PR目的のコラボレーションを最大限生かす方法!

いよいよ真夏になり、うだるような暑さが続いています。
PRに従事していらっしゃるみなさまも、暑さに負けじと日々PR戦略について頭をひねらせていることだと思います。

そんな中、今回は「コラボレーション」についてお話しします。
コラボレーションはPR戦略の中でも非常に成果が出しやすい手法のひとつです。
特に自社がまだ成長過程にあって知名度がイマイチの場合や、ブランドイメージを新しい方向に転換したいとき、こんな時は、よいコラボレーション先を探すことで、一気に話題になったり、ブランドイメージに新しいカラーを添えることができます。

ただし、注意すべき点がいくつかあります。
実際に最近、「コラボレーションしたはいいが、相手の企業の認知ばかり上がって、自社にうまみがなかった」
「せっかく取り組んだのに、メディアに取り上げられなかった」
という相談が続いています。

注意点を列挙し始めたら際限がないですが、最低限、これだけは確認しておきましょう。

1.コラボレーションの相談を始める段階で、その後の広報活動についても確認しておきましょう。

コラボレーション先によっては、積極的に広報活動をしたがらないケースがあります。
また、店頭などで何かを行う場合、どこまで自社の社名や商品名・サービス名を出せるものなのか、必ず確認しましょう。
特に自社よりかなり知名度のある会社様とコラボする場合、なかなかこちらの要望が通りにくく、「コラボしたはいいが、あとになって広報活動が制限されてしまった」ということが無きにしも非ずです。
かならず、「PRも念頭に入れているコラボレーションである」ということを明確にし、実施内容を相談しましょう。

2. 取材獲得時の協力要請を事前に取り付けておきましょう

これも実際にたまに聞く話なのですが、コラボについてPR活動を行った結果取材を取ったものの、思いのほかコラボ先の企業様の取材対応が良くない、というものです。
こちらからするとPRのために一生懸命取り組んだことでも、コラボ先からすると、たくさんあるコラボのひとつ、ということも十分あり得ます。
「1」と通じることですが、取材獲得時にどういった対応をするのか、誰が対応窓口なのか、明確にして、協力体制を取り付けておきましょう。

3.メディアリレーションの住み分けを行いましょう

2社で取り組むということは、広報活動がバッティングする可能性があるということです。事前にメディアリストを共有し合い、アプローチ先を住み分けるか、リリース配信時に2社からそれぞれ案内が行くことを明記するか工夫をして、メディアが混乱することがないようにしましょう。

以上になります。
せっかく苦労してコラボレーションするのですから、最大限PRに活かしたいですよね!ステキなコラボレーションができることを祈っています。