露出確度を高める第三の資料

皆様、お久しぶりです。
産休復帰から、約一年半が経ち
メルマガ執筆を再開することになりました!
復帰第一回目くらいは、ママに関連する話題の方が
良いのかもしれませんが、それはまた今度…ということで
今回は、私の成功体験をもとに
「メディア露出の確度を高める資料」について
お話しさせていただきます。
ただし、プレスリリースの作成方法ではありません!


近年、「メディア向けの資料」としては
・プレスリリース
・ニュースレター
の二種類を採用している企業が多いと思います。
プレスリリースは、新規性・ニュース性があれば
ストレートニュースとして露出する可能性は
高いと言えます。
しかし、新規性・ニュース性の要素が薄い場合
メディアが企画している内容やコーナーに“運よく”合致しない限り
ごみ箱行きになる可能性が高くなります。
また、ニュースレターは、積極的に取材ネタを提供するというより
どちらかと言えば、自社に関する様々な情報を定期的に発信することで
メディアとのコミュニケーション強化を図る資料と言えます。
そこで、今回ご紹介したいのは
「プロモートシート(私は『企画提案資料』と呼んでいますが)」
という第三の資料です。
自社の情報を中心としたプレスリリースやニュースレターに対し
プロモートシートは、“他社の情報”や“業界の動向”
“社会問題・トレンド”なども載せた、一つの企画として
成立する資料です。
(そのため、余談ですが、私の場合、基本的には
クライアント発信ではなく当社発信の資料としています。)
このプロモートシートを活用するメリットは
メディア側に
●今、この情報を取り上げる必要性を伝えることができる
●具体的な報道イメージをもってもらいやすくなる
という点です。
つまり、メディアが関心を持っていない話題で
企画を検討してもらうための「攻め」の資料と言えます。
先日、私もあるメディアにどうしてもクライアントの商品を
露出させたく、以下のようなステップで、そのメディアの特性に合わせた
プロモートシートを作成し提案しました。
【プロモートシート作成までのステップ】
1.ターゲットメディアの報道分析(過去3年分)を行い
企画成立のために必要な要素をリサーチ
2.提案の切り口をある程度決めた上で、競合他社の商品や
その他、企画に関連する商品やサービスの特徴や料金
ターゲット層などを調べ、一覧にする
3.国や調査機関が発表しているデータを調べ、今この企画を
取り上げる必要性を訴える材料をそろえる
4.この企画のテーマについて詳しい専門家を過去の記事や
All Aboutなどでピックアップする
5.1~4の情報をシートに落とし込む
企画を成立させる上で、どうしても必要な情報が
なかなか見つからず、長時間PCとにらめっこしたりもしましたが
その甲斐あって、私の企画が7割採用される形で
クライアントの新商品でもない商品を露出させることができました。
もちろん、プロモートシートでは他社の商品やサービス
専門家などをご紹介していたので、クライアント企業だけの
露出ではありません。
しかし、既存の商品にもう一度
スポットライトを当てることができました。
プロモートシートは、クライアントの手元にはない
“他社の情報”や“業界の動向”、“社会問題・トレンド”などの
情報を直近の記事やニュース、国の統計など、あらゆるところから
探し集め『今報道すべき理由付け』をしていくので、非常に時間と
根気、専門性のいる作業でもあります。
「自社でここまで行うのは、なかなか難しいなぁ…」という場合は
是非、当社までお声掛けください。
さいごに
このプロモートシートは、プレスリリースのように
各社に一斉配信するような性質の資料ではありませんので
使い方にはご注意くださいね。

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