは読者目線」ということを学ばせてもらった貴重な経験でした。自分の世界・市場感だけでモノを見ない、言わない。これはこの時からずっと、気を付けていることです。

経営者にモノ言える関係が100%いいものだとは考えていない

ギークス松井瑞恵さん

「社長取材に同席の際は、社長の想いを代弁できるようにインプットする機会だと捉えています。」

── 大谷:こうして聞いてみると、2年目はいろいろやっているんですね。

松井:はい。コーポレートサイトのリニューアルもやりましたね。コーポレートサイトで導線設計でも、誰に、なにを伝えて、どうしてほしいのかという、先ほど話したコミュニケーション戦略が重要になります。

── 大谷:コーポレートサイトの構築やリニューアルって、広報はどれくらい関わるものなんですか?

松井:サイトリニューアルのプロジェクトは社長の強い想いが込められていました。社長の想いのもと、私はサイトリニューアル全体のディレクションを担当しました。でも、当時はサイト制作は初めてでWebの知識がまったくなかったので、けっこう大変でした。ワイヤーフレームだとか、導線設計とかも、わからなかったので、Web制作会社さんに教えてもらったり、とにかく他社のサイトを研究しました。

がっつり社長とタッグを組んだプロジェクトも、このコーポレートサイトのリニューアルが初めてでした。先ほどお話ししたように、もともと経営に近いところで仕事したいという思いがあったので非常にいい機会でした。知識や経験が追いつかず、社長に迷惑かけたこともありましたが、無事にサイトリニューアルを成功させ、これをきっかけに社長と細かなコミュニケーションを取れるようになってきた気がします。

── 大谷:経営者との距離に悩む広報さん多いのですが、松井さんはどう考えていますか? モノ言える関係が必要だとか。

松井:うーん。個人的には「モノ言える関係」が100%いいものだとは私は考えていないですね。もちろん、上から降りてきたものをそのままやるのはつまらないと思いますが、私は社長のビジョンに共感しているので、社長の意見を尊重します。私は社長のやりたいことを実現させたいんです。

とはいえ、会社の代表者って視座が高く、正直なところ私たちの感覚では追いつけないこともあるので(笑)、少しギャップが生まれることもあります。そのときは「他社ではこうやってます」「世の中的にはこうです」という感じで「判断材料」を提供します。

決めるのはあくまで社長ですし、私が描く落としどころと違っても、社長の話を聞くとだいたい納得できます。むしろ自分の考えの甘さを痛感します(笑)。社長取材に同席の際は、社長の想いを代弁できるようにインプットする機会だと捉えています。

── 大谷:策士ですね(笑)。

松井:ただ、会社に対して社員の声を代弁する立場でもありたいので、そのときは生意気ですが、モノ申すこともあるかもしれません(笑)。社長も社員の声を聞こうと耳を傾けてくれるので、「現場ではこういう声が出ていますし、私としてはこうしたいです」という話をすることもあります。

社長も現場の声は聞きたいのですが、なかなか一つ一つを吸い上げるのは難しいので、目線合わせは時に必要になると思います。こうしたときに役立つのが絶対にコミュニケーションのスキル。広報として、双方にメリットを与えられるニュートラルな場所にいられたらいいなと思います。

── 大谷:ほかにやったことはありますか?

松井:やってよかったと思うことは、「働きがいのある会社ランキング」へのエントリーですね。応募するためにはエントリーシートを作らなければならないので大変なのですが、会社の中のことを理解できたのですごくよかったです。制度って点で見るとつながっていないように見えるんですが、1つの方針や戦略に基づいて設計されているので、棚卸しすると体系立って会社のことを理解できます。ある意味ネタ出しですし、広報さんはやったほうがいいと思います。オススメです。

広報チームの組成と社内広報まで手がけた3年目

ギークス松井瑞恵さん

「もともと社内広報はテキストベースだったのですが、短い時間で情報量を多く、雰囲気まで伝えられる動画にしました。」

── 大谷:2年目まででかなりめいっぱいですが、3年目はどんな感じでしょうか?

