歴史を動かす映像の説得力

こんにちは。
日に日に春の暖かさを感じさせる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょ
うか?
コミュニケーションデザインのオフィスにも、今日は窓から春らしい暖か
い日差しがふりそそぎ、「お昼休みは外へ出て、日なたぼっこしたい~」
と思いながら、このメルマガを書いています。
さて、海の向こう(何だか古くさい言い方、このグローバル時代に…)の
アメリカでは、大統領予備選の真っ只中。
ヒラリーかオバマか、民主党の候補者争いがヒートアップしています。


ことに今年の大統領選で注目なのが、映像を利用した両陣営のPR合戦。
映像によって全世界に流されたヒラリーの涙の真意については、
米国のみならずさまざまな国々で話題を集めました。
そもそも、映像を使ったPR戦略のルーツは、’60年代にケネディ大統領が
大統領選挙のテレビ討論会に臨んだ時から始まったと聞きます。
ひとつの映像、1枚の写真が政治を大きく動かした
(ひっくり返したというべきか)事例がいくつもあります。
政治を大きく動かしたPR映像や写真の存在とはどのようなものがあったか
覚えておられますか?
例えば、東欧民主化、ベルリンの壁崩壊の時は、民衆は西側から流れてく
るテレビの電波を受信して情報を収集していました。
ルーマニアではチャウシェスク大統領が演説で民衆から大ブーイングを
受ける映像が全世界に流れ、体制崩壊につながりました。
また、先日放映されたTBSのテレビ番組「3月10日東京大空襲 語られな
かった33枚の真実」を見られた方もおられると思います。
その番組で紹介されていた、警視庁のカメラマンだった石川光陽氏。
東京大空襲直後の惨状を33枚のフィルムに収めていました。
当時のGHQは「空襲の悲惨な現場の写真が流出すれば、占領政策上
不利になる」と考えたのでしょう。そのネガの供出を石川氏に要求した
そうなのですが、石川氏は頑なに拒み続けたというのです。
「歴史を後世にきちんと伝える」という石川氏の信念ある姿勢に、
私は感動しました。
63年前も、それだけ映像は説得力、影響力あるものでありました。
今後もそうあり続けるでしょう。
映像は「見る」意思がなくても、メディア(テレビなど)の前にいて、
ただぼんやりとながめているだけでも、衝撃的な映像はいやでも
目に飛び込んできます。

昨今は、ブロードバンドの普及により、Web等で動画を閲覧するに十分な
環境が整い、インターネットを介したメディアでも、映像(動画)の
採用が目立ってきました。
YouTubeをはじめとする動画共有サイトに数多くのアクセスが集まり、
動画を採用したインターネット広告も、新しいメニューが次々発表されて
います。

株式会社セプテーニが運営するWebマーケティングガイドの調査によれば、
「今後動画広告を見て、商品やサービスの購入に影響を受けることがある
と思うか」と尋ねたところ、半数以上の人が「効果がある」と答えている
との結果が出たとのこと。
http://www.e-research.biz/profile/pro_9/001589.html
映像(動画)は、テレビのみならず、インターネットや街頭ビジョンなど
を通じて、PRの分野でも目が離せなくなることは間違いないと思われます。
私も映像を活用したPRを研究し、「後世に歴史を残す」PRパーソンに
なりたいと思う、今日この頃です。

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