ターゲットに響くコンテンツをつくる、3つのステップ

こんにちは。
広報・PRに関わる方は冊子やメルマガの製作業務に携わる方も多いと思いますが、
単に発行部数などを増やすだけでは、なかなか成果には結びつかないようです。
コンテンツ制作は、質も大切。
どういうコンテンツであれば、ターゲットに行動してもらう事が出来るでしょうか?
視聴者・読者の心に響き、行動につなげる露出の中には
3つのステップが含まれています。
昨今のヒット書籍
『20歳若く見えるために私が実践している100の習慣』(著:南雲吉則氏)等を例に、
簡単にまとめてしました。


関心を引く露出に通じる、3ステップとは
「危機感醸成」→「共感」→「解決策」。
「危機感醸成」&「共感」で関心を引き付け「解決策」で具体的な行動を喚起します。
南雲氏の場合だと、3ポイントをこのように振り分けることができます。
(便宜上、抜粋ではなく要約させて頂きました)
危機感醸成:
・「このままの悪い生活を続けると、確実に老いはやってきます」
・「ジョギングは良くない。心拍数が上がり短命になるから」
・「どうせ努力しても変わらない、という人ほど、
病気になると病院に泣きついてきます」
共感:
・書籍のテーマとして「若く見えるための~」という
若さや美しさの肯定。
・「30代のころ、私は老けて見られましたし、しかも太っていました」
解決策:
・スポーツはしない
・「腹6分目」を目指す
・人工甘味料はとらない
・空腹時にお茶やコーヒーを飲まない etc
この3ステップが1冊の本の中に凝縮されていました。
それでは、各項目の効果を考えてみましょう。
■共感
健康でありたい、長生きしたい、美しくなりたい、お金が欲しい。
多くの人が願っているだろう欲求に肯定的であること。
それに共感することです。
人間は共感のいきものとも言われるように
共感できる情報に対しては、強く関心を抱くものです。
■危機感醸成
提案の前日になって、焦って資料を作り出す。
皆さん、一度はこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。
危機感を持つと、行動に繋がります。
この夏で3キロ太ってしまった女性が、
自分のお腹の贅肉を見て、「やせなきゃ!」と思う心理です。
彼女は即座に、効果的なダイエットの情報を、必至で集めはじめます。
■解決策
「共感」「危機感醸成」で関心を引きつけた直後は
視聴者や読者の意識が、悩み・欲求に向いています。
そのあと、こう思います。
「で、どうすれば理想に近づけるの?」「今すぐ解決したい!」
その疑問に答えられる、解決策を提示しましょう。
加えて、その解決策がいかに効果を出せるか、という点において
実績・事例などで現実味を持たせることも大切です。
南雲氏の場合、
健康で長生きしたい、若くありたいという欲求に対して
「空腹時にコーヒーは飲むな」というような具体的な
解決策、それも1冊に100個も提示しています。
ターゲットに対して、この手法を実践したいと思わせることに成功。
これで見事に、ヒットへと結び付きました。
・ターゲットの共感すること、または抱えている悩み
・現状のままだといけない、という危機感醸成の論理
・どうすれば、その危機を食い止めることができるか、という解決策
この3点をセットにして情報提供する事で、「読者に響く情報」となります。
コンテンツ制作はターゲットに関心をもってもらえる内容となるよう
こういった工夫もひとつ、大切ではないかと思います。
それでは、また来週。

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