松井:1年目、2年目はとにかくがむしゃら過ぎて、あまり記憶がないです(笑)。でも、3年目からは広報メンバーを増やして、チーム化しました。属人化していたのも課題だったので業務の標準化に取り組みました。

この時期は、上場を見据えて社長が組織作りに注力し始め、社員が150名を越えてきたので、メディアリレーションに加え、社内広報にも着手しました。10周年の記念行事も担当しましたが、こちらも上場を見据えて、社員の一体感を高める狙いがありました。

── 大谷:具体的には広報としてどんな施策をやったのでしょうか?

松井:インナーコミュニケーション活性化のために社内広報に動画を活用したり、メンバーにも広報について理解を深めてほしくて、新入社員へ広報業務の説明会などを始めました。

── 大谷:社内広報に動画って珍しいですよね。

松井:もともと社内広報はテキストベースだったのですが、短い時間で情報量を多く、雰囲気まで伝えられる動画にしました。動画事業をやっていることもあり、「社内広報を動画にしてみたら?」という社長の一言がきっかけでスタートしたものです。

たとえば、社員数が増えて、朝会ができなくなったので、社長がみんなの前で直接話す機会が減ったんです。でも、社長の声を社員に届けたいということで始めたのが「月刊ギークス通信」で、社長や各部門の話をダイジェストで配信しています。新卒の紹介や新サービスの紹介、あとはこの頃から盛んになってきた部活動の活動の様子を動画で配信しました。

── 大谷:動画の利用に関しては、抵抗感とかなかったんですか?

松井:始めた当初は違和感はあったみたいですが、とにかく広報が発信することで、メンバーたちも便乗してアップしてくれるようになりました。最近は違和感なく、リアクションでスタンプも付くので、カルチャーとして定着していると思います。

── 大谷:新入社員向けの広報業務の説明会とは?

松井:私も知らなかったぐらいなので、ほとんどの方は広報ってどんな仕事なのか、なんとなくイメージしてるくらいだと思うんです(笑)。わからないのが一番、誤解を生むと思うので、より広報について理解を深めてもらう目的で、自己紹介、広報体制、広報戦略、具体的な業務内容、これまでの露出例などを説明して、ギークス広報はこんなスタンスですよ、と伝えています。

最後に一番伝えたいこととして「社員のみなさんの日々の努力が露出につながっているので、広報だけじゃなくてみんなの成果です」という話をしています。対外的な登壇の時に気を付けるべきことやSNSの使い方についての説明もしますが、これはNGというのはありません。迷ったら広報に相談してくださいというスタンスです。

社内広報を改善、そしてIPO準備へ

ギークス松井瑞恵さん

「社員数が増えたことで、全体に情報が行き届かないという課題があったので、社員にコミュニケーションツールや社内広報に関するアンケートをとって現状把握から、打ち手を考えました。」

── 大谷:広報4年目が昨年(2018年)ですね。

松井:はい。昨年は「ちゃんと届いているのか」を見るカイゼンのフェーズでした。特に社員数が増えたことで、全体に情報が行き届かないという課題があったので、社員にコミュニケーションツールや社内広報に関するアンケートをとって現状把握から、打ち手を考えました。その結果、コミュニケーションツールを統合したり、社内広報のコンテンツを要望に合わせて改善したりできました。

── 大谷:今から考えればという話なんですが、この時期になるとIPO目前になってきますね。

松井:はい。この時期はコーポレートサイトを再度リニューアルしましたし、PR動画も制作しました。すべてはIPOに向けたブランディング強化として、再度社長とタッグを組んで進めるプロジェクトでした。

── 大谷:IPO準備に関わる広報の役割とは?いわゆる普通の広報業務と違うんですか?

松井:意識するところが違いますね。ステークホルダーも増えることを想定して考えていく必要があります。私は、会社説明資料やIRページなど、IPO関連のコミュニケーションツールの制作を担当しました。おそらくこれまでの3年の経験がなければ難しかったです。改めて、会社のストーリーを整理する機会となりました。

この時はとにかく現場の声を拾うのに必死でした。たとえば、使う言葉すら統一するよう気を付けました。私たちはフリーランスのエンジニアを「支援する」のか、「サポートする」のか、「フォローする」のか、全部意味合いが違いますよね。だから普段現場のメンバーがどの言葉を使っているか、違和感がない表現を聞いたりしました。

── 大谷:けっこうやりつくした感じもあるのですが、次の目標はなんでしょうか?

