突然ですが、情報を入手する際どのメディアを活用しますか？
テレビやラジオ、雑誌、ニュースサイト、SNSなど世の中には様々なメディアがあり、日々大量の情報が発信されています。
広報PRをご担当されている方は、企業の情報を消費者に伝え、自社の商品やサービスを多くの方に知ってもらいたいはずです。
そこで今回は、新聞・雑誌・テレビ・ラジオの4媒体を指すマスメディアと、近年影響力を強めているSNSをはじめとしたソーシャルメディアについて、お話したいと思います。
マスメディア
（1）マスメディアとは
マスメディアとは、大衆に対して情報伝達をする媒体のことです。マスメディアは新聞・雑誌・テレビ・ラジオの4媒体を指し、不特定多数の人々に対して様々な情報を伝達する「マスコミュニケーション」の役割を持ちます。
（2）特徴
マスメディアの特徴は、大量の情報を同時に多くの人に向けて、一方的に発信する点です。マスメディアは不特定多数の人に情報を伝達できますが、情報を受けるか受けないかは個人に任されます。しかし、テレビで紹介されたお店が行列になる、商品が売り切れになるなど、マスメディアの存在は、広報の方にとって重要なものになっています。
（3）種類
マスメディアは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオの4媒体のことを指します。
【新聞】
社会の出来事の報道や論評を、広い読者を対象に伝達する日刊や週間などの定期刊行物です。紙で発行されることが多いですが、最近ではweb上で読むことができる電子版の提供も行われていています。新聞は、一般紙と専門誌に分類ができ、一般紙は全国紙、ブロック紙、地方紙に分かれます。専門誌は、スポーツや経済、業界など、特定のジャンルに特化した新聞です。
【雑誌】
特定の誌名を冠し、種々の記事を掲載した定期刊行物です。週刊、月刊が主流になりますが、旬刊や半月刊、隔月刊などもあります。内容によって、総合雑誌、専門雑誌、娯楽雑誌などに、購買層によって一般誌、男性誌、女性誌、ティーンズ誌などに分類されます。多種多様なジャンルを網羅しており、新聞同様、紙だけでなくweb版も刊行されています。
【テレビ】
電波を用いて、遠隔地に映像を伝送し、受像機にその映像を再現すること技術のことです。テレビの特徴は、映像と音を用いて情報が伝えることができ、速報性が高い点であり、マスメディアの中でも影響力があるといえます。ニュースやドラマ、バラエティ、スポーツ、音楽など様々なジャンルの番組があります。近年では、インターネットでの同時配信や、見逃し配信などのサービスも提供しています。
【ラジオ】
電波を利用して放送局から送る報道・音楽などの音声放送のことです。また、受信機と乾電池さえあればいつでもどこでも聞くことができるので、災害時停電が起きても使用できる重要な情報源となります。インターネット配信も始まり、聞き逃し配信や地方局のコンテンツも全国で聞くことができるようになりました。
ソーシャルメディア
（1）ソーシャルメディアとは
ソーシャルメディアとは、インターネットを利用して誰でも手軽に情報を発信し、相互のやりとりができる双方向のメディアのことです。インターネットが普及したことにより、近年影響力が高くなっています。
（2）特徴
ソーシャルメディアの特徴は、発信者と受信者の双方向で情報のやり取りができるという点です。個人の誰もが発信者になれ、受信者は受け取った情報に対して、コメントやいいねで反応することができ、お互いの関係を視覚的に把握することができます。また、受信者が受け取った情報をさらに発信することもできるため、拡散されやすく、情報が多方面に広がりやすくなります。
（3）種類
ソーシャルメディアはInstagramやTwitterなどのSNSをはじめ、YouTubeやTikTokなどの動画共有サイト、ブログなどです。さらにはWikipediaなどの不特定ユーザーの情報が蓄積するものや、食べログや通販サイトのレビューなどもソーシャルメディアに分類されます。
最後に
テレビ局の方に情報提供をした際、「SNSで話題になっていれば、検討しやすいです。」「もっとバズっていれば、取り上げる可能性が高まります。」という反応をいただくことが多く、最近ではマスメディアもソーシャルメディアから情報収集しています。
それぞれのメディアの特徴を理解し、マスメディアとソーシャルメディアをうまく活用して、PRに役立てていただければと思います。
【ニックネーム】泣きぼくろ
【これまで担当した業界】食品・医療・出版社
【趣味】ライブに行くこと。月に1度のペースで参戦しています！
【プチ自慢】実はY字バランスができます。