松井:上場企業としての広報体制の確立です。未知の世界なんです。危機管理広報や、IRや数字まわりも理解できる広報にならないといけません。

コミュニケーションを通じて、組織作りや改善にまで踏み込んでいる

ギークス松井瑞恵さん

「最初は行動量が実を結ぶと思います。私も、足で稼ぐ感じでした(笑)。地道に露出を続けていくと、必ず成果に結びつきます。」

── 大谷:松井さんの広報経歴を振り返ってきましたが、やはりこの界隈では珍しく1つの会社でわりと長く広報職やっているじゃないですか。だから広報の仕事を拡げつつ、深く掘り下げている感じがするんですよね。

松井:そうですね。確かに、最近「広報」という肩書きでいいのかな?という疑問はあります(笑)。広報からスタートしていますが、経営企画部という部署にいますし、コミュニケーションを通じて、組織作りや改善みたいなところまで踏み込んでいるのかもしれません。ここまでフィールドを拡げ、挑戦する機会を与えてくれている会社には感謝しています。

── 大谷:なるほど。PRマガジンの読者が気にしている目標やKPIにあたるところも教えてください。

松井:当初はプロセス目標だけだったと思います。メディア訪問数や、発信数など、自分が動けば動くほど積み上がる数字ですね。でも、2~3年目になると掲載も増えてきますし、アウトプットも目標に入ってきます。掲載内容、つまりは「質」も評価対象にという考え方のもと、掲載ごとに内容分析をして加点するポイント制にしました。半期ごとに案件やテーマで見立てを立て、想定の合計ポイントを追いかけるので、必然的に質と量の両方が求められます。いまでは、会社フェーズに合わせ、目標設定も変わりました。チーム目標として発信数、社内広報の満足度をKPIに、個人目標は今期新たに挑戦したいことを設定しています。

── 大谷:裏を返せば、最初からアウトプットは大変と言うことですよね。

松井:広報になって半年くらいは情報収集や整理の時期なので、掲載に結びついてもあくまで点のものになりがちです。最初はそれでいいと思いますが、やはり戦略が大切。むやみやたらに動いても散らばってしまうだけかもしれません(笑)。

やはり順序ってあると思うんですよ。まずは社長や事業のアピールで実績を積んでこそ、より深い部分でのアウトプットに結びつくので、最初は社内の情報を整理して、なにを出していくかの戦略を立てる。確かにスピードも重要なんですが、このタイミングに出したいという情報がある場合は、情報の出し方、順番など事前にしっかり設計しておく必要があると思います。

── 大谷:そこらへんの資質って、育てられるんでしょうか?

松井:最初は行動量が実を結ぶと思います。私も、足で稼ぐ感じでした(笑)。まさに「質を量で培う」必要があって、広報も量が質に変わる転換期があります。地道に露出を続けていくと、必ず成果に結びつきます。後輩の広報さんにはぜひ質に変わってきたタイミングを実感してほしいです。
とにかく成長に貪欲な人に広報はオススメです。わたしも、毎日初めてのことばかりですが、それを楽しめる方に挑戦してほしいです。

ギークス松井瑞恵さん

「とにかく成長に貪欲な人に広報はオススメです。わたしも、毎日初めてのことばかりですが、それを楽しめる方に挑戦してほしいです。」

息抜きは、都内のカレー屋さんを巡るランチ会

「渋谷のマリーアイランガニー」のカレー

「渋谷のマリーアイランガニー」のカレー

── 大谷:普段、かなり忙しいと思うのですが、息抜きとかどうしてますか?

松井:ランチに仲の良い広報仲間や記者さんとおいしいものを食べに行っています。カレーが好きで、都内のカレー屋さんを巡るランチ会を定例で開催することも。

── 大谷:カレーといってもいろいろありますが、どの手が好きなんでしょうか?

松井:スープカレーも好きですし、欧風カレーも好きですし、スリランカカレーも好きです。よく行くのは、渋谷のマリーアイランガニーというお店ですね。ポークカレーが絶品です。

── 大谷:わりと本気のカレー好きですね。まあ、私もそうですが(笑)。

今回のPRパーソン紹介

■ギークス株式会社 広報
松井瑞恵(まつい・みずえ)さん

ギークス松井瑞恵さん

■ギークス株式会社(https://geechs.com/

2007年8月設立。ITフリーランスの支援事業を中核に、ゲームや動画、IT人材育成など多彩な事業を手がける。
ギークス松井瑞恵さん